スマ学200のお題
88.危機感
「レッド殿は男なのか?」
昼休み。
「それはセクハラか?」
ここはすま組の教室。冒頭の質問を投げかけたリオンはというともう既に冷たく見下し踏みつけるネロの足の下。
「違う……」
「なら言ってみろ」
「も、もう少し上の方を……」
そっちかよ!
「あーでも分かるかも」
話に参入してきたのはカービィ。
「何というか雰囲気がね」
「……俺は男だよ?」
当人のレッドは苦笑いを浮かべて。
「ならば早急に証拠品提示を! ズボン下ろして!」
「上の方がいいんだったか?」
「ああぁんっ!」
「証拠……という程じゃないんだけど」
レッドはカービィの手を取ると。
手のひらを。
自身の胸に押し当てて。
「ほら」
レッドは笑いかける。
「男でしょ?」
確かに真っ平らだけど!
「僕もやるー!」
と。近くで見ていたローナがカービィの空いたもう片方の手を、自身の胸へ押し付けるのだからとんでもない。
「どうだ、魅惑のBカップだぞー!」
「出直してください」
「ずがーんっ!」
「なら。私のはどうかしら」
後ろから押し当てられる豊満な……
「ここはネロ殿もひとつ!」
「触るんじゃねえ変態!」