第三章
「なるほど、ああなるわけか」
続いての対決はカービィ・メタナイトペアと、ゲムヲ・ロボットペア。
目隠しをするのはカービィとゲムヲである。メタナイトはさっさとカービィに目隠しをしてやると、木刀を手渡して。
「サポート頼むよー? メタナイト」
「パートナーを負かすつもりはない」
風船付きヘアバンドをしっかりと頭に嵌め、木刀を受け取っては肩に担ぎながらへらへらと笑うカービィ。
一方のメタナイトは腕を組みつつふんと鼻で笑うと、カービィの傍から離れて。
その頃、ゲムヲは目隠しをされた時点で見えない状況に苦戦。おろおろとしている様子のゲムヲを目に、ロボットはぽんと頭の上に手を置くと、小首を傾げながら。
「大丈夫デス?」
ゲムヲはその声を頼りにロボットの方を向き、若干不安げに小さく頷いてみせる。