埃を被った資料


◇特殊防衛部隊



国を防衛する為の部隊は何処にでも存在するものだが、この特殊防衛部隊についてはレイアーゼだからこそ許された有能な戦士の集まりである。

特殊防衛部隊に入隊するには各地で開催される試験大会で上位を勝ち取るか、政府より直々に招待を受けてそれに応えるしか方法はない。だがしかし、部隊を結成した後それが隊長による推薦であれば、入隊することが可能であるケースもある。


特殊能力を持った有能な戦士の集まりだから特殊防衛部隊というわけではない。

入隊すると第一級任務の解放と捕獲任務での最終対応として殺処分が解禁される。レイアーゼの誇るべきトップの部隊であるからには手段を選ぶなという政府からのお咎めだろう(DX部隊の初期、ぴりぴりとしたムードが漂っていたのはその為)。


DX部隊のメンバーに関してはその殆どが政府からの招待か管理下にあたるマスターによって抜擢された。特殊防衛部隊として優秀な成績を納め名を揚げていたが終焉の戦いの後、再起不能と判断したフォックスの申請によって解散している。

十四年後。政府は新たにX部隊の結成を望むが、各地で試験大会を開催後に亜空軍の目に留まり一時的に司令塔諸共乗っ取られてしまう。

結果マスターの手によって招待状が届けられた元DX部隊メンバーと、試験大会を勝ち進んだ他のメンバー達によって新たにX部隊が結成された。


X部隊にはパートナー制度がある。互いの能力を高める為、欠点を補う為とその理由は様々考えられるが最も信憑性が高いとされている理由は『互いを殺さずに生かし、どちらかが欠けたとしてももう一方が使命を果たす為』とされている。

レイアーゼの誇りと謳われる特殊防衛部隊と言えど政府の目は冷たいもので、他の部隊と同じく単なる戦闘要員程度にしか思われていないようだ。


DX部隊リーダーはラディス。X部隊リーダーは皮肉にもその息子であるルーティである。
 
 
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