ゼルダ40周年
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おふざけのノリで言っただけだった。そうだというのに、唇に温かな柔らかい感触が触れる。驚いて目を開けるとゼロ距離のリンクの顔。
「初めてだったのに……‼︎」
ファーストキスを奪われてショックを受けていると、リンクは頬をほんのり赤らめながら「そうだったの? ごちそうさま!」とにこやかに話す。
「そういうことは恋人とするもんでしょ!」
「なら、僕たちがこれから付き合えば問題ないね!」
「問題大ありだよ!」
私はリンクの肩を掴み「いい? 物事には順序とか色々必要でしょ⁉︎」と言いながら前後に揺らす。リンクは呑気に「ちょっ、アオイ。酔っちゃうよ〜」なんて言っている。
「それとも……僕じゃ、だめ?」
「そ、それは……」
私の顔を覗き込むように上目遣いで小首を傾げるリンク。大空の勇者ってこんなにあざとかったっけ?
「僕は好きだよ。アオイのこと……」
伸ばされた指が首に触れ、そのまま流れるように頬へと滑っていく。リンクの両手で頭を固定させられ、視線を逃すことができない。
「アオイは僕のこと好き……?」
「わ、私は……」
急かすように段々と近づいてくる顔。
私は逃げるように目を閉じた。
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