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一希くんはほんとに何を着ても似合う。薄い青色の浴衣のすそでは金魚が躍る。その着こなしに見惚れてしまって私は石の段差に躓き、買ってもらった青のりなしの焼きそばはこぼしそうになり、人波に流されそうになり、と浴衣に不慣れなこともあって散々だった。落ち着いて座れるところを探そうか、と見かねた一希くんが口にして私の手をそっと握った。あ、手汗かいてるかも。緊張と夜になっても抜けない暑さのせいで首の後ろに髪が張り付き、私は手を抜こうとした。
「はぐれないように、手をつないでいこう」
「は、はい」
手を引かれていくと一希くんも首の後ろに汗をかいていて、珍しく手も熱い。早く、二人っきりになれるところに行きたいな。進路方向と反対のほうで花火のあがる音がした。一希くんは歓声を上げる人たちにも大輪の花火にも目もくれずまっずぐ人波に逆らって進んでいった。手にした焼きそばのパックがぺこんと気の抜けた音を立てたところで一希くんはようやく笑ってお腹すいたなと歩調を緩めた。後ろではどかんどかんと花火のあがる音がしている。
「はぐれないように、手をつないでいこう」
「は、はい」
手を引かれていくと一希くんも首の後ろに汗をかいていて、珍しく手も熱い。早く、二人っきりになれるところに行きたいな。進路方向と反対のほうで花火のあがる音がした。一希くんは歓声を上げる人たちにも大輪の花火にも目もくれずまっずぐ人波に逆らって進んでいった。手にした焼きそばのパックがぺこんと気の抜けた音を立てたところで一希くんはようやく笑ってお腹すいたなと歩調を緩めた。後ろではどかんどかんと花火のあがる音がしている。
