第三章
メタナイトは腕を組みながら。
「単純に見えて、このゲームは難解だ。何しろ、頼りになるのはパートナーの呼びかけによるサポートだけなのだから」
するとカービィも前に出てきて。
「つまりぃ、普段からどれだけパートナーを信じ、信用されてるかってわけだねぇ。それにこれ、敵側の声も聞こえるから、本当に迷いなく信じて攻撃を仕掛けなきゃ、動き読まれちゃうしぃ」
なるほど。こうして考えると、風船の中の液体が何なのかはどうでもよくなる。
パートナーを信じ、戦う……このゲームで優勝したペアこそが、信頼度の高い真のパートナー同士とも言えよう。
「ネロ、ローナとシフォンのこと信用してないんじゃない?」
「なっ」
「信用してないからわざと嘘言われて、相手に風船割られるとか思ったんでしょ……ま、可能性が無くは無いけど」
カービィはくすくすと笑って。