C.FIRST
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アッ。やらかした。
鋭心はおぼっちゃんである。何も考えずに「名前が好きだから」という呆れた理由で高価な食べ物をくれるし、家は大きい。一般家庭のレベルを遥かに超えるシアタールームには驚かされた。
そんな鋭心は着るものも高価だ。この……このセーターだって……うっかり洗って縮ませてしまったセーターだってきっとそう。
この……うっかり縮ませてしまったセーター!いや、鋭心が悪い。そのまま洗った私も悪いが、何も考えずに洗濯機に入れた鋭心が悪い!避けといてくれれば……という怒りはセーターの金額を検索した途端に鎮火した。高。
……普通に弁償できない金額だ。カシミヤってなんでこんなに高いの?
とりあえず、コンディショナーで洗おう、それで謝ろう……
「ただいま……何をしている?」
「え、鋭心……!!」
濡れて固まったセーターをかかえている姿に、鋭心が眉を寄せる。
「あ」
「洗っちゃったよ!ごめんね!!」
「昨日確か洗濯機にそのまま……まさか、縮んだか?」
「縮んだ!高級セーターなのに!」
「……すまなかった」
「こっちこそごめんね!鋭心のお気に入りセーターなのに」
「いや、俺のお気に入りというか」
鋭心は訝しげな顔で濡れたセーターを取り上げる。「コンディショナーで洗うとちょっと戻るって」と伝えると「なるほどな」とわかってない顔で頷かれる。「わかんない」の顔。
「これは……お前のお気に入りセーターだろう」
「えっ」
「『フワフワしてるし色もいい』と……違ったか?」
「えっ」
なんでばれてるんだ。確かに、色も質感も最高だなと常々思っていたけど。
「なんで知ってるの!」
「……秘密だ」
なんだそりゃ。一生懸命、常の冷静な顔を保とうとしているが、口元がにやけているから……悪い理由ではなさそうだ。
……とりあえず百々人くんに聞いてみよう。嫌な予感を感じ取ったか、鋭心が「待て、秀と百々人には聞くな」と血相を変えたが、知ったことではない。聞くと言ったら聞くのだ。
鋭心はおぼっちゃんである。何も考えずに「名前が好きだから」という呆れた理由で高価な食べ物をくれるし、家は大きい。一般家庭のレベルを遥かに超えるシアタールームには驚かされた。
そんな鋭心は着るものも高価だ。この……このセーターだって……うっかり洗って縮ませてしまったセーターだってきっとそう。
この……うっかり縮ませてしまったセーター!いや、鋭心が悪い。そのまま洗った私も悪いが、何も考えずに洗濯機に入れた鋭心が悪い!避けといてくれれば……という怒りはセーターの金額を検索した途端に鎮火した。高。
……普通に弁償できない金額だ。カシミヤってなんでこんなに高いの?
とりあえず、コンディショナーで洗おう、それで謝ろう……
「ただいま……何をしている?」
「え、鋭心……!!」
濡れて固まったセーターをかかえている姿に、鋭心が眉を寄せる。
「あ」
「洗っちゃったよ!ごめんね!!」
「昨日確か洗濯機にそのまま……まさか、縮んだか?」
「縮んだ!高級セーターなのに!」
「……すまなかった」
「こっちこそごめんね!鋭心のお気に入りセーターなのに」
「いや、俺のお気に入りというか」
鋭心は訝しげな顔で濡れたセーターを取り上げる。「コンディショナーで洗うとちょっと戻るって」と伝えると「なるほどな」とわかってない顔で頷かれる。「わかんない」の顔。
「これは……お前のお気に入りセーターだろう」
「えっ」
「『フワフワしてるし色もいい』と……違ったか?」
「えっ」
なんでばれてるんだ。確かに、色も質感も最高だなと常々思っていたけど。
「なんで知ってるの!」
「……秘密だ」
なんだそりゃ。一生懸命、常の冷静な顔を保とうとしているが、口元がにやけているから……悪い理由ではなさそうだ。
……とりあえず百々人くんに聞いてみよう。嫌な予感を感じ取ったか、鋭心が「待て、秀と百々人には聞くな」と血相を変えたが、知ったことではない。聞くと言ったら聞くのだ。
11/11ページ
