第三章



「……夏だな」
「夏だね」

ちなみに生きていたこの二人。

海方面を向いた白いビーチチェアにゆったりと座り、ビーチパラソルの下で口々に呟くのはマリオとルイージである。

双方サングラスを掛け、いつもの帽子は脱ぎ、共に両腕を枕に足を組んで夏を満喫。

「夏といえば……水着だな」
「水着だね」

二人はだらしなくもにやけて。

先程からルーティとはしゃいでいるローナは、水色に白の水玉が可愛らしいビキニを着用していて、髪はポニーテールにして括っている。これぞサマーガール!

……貧乳なのは残念だが。

フォックスと一緒にいるシフォンは黒色のパレオを着用。あああ、一体何カップなんだと問いたくなる胸が水着から溢れ落ちそうで危なっかしい……すらりと伸びたあの白い脚がいやらしく際立っていて――
 
 
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