頑張れ番長!
「クッパ」
「ふん。案ずるな。戦術の授業以外での特殊能力の使用は禁じられて――」
それまで近くにいたデデデがそっとクッパから離れ、クッパが振り向いた直後。
バチバチッ!
スピカの電撃がクッパを襲う。
声を上げる間もなく黒焦げになってその場に横たわるクッパを尻目に、スピカはふんと鼻を鳴らして離れた席に腰を下ろす。
「ま、まさか本気……で、とは……」
「天性の阿呆だな」
ぴくぴくと震えるクッパに近付き、屈み込んでは溜め息混じりに、ぽつり。
「あれは小さ」
すかさず、スピカはデデデを睨み付ける。
「……分かっただろ」
瞬時にクッパは立ち上がって。
「小さいって言わなければいいのだな!」
バチバチッ!