【０５】
　当時のギナはサニアへの感情をきちんと自覚も理解もしていないので、サニアの自己犠牲ムーブは特に止めません。「彼女が望むなら」の一点張り。だけどサニアが傷付く姿を見て苦しくなって、その苦しみに戸惑う。ギナ自身がその理由に気付くのはもう少しあと。
　トビーはギナの恋心に気付いてるのでそれも含めて怒ってます。惚れた女をみすみす死ににいかせてんじゃねェ、と。自分は死なせてしまったのでなおさら。
　でもギナなりにサニアを大切に思ってるのはわかってるし、キャロルの死後ふさぎ込んでたサニアを支えたのは自分じゃなくてギナだから、ここに関しては思うところありつつ言葉にはしなかったようです。あとシンプルにひとの色恋沙汰に口を出すのは野暮なのと「テメェに教えてやる義理なんざねェ」みたいな。なのでギナとの共通点である「手持ちとして」の発言なのでした。それしても子どもにキレ散らかすのも八つ当たりしまくるのも本当に大人げない笑
　サニアのサバイバーズギルト、トビーへの「キャロルを奪ってしまった」という負い目も含まれてそうな気がします。彼の恋心にまで気付いているかわかりませんが、大切な存在を失う苦しみは痛いほどわかるので、もしかしたらトビーにいちばん償いたくて、いちばん許されたいのかも。当のトビーはそんなもん１ミリも望んじゃいないんですが。惚れた女が命がけで守った存在だからこそ、ただ平穏に幸せに暮らして欲しかっただけ。

【０６】
　実は今回、作中ではじめて「アローラ（挨拶）」が登場しました。アローラが舞台なのに笑笑　しかも言ったの主人公じゃないっていう笑笑
　ツツケラ族はブルーベリー学園にも生息してますが、あそこはサファリみたいなもので厳密には野生ではないかな、と思い除外しました。
　ホウヤのゴローニャことバレイ、漢字で書くと「馬鈴」です。由来は馬鈴薯。食べられる植物シリーズ。ゴローニャはポケスリで芋持ってくるので妙な縁を感じました笑　ジンコは出てきませんでしたが加入済です。この頃はドロバンコ。
　サニアとホウヤの出会いはサブキャラだし本題じゃないしな～～とあっさりさせるつもりだったんですが、思いのほか長くなってしまいました。なんでや。まあゴーシュの進化イベントということで……笑

本編では割愛したゴーシュVSバレイ
バレイのジャイロボール→かわしてかげぶんしん→じしんでまとめてなぎ払う　分身が次々消えていき、フィールドに誰もいなくなる→ゴーストダイブで姿を消してたゴーシュが背後から攻撃＆至近距離からあやしいひかり→ぶんまわすでダメージ与えつつ吹っ飛ばして距離をとる　追撃のうちおとすは混乱して失敗→こごえるかぜで素早さ下げつつ目くらまし→じだんだで反撃→ギリギリでこらえる＆返す刀のきあいだまでKO

　ゴーシュ過去編、次かその次くらいに数年温めたサビがくる……はず。もうちょっとだけ続くんじゃよ。