神速一魂
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疲れていたのだろうか。確かに期末テストも終わり模試もないみたいだし、冬休み前だし、朱雀くんはユニット越境でのお仕事だし、とここぞとばかりにソロでのお仕事を入れてしまった。インターネット記事のお仕事は昨晩締め切りだったから、夜遅くまで満足いくものを作ろうとしてあんまり寝てないのかもしれない。私が寒がりだから暖房を強めにセットしてたのもあるかもしれない、ともかく玄武くんが事務所で寝ていた。珍しい。
ソファで腕を組んで俯き加減で、長い足はそのままだとローテーブルにつっかえるから足を組んでいる。骨格によくないからどうしても足を組むときは定期的に組む足を変えると言っていた。
忍び足でそっと近寄り顔を覗き込むと変な姿勢で寝ているからか眉を寄せて、お世辞にも人相がいいとは言えなかった。苦しくないのかな、大事にしてる眼鏡もずれて鼻先に引っかかっている。鼻が高いからね。
起こしてあげた方がいいのかな、事務所のお兄さんたちは変な姿勢で寝ると体がバキバキになるからできるだけ起こすようにしてるけど17歳って言ったら寝ても寝ても眠い成長期だろう。せめて眼鏡は外してあげた方がいいのかな、でも触ったら起きちゃうかな、と躊躇して手を伸ばしたり引っ込めたりした。そのとき玄武くんがふう、と長い息をついて私はびくっと手を引っ込めた。玄武くんが息だけで笑ったような気がして私はまじまじと顔を見たけど玄武くんは変わらずに静かに息をしていた。
「玄武くん、起きてるの?」
玄武くんは変わらずすうすう寝息を立てて、知らん顔をしている。なるほど、これは狸だな?
私はゆっくり近寄ると耳にふうっと息をかけた。瞬間驚いたように盛大に跳ねて玄武くんは私から距離をとった。逃げるみたいにソファによりかかり、威嚇するみたいに肩をいからせて、眼鏡は片方にずり落ち、耳まで赤い。恥ずかしそうに目を伏せて「番長さんも、悪いお人だ」と呟く。寝るならベッドで寝ようね、と他意もなくいったら玄武くんは何を連想したのかより一層顔を赤くして顔を逸らしてしまった。
「番長さん、一緒に寝てくれるのかい……?」
「えっと……うん、狭くてもいいなら……」
嬉しそうな玄武くんに今更他意はないよ~と言えなくてそのまま仮眠室に手を引かれて行く。まあ玄武くんがよく眠れるならそれでいいや。
ソファで腕を組んで俯き加減で、長い足はそのままだとローテーブルにつっかえるから足を組んでいる。骨格によくないからどうしても足を組むときは定期的に組む足を変えると言っていた。
忍び足でそっと近寄り顔を覗き込むと変な姿勢で寝ているからか眉を寄せて、お世辞にも人相がいいとは言えなかった。苦しくないのかな、大事にしてる眼鏡もずれて鼻先に引っかかっている。鼻が高いからね。
起こしてあげた方がいいのかな、事務所のお兄さんたちは変な姿勢で寝ると体がバキバキになるからできるだけ起こすようにしてるけど17歳って言ったら寝ても寝ても眠い成長期だろう。せめて眼鏡は外してあげた方がいいのかな、でも触ったら起きちゃうかな、と躊躇して手を伸ばしたり引っ込めたりした。そのとき玄武くんがふう、と長い息をついて私はびくっと手を引っ込めた。玄武くんが息だけで笑ったような気がして私はまじまじと顔を見たけど玄武くんは変わらずに静かに息をしていた。
「玄武くん、起きてるの?」
玄武くんは変わらずすうすう寝息を立てて、知らん顔をしている。なるほど、これは狸だな?
私はゆっくり近寄ると耳にふうっと息をかけた。瞬間驚いたように盛大に跳ねて玄武くんは私から距離をとった。逃げるみたいにソファによりかかり、威嚇するみたいに肩をいからせて、眼鏡は片方にずり落ち、耳まで赤い。恥ずかしそうに目を伏せて「番長さんも、悪いお人だ」と呟く。寝るならベッドで寝ようね、と他意もなくいったら玄武くんは何を連想したのかより一層顔を赤くして顔を逸らしてしまった。
「番長さん、一緒に寝てくれるのかい……?」
「えっと……うん、狭くてもいいなら……」
嬉しそうな玄武くんに今更他意はないよ~と言えなくてそのまま仮眠室に手を引かれて行く。まあ玄武くんがよく眠れるならそれでいいや。
