カエルラとレチェフ、方向性がまるで逆なふたり　泣き虫ヒーローと微笑む魔王
旅パは主人公の手持ちなので基本的に光サイドの性質の子が多いんだけど、たまに例外がいる

・カエルラ
泣き虫ヒーロー　どれだけ強くなっても弱くてドジで泣き虫　だからこそ共に戦う仲間がいる限り何度でも立ち上がり続ける　なので闇堕ちしない　例え心を折られることがあっても立ち上がれる光のヒーロータイプ　自分の弱さを知ってるからこその強さ　旅パ御三家組で一番光サイド気質
「僕は弱い」「けど　皆のおかげで強くなれた」「誰ひとり何ひとつ奪わせない！！」

・レチェフ
うちの子でトップクラスにラスボス魔王の素質がある
世界と仲間を秤にかけたら躊躇なく世界を捨てて仲間を選ぶタイプ　自分自身が世界の敵となることで仲間たちを守り、英雄に仕立て上げようとする系の魔王　あるいは純粋に「君たちのいない世界なんていらない」系
大切なひとたちに笑っていてほしい、たったそれだけのためにあっさり世界を捨てて軽やかに魔王になれる男　not闇堕ち　正気のまま闇に染まらず魔王になる／なれる素質がある
レチェフが世界を守るのは「仲間（みんな）がいる・仲間（みんな）が大切にしている」という理由であって世界単体には別に興味がない　世界がレチェフの宝物を傷つけたら途端に牙を剥く
「仲間（みんな）が世界を好きだったから僕も世界を守りたかった」「仲間（みんな）を傷つける世界なんていらない」
レチェフは大切な宝物を見つけたからこそ魔王の素質が芽生えたんだけど、その宝物があるから光の側にいる／いられる　道を踏み外そうものなら全力で引き戻される
めちゃくちゃラスボス魔王の素質があるけど　仲間や友達がいる限り魔王ルートは存在しません（二次創作にしか）

旅パ御三家組で言うと、カエルラ・喜一・楢介は真っ当に「世界を守りたい」という思いがある　何故なら愛するものたちと共に生きた世界なので　そう考えるとレチェフは自分を勘定に入れてないのかもしれん　あーあ

カエルラは世界と仲間を秤にかけて両方取る派　だってどっちも大切で、どちらかを見捨てるなんて絶対できない　両方救うために全力でがむしゃらに走り続ける　そんな背中についてきてくれる仲間がたくさんいるのできっと何とかなる

喜一は世界と仲間で世界を選ぶ派　仲間を切り捨ててでも世界を守らなくては、だって世界を守るために仲間は命を賭したのだ、彼らの命を決して無駄にはしない　喜一が一番英雄として非情になれるタイプ　でも大丈夫、お前の仲間はそう簡単に死なないよ

楢介は世界と仲間で仲間を選ぶ派　ただ正史で仲間の死後もひとりで世界を旅し続けるくらいには「仲間と共に生きた世界」に愛着があるから世界を見捨てることもしない
「さっさと世界救っちゃおうか。まだまだお前らと行きたいとこあるんだよね」
でも同じノリで世界を滅ぼす側にも回りそうな気もするので　そこは仲間に引き止めてもろて

レチェフは上述の通り世界と仲間で仲間一択　躊躇なく軽やかに世界を捨てて仲間だけを抱きしめる　あるいは仲間を失ったらor失いかけたら早々に魔王化しかねない
みんなとの旅が何より大事な宝物なのに仲間たちを隔離された安全な場所に閉じ込めて「ごめんね。どうか僕を許さないで」と微笑む　
安全な場所に仲間を置き去りにしてひとりで魔王化するルートだと「仲間（みんな）は強いから僕がいなくても大丈夫」「僕を忘れて、どうか笑って」
こういうことを平気で本気で宣うけど　ロッコたちは「うるせえ！！一緒にいよう！！」と全力でぶつかってくるので人柱になんかなれません

カエルラが主人公勇者でレチェフがラスボス魔王の旅パＲＰＧパロ（？）ちょっと見たい