Words／用語


✧星神アストルム
昔々のその昔。何もない虚無から全を創造し、世界に君臨していたと謳われる唯一神。各地に彼を讃える建造物や伝統が残されているものの、その姿を見た者はいない。

✧精霊王
神に最も近しい存在。世界を構築する無数の要素を司り、守護する。相性が存在し、人々は相性が良い精霊王の魔法を得意とする。
　✦主要属性：基盤となる属性。『火』『水』『風』『土』『光』『闇』『無』の7種類。
　✦羽翼（うよく）属性：その他の要素。主要属性に＋（プラス）で能力が追加。

✧ロードクリスタル
全精霊王とジェムの母体。〈星見の塔〉内部に組み込まれ、精霊王の加護を求め訪れる人々を迎える。アストルムの化身とも謂れ、何らかの理由で破壊された場合。世界は消滅するという説が浮上中。

✧リトルクリスタル
精霊王“個々”の力が宿る水晶。各地に点在する住処のようなもの。数が非常に多いため、未だ発見されていないものもある。破壊された場合、司る要素に悪影響を齎らす。

✧ジェム
一人一人が所持する掌サイズの水晶。常に持ち歩くため、装飾品等の加工が施されている。精霊王の分身であり、所持していることで魔法・魔術を使用可能（稀に未所持でも発現する）。水晶の色は人それぞれで異なる。

✧新世界の再来（ラグナロク）
未だアストルムが世界に君臨していた大昔。太陽の光が失われたことで訪れた〈暗黒時代〉に終止符を打つため、旧世界を消滅させた出来事。その事実が知られることはない。

【〈オラトリオ地方〉関連】
✧ヴィッセン革命
統一国家〈ヴィッセン国〉が亡国した出来事。ヴィッセン国の恐怖政治に反発した革命軍が起こした内乱。当時、内通者の疑いで投獄されていた〈セイヴィア教〉所属ヴェレット・プローティが国王を殺害したのをきっかけに激化。結果として国は滅び、代わりとなる勢力が生まれた。

✧勢力
各分野で地位・権力を保有する組織。小規模のものから大規模まで存在。勢力同士で交戦することもあり、たびたび平和を脅かしている。各勢力から選出された審査員によって第三、第二、第一の順にランク付けされ、第一ともなると及ぼす影響は大きい。
↓主な勢力↓
　✦セイヴィア教：第一勢力。“正義”を掲げる組織。遥か昔、人と人が争う時代に降り立った救世主から名を取った宗教。贖罪ではなく転生を望むべきと考えられ、悪しき者を救済するために日々戦いを望む。首領は〈司教〉。
　✦フィンスター：第一勢力。“破滅”を掲げる組織。この世界を腐りきったものとし、今一度有るべき姿に戻そうと、古の禁じられた技術を研究している。最高位はアインス、続いてツヴァイト、ドリットと位が下がる。前首領はブルート。現在は首領〈ルイス〉の指示のもと、モンスターの研究結果を販売している。
　✦スキア：第一勢力。“影”を掲げる組織。暗殺者のみで構成され、依頼が入れば暗殺する。最高位はアルファ、続いてベータ、ガンマと位が下がる。前首領はディスティ。現在は首領〈エル〉のもと、表に出されない情報を売買している。
　✦カタルシス：第一勢力。“調和”を掲げる組織。世界で初めて結成された組織。以前は絶対的な権力と武力を手にしていたが、前首領の突然の死により内部分裂が発生。衰弱していき、今では見る影もなくなっている。前首領はアウェス。のちに〈ソール〉が首領となり、力を取り戻しつつある。
　✦オルディネ：第二勢力。“秩序”を掲げる組織。構成員個人の戦闘力はそれほど高くないが、人数は全組織の中で最も多い。総司令官は〈ランテ〉。
　✦彗星の運び屋（メルクリウス）：第二勢力。“情報”を掲げる組織。リアムが所属する。構成員の大半が非戦闘員。情報拠点を世界中に持つ。総監督は〈コメィト〉。
　✦パレンティア（特殊）：どの勢力にも属さない非公式な勢力。本人達の認識はあくまで“集団”。オラトリオ地方王都にある喫茶店〈le ange（ル・アンジュ）〉に集まることが多い。

✧四宝
〈オラトリオ地方〉に伝わる４つの秘宝。驚異的な力を保有する。
１つ、天の使いセイヴィアが携えていた、悪を滅する《聖剣デュランダル》。
１つ、勝利を齎す為だけに打たれた、呪われた王家の印《魔槍フル・ブート》。
１つ、爪弾けば花は咲き誇り、緑は踊り、豊穣神の加護を与える《花女神の竪琴エスタシオン》。
１つ、生きとし生けるものの祈りが集結した謎多き四宝《生命の希望ミコト》。