偽りの天使
「ちょ、リーダー!」
「相変わらずやんちゃですねえ」
五。
「外したか、一旦距離を取れウルフ」
「分かりました」
ロイは翼をとんと蹴る。
「っ、」
ダークフォックスは振り返った。
「……?」
誰もいない。
「止まってますよ」
ダークファルコの指摘を受け、ダークフォックスは怪訝そうに加速。
「……そういえば何か見落としているような」
はて。
「まっ気にせず楽しませていただきましょうか」
メタナイトはマントを翻して視線を遣った。
「おまたせ、寂しかった?」
さっと背後についてカービィは構える。
「上手くやってくれるといいんだけど」
「その件については終いだ今は前を見ろ」
メタナイトは剣を振るって飛び出す。
「……はいはい」