去る春、君の声だけが在る2
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本部テントは明日の朝も使うからって片付けもほとんどなく、大会全行程が終了次第の解散となった。
私は来客対応に追われて表彰式を見に行けなかったが、本部テントからでも表彰式の音は聞こえたし、姿も遠目ながら見ることができた。御堂筋の勝利演説は酷いものだった。
悠人が表彰台に乗るのだから見に行きたい気持ちはあったが、本当に行かなくてよかったと思った。あの場にいたら、ブチ切れてステージに上がる自信しかなかった。泉田さんも葦木場さんも表彰側だったので、キレ散らかして壇上に上がったらめちゃくちゃ怒られるだろうなと思った。本当に行かなくて正解だった。だって顔が見えないくらい遠くても、こんなに酷い気分だってのに。
本当なら友達が優勝したんだから、拍手をしてあげたかった。そういう気持ちはなくはなかった。私は箱根学園のマネージャーで、でも御堂筋のことは友達だと勝手に思ってるから。行っても拍手どころじゃなかったな……これは。
帰り道に京伏と揉めた事もあって、ひとり遅れて宿に戻った。岸神のひどい物言いは私が煽って引き出したものだとわかっているけど普通にキた。
あー、疲れた。
ブドウは本部テントに立ち寄った部員が先に宿に持ってってくれた。宿舎の調理場に寄ったら、話は通っていて「ああ!自転車の、預かってますよ」と大きな冷蔵庫からよく冷えたブドウが出てきた。お礼を言って皿を受け取って、部屋に向かう。ミーティングが始まる前ならいいかなと声をかけて襖を開けると、予想通りレギュラー陣がくつろいでいた。
「どうかした?」
「地元の方からブドウいただきました。よかったらどうぞ」
「ブドウ?」
「今年の山形レース、出走前のメカトラで葦木場さんに助けてもらった方です。お家の方がこの辺りで青果卸やってる方だったみたいで。今日お礼にって本部テントにいらっしゃったんです」
「……あれな!」
黒田さんが手を叩く。レースの報告で頭を抱えていた姿が記憶に新しい。葦木場さん本人はよくわかっていないで「へー」って感じの反応だった。
「食べます?聞いたら、剥かずにそのまま食べれるやつだって」
「え、食べる食べる〜」
「真波!」
「ちょっと待って、枝だけ切るから」
ビニール手袋とウェットティッシュ、それから調理場で借りてきた専用の鋏と小皿。バシさんが感心と呆れ半々のため息。
「お前マジで準備いいよな……」
「いや、鋏と皿は借り物だからね」
パチンパチンと枝を切って、マスカットを皿に並べる。まず葦木場さんに差し出すとキョトンとして、それから拒否の姿勢。
「オレ?いいよ、あとで……」
「拓斗のために持ってきたんだろう」
「そうですよ、高いやつですよコレ!」
悠人が無理やり葦木場さんに皿を持たせる。葦木場さんは大粒のマスカットをまじまじと見つめて。一粒千切って、口に運ぶ。私はあまり見ないようにして次の枝を切ってさらに並べる。
「……うまい」
「それにしても立派だな、買ったら一房2,000円はくだらないだろ」
「え!そんなにするの!?オレもう500円分くらい食べたかも」
黒田さんと葦木場さんのいつものやり取りを横目にひたすら枝を切る。
次の皿が用意できたので「はい」と差し出すと、葦木場さんが「じゃあ次は塔ちゃんだね」と受け取った。
「拓斗」
「スプリントの副賞だよ」
私は一瞬受け取らないんじゃないかと思ったが、泉田さんは「ずいぶん豪華な副賞だね」と笑って受け取った。私はとりあえずひと房切り終えて次のブドウを解体する。
その次は上方でのアイコンタクトの末、悠人に渡された。「ゴール、よくやった」と葦木場さんから労いの言葉をかけられ、悠人は困惑した表情で「でも、オレ」と言い淀んだが、「もらっとけよ。どうせ全員食うんだから」と黒田さんに黙らされた。そうだよ、ブドウは全員分ありますから。
「……美味しい」
悠人の表情はまだ晴れなかったが、私はとりあえずニコニコしておいた。なるべく能天気そうに。
「でしょう!この辺果物たくさん取れるらしくて!暑いとこだな〜って思ってたけど、果物にはいいのかも」
「へー」
「ちょっと真波、ウェットティッシュあるから手はそっちで拭いてよ。バシさんそこのパスしてやって」
「ほらよ」
「ありがとー」
真波に文句を言いながらもとりあえず全員に配り終えて、一仕事終了。レギュラー陣は珍しい差し入れを楽しんでいるようで、気分を変えるには良い貰い物だったと思う。ゴールで競り負けたし、空気暗かったらどうしようと思ってたから。ミーティングには東堂さんも顔出してくれるみたいだし、きっと大丈夫だろう。
鋏を軽く拭いて箱に戻す。本当にいい差し入れだった。単にブドウをもらえた事も嬉しいけど、これがエースの不断の努力の結果であり、レースの直前に見ず知らずの他人を気遣う優しさ、それの対価であることが嬉しい。私が好きな先輩が他所でも慕われてて、認められていることがこの上なく嬉しいというか。やっぱり葦木場さんはすごいっていうか。嬉しくって思わずニマニマしてしまう。
「おかわりもありますけど、いかがでしょう!」
「名前も食べなよ」
配った残りの大皿を葦木場さんが私に押しやった。私は慌ててそれを止める。
「本当にたくさんいただいたので、まだ残ってるんです。私は後でもらいますから!」
「いいから、名前も今日頑張っただろ。ちゃんと見てたよ」
「えーっと」
「ん?聞いていたの方が正しかった?どう思う、悠人」
「えっオレに振らないでくださいよ」
これをもらったのは葦木場さんで、その本人から強く勧められると断れない。大皿を受け取って訳もわからないまま「ありがとうございます」と頭を下げる。
私が今日、特に何か頑張ったかと言われると、表彰式で殴り込みたいのを我慢したことくらいだ。
「ですけど、私もこんなに食べられないので。もう少しいかがですか」
下げた頭を元に戻すと、レギュラー陣は神妙な面持ちで私を見ていた。どう見ても「頑張った」人への態度ではない。
妙に生暖かな笑みを浮かべてる人と、気まずそうに目を逸らす人。な、なんで!目逸らすんですかキャプテン!!
血の気が引く。まさか、アレ、私の無様な放送、聞いて。
「えっ、まさかアレ!聞いてたんですか!」
「何も聞いていないし見ていない。ボクはね!」
「あっ塔一郎てめっ逃げんな!」
「じゃあなんですかっ!……私っ!なにか……粗相を……!他校とちょっと揉めましたけど、今日はいい子にしてましたよ!本部で!!」
「……」
思い出し羞恥で取り乱して尋ねるも、泉田さんと視線が合わない。葦木場さんと悠人はブドウの皿を挟んで楽しそうだし、バシさんは「関わりたくない」の顔で黙々とブドウを口に運ぶ。にへらと笑った真波は頼りにならない。黒田さんが首を振った。「こうなったら分が悪いのはお前の方だから諦めろ」の顔だ。
なんで!?2日連続でこの反応!一体何やらかしたっていうんだ!この私が!
「何!?なんですか!?……ちょっと真波!その顔やめろ!」
「えーいつも通りでしょ」
「生暖かいの!視線が!」
先輩に文句は言えないので、同期に八つ当たり。なんで!?本当に何かしたっけ!?今日は運営補助で、真面目に仕事して、マスカットもらって、表彰式の後の京伏とは少しやりあったけど、去年より全然マシで……私が何をやったっていうの!?
「ところで」
「ヒギャッ」
場の雰囲気を断ち切るような、葦木場さんの声。思わず悲鳴が出る。
エアコンのリモコン、誰か触りました?ってくらい寒い。部屋が。悪寒がして、ぎこちなく振り向くと、葦木場さんはマスカットを摘んだままこちらを見ていた。大粒のはずが、手が大きいから小さく見えるなと場違いに思った。
「『他校とちょっと揉めた』話は聞いていないな」
「ゲッ」
「名前、詳しく話せるね?」
「泉田さんまで!やっちょっと、意見の食い違いで!大したことでは!」
なんで、このタイミングでいつもの調子取り戻してんの!?怒りのオーラこそないが平然とこちらを見る視線、そう、これがいつもの、主将の泉田さん!
「大したことかどうかは、聞いてから判断しよう」
「ひぇ」
「何があったか、話せるね?」
「……はい」
こういう時の泉田さん……泉田主将に逆らう度胸もなく、私は諦めて御堂筋と岸神と遭遇したことを話す。勿論くず肉呼ばわりされたことは伏せて。あれって主に脂肪のこと指してますよね……!?思い出したらムカついてきたな。
黒田さんが「ったく、手のかかるやつら……」とため息を吐いたが、助けてくれる気配はなかった。そして今年も他校に喧嘩を売ったことをキッチリ時間いっぱい3年3人がかりで叱られ、意気消沈でミーティングに向かうハメになった。
結局手をつけることのなかったブドウはバシさんが取っておいてくれて、ミーティングの後「あんなに怒らなくてもいいのに!」とバシさん相手に愚痴言いながら食べた。バシさんは「お前が悪い」と取り合ってくれなかったが、怒りながら食べてもマスカットは甘くて美味しかった。
で、結局葦木場さんに何を労われたのかは、わからないままだったなと思い出した。まあいいか。今更聞きに行くにしても、お説教第2弾の予感しかしないし。
私は来客対応に追われて表彰式を見に行けなかったが、本部テントからでも表彰式の音は聞こえたし、姿も遠目ながら見ることができた。御堂筋の勝利演説は酷いものだった。
悠人が表彰台に乗るのだから見に行きたい気持ちはあったが、本当に行かなくてよかったと思った。あの場にいたら、ブチ切れてステージに上がる自信しかなかった。泉田さんも葦木場さんも表彰側だったので、キレ散らかして壇上に上がったらめちゃくちゃ怒られるだろうなと思った。本当に行かなくて正解だった。だって顔が見えないくらい遠くても、こんなに酷い気分だってのに。
本当なら友達が優勝したんだから、拍手をしてあげたかった。そういう気持ちはなくはなかった。私は箱根学園のマネージャーで、でも御堂筋のことは友達だと勝手に思ってるから。行っても拍手どころじゃなかったな……これは。
帰り道に京伏と揉めた事もあって、ひとり遅れて宿に戻った。岸神のひどい物言いは私が煽って引き出したものだとわかっているけど普通にキた。
あー、疲れた。
ブドウは本部テントに立ち寄った部員が先に宿に持ってってくれた。宿舎の調理場に寄ったら、話は通っていて「ああ!自転車の、預かってますよ」と大きな冷蔵庫からよく冷えたブドウが出てきた。お礼を言って皿を受け取って、部屋に向かう。ミーティングが始まる前ならいいかなと声をかけて襖を開けると、予想通りレギュラー陣がくつろいでいた。
「どうかした?」
「地元の方からブドウいただきました。よかったらどうぞ」
「ブドウ?」
「今年の山形レース、出走前のメカトラで葦木場さんに助けてもらった方です。お家の方がこの辺りで青果卸やってる方だったみたいで。今日お礼にって本部テントにいらっしゃったんです」
「……あれな!」
黒田さんが手を叩く。レースの報告で頭を抱えていた姿が記憶に新しい。葦木場さん本人はよくわかっていないで「へー」って感じの反応だった。
「食べます?聞いたら、剥かずにそのまま食べれるやつだって」
「え、食べる食べる〜」
「真波!」
「ちょっと待って、枝だけ切るから」
ビニール手袋とウェットティッシュ、それから調理場で借りてきた専用の鋏と小皿。バシさんが感心と呆れ半々のため息。
「お前マジで準備いいよな……」
「いや、鋏と皿は借り物だからね」
パチンパチンと枝を切って、マスカットを皿に並べる。まず葦木場さんに差し出すとキョトンとして、それから拒否の姿勢。
「オレ?いいよ、あとで……」
「拓斗のために持ってきたんだろう」
「そうですよ、高いやつですよコレ!」
悠人が無理やり葦木場さんに皿を持たせる。葦木場さんは大粒のマスカットをまじまじと見つめて。一粒千切って、口に運ぶ。私はあまり見ないようにして次の枝を切ってさらに並べる。
「……うまい」
「それにしても立派だな、買ったら一房2,000円はくだらないだろ」
「え!そんなにするの!?オレもう500円分くらい食べたかも」
黒田さんと葦木場さんのいつものやり取りを横目にひたすら枝を切る。
次の皿が用意できたので「はい」と差し出すと、葦木場さんが「じゃあ次は塔ちゃんだね」と受け取った。
「拓斗」
「スプリントの副賞だよ」
私は一瞬受け取らないんじゃないかと思ったが、泉田さんは「ずいぶん豪華な副賞だね」と笑って受け取った。私はとりあえずひと房切り終えて次のブドウを解体する。
その次は上方でのアイコンタクトの末、悠人に渡された。「ゴール、よくやった」と葦木場さんから労いの言葉をかけられ、悠人は困惑した表情で「でも、オレ」と言い淀んだが、「もらっとけよ。どうせ全員食うんだから」と黒田さんに黙らされた。そうだよ、ブドウは全員分ありますから。
「……美味しい」
悠人の表情はまだ晴れなかったが、私はとりあえずニコニコしておいた。なるべく能天気そうに。
「でしょう!この辺果物たくさん取れるらしくて!暑いとこだな〜って思ってたけど、果物にはいいのかも」
「へー」
「ちょっと真波、ウェットティッシュあるから手はそっちで拭いてよ。バシさんそこのパスしてやって」
「ほらよ」
「ありがとー」
真波に文句を言いながらもとりあえず全員に配り終えて、一仕事終了。レギュラー陣は珍しい差し入れを楽しんでいるようで、気分を変えるには良い貰い物だったと思う。ゴールで競り負けたし、空気暗かったらどうしようと思ってたから。ミーティングには東堂さんも顔出してくれるみたいだし、きっと大丈夫だろう。
鋏を軽く拭いて箱に戻す。本当にいい差し入れだった。単にブドウをもらえた事も嬉しいけど、これがエースの不断の努力の結果であり、レースの直前に見ず知らずの他人を気遣う優しさ、それの対価であることが嬉しい。私が好きな先輩が他所でも慕われてて、認められていることがこの上なく嬉しいというか。やっぱり葦木場さんはすごいっていうか。嬉しくって思わずニマニマしてしまう。
「おかわりもありますけど、いかがでしょう!」
「名前も食べなよ」
配った残りの大皿を葦木場さんが私に押しやった。私は慌ててそれを止める。
「本当にたくさんいただいたので、まだ残ってるんです。私は後でもらいますから!」
「いいから、名前も今日頑張っただろ。ちゃんと見てたよ」
「えーっと」
「ん?聞いていたの方が正しかった?どう思う、悠人」
「えっオレに振らないでくださいよ」
これをもらったのは葦木場さんで、その本人から強く勧められると断れない。大皿を受け取って訳もわからないまま「ありがとうございます」と頭を下げる。
私が今日、特に何か頑張ったかと言われると、表彰式で殴り込みたいのを我慢したことくらいだ。
「ですけど、私もこんなに食べられないので。もう少しいかがですか」
下げた頭を元に戻すと、レギュラー陣は神妙な面持ちで私を見ていた。どう見ても「頑張った」人への態度ではない。
妙に生暖かな笑みを浮かべてる人と、気まずそうに目を逸らす人。な、なんで!目逸らすんですかキャプテン!!
血の気が引く。まさか、アレ、私の無様な放送、聞いて。
「えっ、まさかアレ!聞いてたんですか!」
「何も聞いていないし見ていない。ボクはね!」
「あっ塔一郎てめっ逃げんな!」
「じゃあなんですかっ!……私っ!なにか……粗相を……!他校とちょっと揉めましたけど、今日はいい子にしてましたよ!本部で!!」
「……」
思い出し羞恥で取り乱して尋ねるも、泉田さんと視線が合わない。葦木場さんと悠人はブドウの皿を挟んで楽しそうだし、バシさんは「関わりたくない」の顔で黙々とブドウを口に運ぶ。にへらと笑った真波は頼りにならない。黒田さんが首を振った。「こうなったら分が悪いのはお前の方だから諦めろ」の顔だ。
なんで!?2日連続でこの反応!一体何やらかしたっていうんだ!この私が!
「何!?なんですか!?……ちょっと真波!その顔やめろ!」
「えーいつも通りでしょ」
「生暖かいの!視線が!」
先輩に文句は言えないので、同期に八つ当たり。なんで!?本当に何かしたっけ!?今日は運営補助で、真面目に仕事して、マスカットもらって、表彰式の後の京伏とは少しやりあったけど、去年より全然マシで……私が何をやったっていうの!?
「ところで」
「ヒギャッ」
場の雰囲気を断ち切るような、葦木場さんの声。思わず悲鳴が出る。
エアコンのリモコン、誰か触りました?ってくらい寒い。部屋が。悪寒がして、ぎこちなく振り向くと、葦木場さんはマスカットを摘んだままこちらを見ていた。大粒のはずが、手が大きいから小さく見えるなと場違いに思った。
「『他校とちょっと揉めた』話は聞いていないな」
「ゲッ」
「名前、詳しく話せるね?」
「泉田さんまで!やっちょっと、意見の食い違いで!大したことでは!」
なんで、このタイミングでいつもの調子取り戻してんの!?怒りのオーラこそないが平然とこちらを見る視線、そう、これがいつもの、主将の泉田さん!
「大したことかどうかは、聞いてから判断しよう」
「ひぇ」
「何があったか、話せるね?」
「……はい」
こういう時の泉田さん……泉田主将に逆らう度胸もなく、私は諦めて御堂筋と岸神と遭遇したことを話す。勿論くず肉呼ばわりされたことは伏せて。あれって主に脂肪のこと指してますよね……!?思い出したらムカついてきたな。
黒田さんが「ったく、手のかかるやつら……」とため息を吐いたが、助けてくれる気配はなかった。そして今年も他校に喧嘩を売ったことをキッチリ時間いっぱい3年3人がかりで叱られ、意気消沈でミーティングに向かうハメになった。
結局手をつけることのなかったブドウはバシさんが取っておいてくれて、ミーティングの後「あんなに怒らなくてもいいのに!」とバシさん相手に愚痴言いながら食べた。バシさんは「お前が悪い」と取り合ってくれなかったが、怒りながら食べてもマスカットは甘くて美味しかった。
で、結局葦木場さんに何を労われたのかは、わからないままだったなと思い出した。まあいいか。今更聞きに行くにしても、お説教第2弾の予感しかしないし。
