第五章
「でっけぇー!」
何はともあれ、無事にスーパーマーケットに辿り着いた。その大きさにディディーとトゥーンは声を揃え、瞳を輝かせて。
「よぉーし! 買うぞー!」
「おーっ!」
ピチカの掛け声に、他四人は元気よく腕を振り上げる。まずは傘を畳み、店頭にある傘立ての中へ。店内へ入っていくのを見送って、リンクは茂みの中から顔を出す。
「ここまでは問題ないですね」
ふぅ、と短く息を吐き出すリンクに、
「こっからも問題ないやろ」
と木の幹に寄りかかりながら、ドンキー。
「どうかしら」
リムの意味深な発言に、ドンキーは疑問符を浮かべる。ユウは腕を組みながら、
「確かにな」
「なんやなんや? 何が問題やねん」
早く教えろとばかりに詰め寄るドンキーに、リンクは今一度、短く息を吐き出して。