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「なあ、今度ヨーロッパ行くのっていつだ?前に言ってただろう」
「オランダは来月だよ。一番近い出張はインドネシア」
うちにはいろんな国の語学教材やら観光本がある。俺はそんなに何でもかんでも片っ端からやろうとするタイプではないのでうちのかみさんの物だ。結婚しても仕事を辞めずにあちこちの国や地域で仕事をしては帰国して休み、次の仕事があるからと何処へでも行ってしまう。
「来月だったか……」
「なあに?すぐ欲しいものあった?」
「いや、週明けからフランスに行くことになってな」
「へえ!急だね」
「ちょっと予習をしてから行こうかと思ったのさ。でもお前さんが忙しいなら、何か貸してくれれば……」
「え!そんなに忙しくないよ!何?何用意したらいい」
帰国している時はゆっくり体を休めている時もあるが次の仕事に向けて慌ただしく支度をしている時もある。手帳を見たら次の仕事が案外近かったのもあって軽く引いてみると面白いくらいに目を光らせた。
「ちょっと喋れれば全然いけるよ。英語も通じるし……挨拶と観光名所くらいは抑えとく?ああでも仕事ならあんまり……逆に仕事関係の単語くらいは拾っといてもいいかも」
「お前さんに任せるよ……そうだな、コメントの時とか少しでも向こうの言葉で話せたらいいんだが……どうだろう」
「いいね、すごくすてきだ」
名前は早速紙とペンでメモを取り、どんなお仕事?役どころは?何を伝えたい?と俺に聞き出してはさらさらと原稿を作り日本語のメモをつけた。何も見ないで読み書きができることには毎回驚かされる。
「基本的にはマークのついてるところとCRFLが最後に着く単語以外は一番最後の音を読まない。ouでウau、auxはオーって読んで……」
色を変えて読み仮名を振り、違う紙に基本的な文法のメモをつける。あとは自分で会話本か何かで練習すれば現地で困ることはないだろう。
「やれそう?一番大事なのはやっぱり雨彦さんの気持ちがちゃんと伝わることだから何かあれば……」
「大丈夫そうだ。練習して万全の状態で挑むさ」
メルシ、プール、オージョルディ、と覚えたばかりの礼を口にすれば名前はジュタンプリ!と嬉しそうに返した。
「……今のはジュブザンプリと何が違う?」
「あっ親しい人はブじゃないの」
「……まだまだ勉強の必要があるらしいな……」
「いやいや後はフィーリングで行けるよ」
名前は楽しんで行ってきてねと笑ってペンを置いた。それからフランス語のメモにびっしり書き込みのされた地図を「これは私が作ったスイーツマップなので参考までに……お店の入れ替えもあるからチェックしてから行ってね」と重ねる。
「土産は何がいい?」
「えっ!お土産買ってきてくれるの?嬉しい、何がいいかなあ……出張の時ってあんまりお土産買わないからなんだか新鮮……」
何がいいかなあなんていいながら右手に再びペンを収め候補の店を書き連ねていく。
何を食べて、何を見て、帰ってきたら何を話そうか。パンケーキはどこがうまいのか細かい地図を読む俺をよそにリクエストは増えては減りを繰り返していて思わずため息が出そうになる。なあ、いくらでも買って帰るから、俺にもわかりそうなところにしてくれよ。
「オランダは来月だよ。一番近い出張はインドネシア」
うちにはいろんな国の語学教材やら観光本がある。俺はそんなに何でもかんでも片っ端からやろうとするタイプではないのでうちのかみさんの物だ。結婚しても仕事を辞めずにあちこちの国や地域で仕事をしては帰国して休み、次の仕事があるからと何処へでも行ってしまう。
「来月だったか……」
「なあに?すぐ欲しいものあった?」
「いや、週明けからフランスに行くことになってな」
「へえ!急だね」
「ちょっと予習をしてから行こうかと思ったのさ。でもお前さんが忙しいなら、何か貸してくれれば……」
「え!そんなに忙しくないよ!何?何用意したらいい」
帰国している時はゆっくり体を休めている時もあるが次の仕事に向けて慌ただしく支度をしている時もある。手帳を見たら次の仕事が案外近かったのもあって軽く引いてみると面白いくらいに目を光らせた。
「ちょっと喋れれば全然いけるよ。英語も通じるし……挨拶と観光名所くらいは抑えとく?ああでも仕事ならあんまり……逆に仕事関係の単語くらいは拾っといてもいいかも」
「お前さんに任せるよ……そうだな、コメントの時とか少しでも向こうの言葉で話せたらいいんだが……どうだろう」
「いいね、すごくすてきだ」
名前は早速紙とペンでメモを取り、どんなお仕事?役どころは?何を伝えたい?と俺に聞き出してはさらさらと原稿を作り日本語のメモをつけた。何も見ないで読み書きができることには毎回驚かされる。
「基本的にはマークのついてるところとCRFLが最後に着く単語以外は一番最後の音を読まない。ouでウau、auxはオーって読んで……」
色を変えて読み仮名を振り、違う紙に基本的な文法のメモをつける。あとは自分で会話本か何かで練習すれば現地で困ることはないだろう。
「やれそう?一番大事なのはやっぱり雨彦さんの気持ちがちゃんと伝わることだから何かあれば……」
「大丈夫そうだ。練習して万全の状態で挑むさ」
メルシ、プール、オージョルディ、と覚えたばかりの礼を口にすれば名前はジュタンプリ!と嬉しそうに返した。
「……今のはジュブザンプリと何が違う?」
「あっ親しい人はブじゃないの」
「……まだまだ勉強の必要があるらしいな……」
「いやいや後はフィーリングで行けるよ」
名前は楽しんで行ってきてねと笑ってペンを置いた。それからフランス語のメモにびっしり書き込みのされた地図を「これは私が作ったスイーツマップなので参考までに……お店の入れ替えもあるからチェックしてから行ってね」と重ねる。
「土産は何がいい?」
「えっ!お土産買ってきてくれるの?嬉しい、何がいいかなあ……出張の時ってあんまりお土産買わないからなんだか新鮮……」
何がいいかなあなんていいながら右手に再びペンを収め候補の店を書き連ねていく。
何を食べて、何を見て、帰ってきたら何を話そうか。パンケーキはどこがうまいのか細かい地図を読む俺をよそにリクエストは増えては減りを繰り返していて思わずため息が出そうになる。なあ、いくらでも買って帰るから、俺にもわかりそうなところにしてくれよ。
