第一章



「ああぁあああああっ!」

ダークトゥーンは天井を仰ぎ、発狂した。

すると、楽譜から放たれた赤黒い光の玉がダークトゥーンの胸に吸い込まれて。


――どくん。


心臓が大きく鼓動して、ダークトゥーンは唇を震わせる。やがて体に赤黒い光が灯り、ダークトゥーンは頭を垂れて。

元々短く揃えられていた白髪は途端に腰辺りまで長く伸びて、徐々に背も高くなり、子供の面影は無くなって。身に纏った黒服は所々が裂け、ぼろぼろになってしまい。

「何事!?」

先程の声を聞き付けてきたのか、ダークピチューは扉を開いては部屋に飛び込んで。

彼のパートナーのダークプリンも続いて部屋に飛び込み、ダークトゥーンの変わり果てた姿を目の当たりにして言葉を失い。
 
 
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