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偽りの天使
何処かから溢れ出た白い光が、丸く円を描きボク達を呑み込んだ。
まるで沢山の羽毛に包まれたかのような。
柔らかくて。温かくて。
綿毛が飛ぶように視界を妨げていた白い光は粒子となって、消える。
海。
「ピット」
声が聞こえる。
「ピット!」
はっと目を開いた。
意識が巻き戻り、現実へ。
「……え?」
海。
その上を。すれすれのところを。
「なっ」
――ボク達は。
「なんじゃこりゃあぁあ!?」
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