スマ学200のお題
2.マジカルバナナ
「なぁーんか暇やなあ」
休み時間。
ドンキーは教科書とノートを机の中に仕舞うと、頬杖を付きながらぼやいて。
「じゃああれ、マジカルバナナ!」
「お、ええでぇ」
「ほう、面白そうではないか」
隣の席のディディーが提案すると、ドンキーはにっと笑って賛成。聞き付けたクッパがドンキーの机に腰を下ろして。
「我が輩も参加するぞ!」
「人数は多い方が楽しいのだと聞く」
ディディーの後ろから生えてきたのはリオンである。ディディーは身を引いて。
「ほな、半時計回りで始めるでぇ……せーのっ、マジカルバナナ!」
ドンキーは手拍子をしながら、
「バナナというたら黄色!」
「黄色といったら、キリンだな」
「キリンといったら長いっ!」
「長いといったら……ま、迷うな。まだ全員のを見たわけじゃないからどれが長」
ユウがすかさず飛び蹴り。
「あかん。こいつおったらループせんわ」