High×Joker
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「おはよーっす!ねえねえプロデューサーちゃん!今朝来る途中でって……名前ちゃん大怪我してるっす!!!!!!!!!!!!!!」
四季が驚いたのも当然だろう。いつも通りデスクで仕事をする私の顔は、右半分は大きく焼けただれて赤い肉の部分が露出しているし、腕にはぱっくりと大きな傷口があいており、縁には肉が盛り上がり、皮膚はだらりと垂れている。おまけにぶっすりと安全ピンが傷口を貫通している。自分で見てるだけでも痛い。
「びびび病院は!?あっまずキューキューシャっす!!!!誰か電話したっすか?!?!あっそれより先に薫っち!!!!!お医者さん呼ぶっす!!!!ねえプロデューサーちゃん痛い!?すぐ見てもらわなきゃ、顔に傷が、っていうかなんでそんな大怪我してるのにフツーに仕事してるっすか!?!?!」
四季は薄っぺらいカバンを投げ捨て私に駆け寄り、腕の傷を見て、怪我を避けて顔にそっと手を当てて顔の傷を見て小さく悲鳴をあげた。近くで見ても相当痛々しかったらしい。痛そう、という声があまりにも悲しそうで心が痛む。同僚もあまりにも切迫した様子に声をかけていいものか向かいのデスクではらはらしている。
「あの、四季、すごくいいづらいんだけど……」
「プロデューサーちゃん、俺薫っちに一生懸命お願いするっす。いいお医者さんにみてもらえば、絶対綺麗になおしてもらえるから、あっお金のことなら気にする必要はないっすよ!?俺が一生かかってもちゃんと頑張ってかえすから、傷がなおらなくたって、ずっとそばにいるから、だから……」
「四季!?ちょっとそんなに重たい話じゃないんだって!まずちょっと聞こう!?」
慌てすぎて目がぐるぐるになっている四季の肩を叩き、ぐっと私の方を向かせた。
「あのね、これ!!メイク!!怪我してないの!痛くないんだよ」
「へ、へえ?」
力の抜けた四季の肩からセーターがずり落ちた。一から説明すると話は2時間前に遡る。
@@@
「なあプロデューサー、次の仕事なんだけど……」
「ハロウィーンのパーティ企画のやつかな?何かあった?」
「それが……」
街がハロウィーンで盛り上がる10月、四季を除いた4人が顔を出した。四季だけ学年が違うために今日は遅れて来るみたい。同僚と2人で困った顔の4人を伺う。
心を決めたみたいな隼人が両手を力強く握って私達を見た。
「怪我メイク……やってみたいんだ」
「練習台になってほしいってこと?」
「僕はこの後もふもふえんの仕事に同行するんだよね……」
同僚は参考資料として渡された写真を見て困った顔をした。写真を見るには、顔やら腕やらにリアルすぎる傷跡が施されていて、桜庭先生あたりに見つかったら間違いなく即座に救急車を呼ばれてしまうレベルだ。シールを使ったものもあるとはいえこれが全て手描きというのだから感心してしまう。
しかし説明なしにこんなリアルな傷を抱えて仕事に行ったらもふもふえんの三人は……即座に私と同僚は判断し、同僚は「すみません、僕はまた今度で…」と申し訳なさそうに断った。そうだよね、という空気になりしょんぼりした4人を見て私は小さく手を挙げた。
「えーっと私でよければ練習台になるよ。今日はこのあとみんなとの打ち合わせと自分の仕事だけでもう外に出ていく仕事はないし……」
「本当ですか!」
旬くんはパッと顔を明るくし、夏来もホッとした様子だ。
正直見るのも恐ろしいくらいにリアルな傷だけど、かわいいアイドルたちのためだ。実際に痛くはないはずだから、と覚悟を決めて袖をまくった。顔の右半分だけベースメイクを落とすのも仕方ない。かわいいアイドルのためなら!わたしは疲れ果てたすっぴんを晒すことも辞さない!!
そうして私は顔面にゼラチンまみれのティッシュを貼られ、顔に色を塗られ、腕にもゼラチンティッシュを貼られティッシュに安全ピンまでぶっ刺され、見事な怪我メイクを纏ったのだった。初めてなのに皆めちゃめちゃ上手だった。優秀すぎる……
@@@
「と、いうわけでこの赤いのとかは全部ボディペイントの色なんだよ」
「大変だったんだぜ、でもなかなかうまくないか?ナツキが塗ったんだけど紫と茶色と赤の三色の割にはリアルな出来だろ?」
「ゼラチンとティッシュさえあれば肌の盛り上がりも爛れたところも再現できますしね」
「お湯……お待たせ」
「うっ……やっぱりティッシュに刺してあるとはいえ、安全ピン痛そ〜プロデューサー、大丈夫だった?」
「お湯ありがと……私はなんとも、それよか四季が……」
「四季くんが?そもそもプロデューサーさんはどこに向かって話して……」
旬くんが私の指差した先をたどり、デスクの下に行き着き、そこを見れば四季が体育座りで潰れていた。重傷かとおもった私の怪我が傷メイクとわかり安心したのとショックだったので放心状態だったのだ。
「事務所に来るなり私の怪我みてびっくりしちゃって……」
「まあ、これだけリアルですからね……」
「ごめんな、四季……別に俺たちも驚かせようとしたわけじゃなくて……」
持ってきてくれたお湯で顔面のゼラチンティッシュを溶かしつつ、四季の説得をする4人を眺める。
私は今の顔面じゃ四季に近寄れないし、四季の元気が帰ってきてくれないと打ち合わせもきっとうまくいかないから4人には頑張ってもらいたい。
お仕事が終わったら、今日はいっぱい甘やかしてあげようと決めた。いっぱい心配して、一生を背負うみたいなことも言われてびっくりしたけどやっぱり嬉しかったから。
しかしそういう思いで仕事終わりに四季とおうちデートに勤しんだものの、その晩四季は悪夢に魘されて大変そうだった。なんでも腕に安全ピンをたくさんぶっ刺したゾンビに追いかけ回される夢を見たという。明らかに私のせいだ……
四季が驚いたのも当然だろう。いつも通りデスクで仕事をする私の顔は、右半分は大きく焼けただれて赤い肉の部分が露出しているし、腕にはぱっくりと大きな傷口があいており、縁には肉が盛り上がり、皮膚はだらりと垂れている。おまけにぶっすりと安全ピンが傷口を貫通している。自分で見てるだけでも痛い。
「びびび病院は!?あっまずキューキューシャっす!!!!誰か電話したっすか?!?!あっそれより先に薫っち!!!!!お医者さん呼ぶっす!!!!ねえプロデューサーちゃん痛い!?すぐ見てもらわなきゃ、顔に傷が、っていうかなんでそんな大怪我してるのにフツーに仕事してるっすか!?!?!」
四季は薄っぺらいカバンを投げ捨て私に駆け寄り、腕の傷を見て、怪我を避けて顔にそっと手を当てて顔の傷を見て小さく悲鳴をあげた。近くで見ても相当痛々しかったらしい。痛そう、という声があまりにも悲しそうで心が痛む。同僚もあまりにも切迫した様子に声をかけていいものか向かいのデスクではらはらしている。
「あの、四季、すごくいいづらいんだけど……」
「プロデューサーちゃん、俺薫っちに一生懸命お願いするっす。いいお医者さんにみてもらえば、絶対綺麗になおしてもらえるから、あっお金のことなら気にする必要はないっすよ!?俺が一生かかってもちゃんと頑張ってかえすから、傷がなおらなくたって、ずっとそばにいるから、だから……」
「四季!?ちょっとそんなに重たい話じゃないんだって!まずちょっと聞こう!?」
慌てすぎて目がぐるぐるになっている四季の肩を叩き、ぐっと私の方を向かせた。
「あのね、これ!!メイク!!怪我してないの!痛くないんだよ」
「へ、へえ?」
力の抜けた四季の肩からセーターがずり落ちた。一から説明すると話は2時間前に遡る。
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「なあプロデューサー、次の仕事なんだけど……」
「ハロウィーンのパーティ企画のやつかな?何かあった?」
「それが……」
街がハロウィーンで盛り上がる10月、四季を除いた4人が顔を出した。四季だけ学年が違うために今日は遅れて来るみたい。同僚と2人で困った顔の4人を伺う。
心を決めたみたいな隼人が両手を力強く握って私達を見た。
「怪我メイク……やってみたいんだ」
「練習台になってほしいってこと?」
「僕はこの後もふもふえんの仕事に同行するんだよね……」
同僚は参考資料として渡された写真を見て困った顔をした。写真を見るには、顔やら腕やらにリアルすぎる傷跡が施されていて、桜庭先生あたりに見つかったら間違いなく即座に救急車を呼ばれてしまうレベルだ。シールを使ったものもあるとはいえこれが全て手描きというのだから感心してしまう。
しかし説明なしにこんなリアルな傷を抱えて仕事に行ったらもふもふえんの三人は……即座に私と同僚は判断し、同僚は「すみません、僕はまた今度で…」と申し訳なさそうに断った。そうだよね、という空気になりしょんぼりした4人を見て私は小さく手を挙げた。
「えーっと私でよければ練習台になるよ。今日はこのあとみんなとの打ち合わせと自分の仕事だけでもう外に出ていく仕事はないし……」
「本当ですか!」
旬くんはパッと顔を明るくし、夏来もホッとした様子だ。
正直見るのも恐ろしいくらいにリアルな傷だけど、かわいいアイドルたちのためだ。実際に痛くはないはずだから、と覚悟を決めて袖をまくった。顔の右半分だけベースメイクを落とすのも仕方ない。かわいいアイドルのためなら!わたしは疲れ果てたすっぴんを晒すことも辞さない!!
そうして私は顔面にゼラチンまみれのティッシュを貼られ、顔に色を塗られ、腕にもゼラチンティッシュを貼られティッシュに安全ピンまでぶっ刺され、見事な怪我メイクを纏ったのだった。初めてなのに皆めちゃめちゃ上手だった。優秀すぎる……
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「と、いうわけでこの赤いのとかは全部ボディペイントの色なんだよ」
「大変だったんだぜ、でもなかなかうまくないか?ナツキが塗ったんだけど紫と茶色と赤の三色の割にはリアルな出来だろ?」
「ゼラチンとティッシュさえあれば肌の盛り上がりも爛れたところも再現できますしね」
「お湯……お待たせ」
「うっ……やっぱりティッシュに刺してあるとはいえ、安全ピン痛そ〜プロデューサー、大丈夫だった?」
「お湯ありがと……私はなんとも、それよか四季が……」
「四季くんが?そもそもプロデューサーさんはどこに向かって話して……」
旬くんが私の指差した先をたどり、デスクの下に行き着き、そこを見れば四季が体育座りで潰れていた。重傷かとおもった私の怪我が傷メイクとわかり安心したのとショックだったので放心状態だったのだ。
「事務所に来るなり私の怪我みてびっくりしちゃって……」
「まあ、これだけリアルですからね……」
「ごめんな、四季……別に俺たちも驚かせようとしたわけじゃなくて……」
持ってきてくれたお湯で顔面のゼラチンティッシュを溶かしつつ、四季の説得をする4人を眺める。
私は今の顔面じゃ四季に近寄れないし、四季の元気が帰ってきてくれないと打ち合わせもきっとうまくいかないから4人には頑張ってもらいたい。
お仕事が終わったら、今日はいっぱい甘やかしてあげようと決めた。いっぱい心配して、一生を背負うみたいなことも言われてびっくりしたけどやっぱり嬉しかったから。
しかしそういう思いで仕事終わりに四季とおうちデートに勤しんだものの、その晩四季は悪夢に魘されて大変そうだった。なんでも腕に安全ピンをたくさんぶっ刺したゾンビに追いかけ回される夢を見たという。明らかに私のせいだ……
