雌雄の出自に関して

  • 被験体No.001

    とある国家で国力、兵力低下に伴って、兵士を人工的なものに置き換える働きが起きた。

  • 被験体No.001

    最新鋭のドローンや破壊兵器、果てはアンドロイドまで導入したが、どれもハッキングに対しての脆弱性があった。

  • 被験体No.002

    アンドロイドは実用段階になく、国内外へのアピール

  • 被験体No.001

    そこで考案されたのが人工兵士。
    国家が生物兵器を専門とする企業に泣きついたことで、この軍事プロジェクトが開始された。

  • 被験体No.001

    このプロジェクトはデザイナーチャイルドに他生物の特性を移植して、キメラ化させることでより強い兵士を生み出そうというもの。

  • 被験体No.001

    その兵士のプロトタイプかつ、耐久性を測るための被検体になったのが俺達双子を含めた数名のデザイナーチャイルド。

  • 被験体No.002

    兵士に相応しい適正にデザインされたデザイナーチャイルド達は、身体の発達がある程度進んだ12-16歳頃に人工幹細胞を埋め込まれ、身体の発達が止まる18歳前後までゆっくりと身体の構造を変化させる。

  • 被験体No.002

    基本的な被験体の流れとしては、
    0〜15歳 まで軍人に必要なスキルや教育を施され、ある程度身体が成長した頃に動物の細胞を埋め込まれる。
    そこから角やら尾やらが埋め込まれた細胞に応じて生えてくるけど、成長痛の痛みなんてものでは無いので、ショック死したり、細胞が異常発達したものが、ガン化したりなどして、6割くらい死ぬ。

  • 被験体No.002

    構造が変化しきった後は1年〜3年の耐久実験。
    構造変化に個体差がある為、より適した個体だけを残すように選別される。
    選別の内容は四肢を切断して、生えてくるまでの時間を計測したり、水や食糧を与えないで何日生きられるか試したりなど。追加で2割が死ぬ。

  • 稚魚

    兄は陸軍兵士のプロトタイプ
    山岳地帯向けに羊の幹細胞と、凶暴性を維持する為に肉食獣のゲノムを組み込んである。

    妹は海軍兵士のプロトタイプ
    遊泳速度と睡眠時でも止まらない性質から、マグロのゲノムが組み込まれた。組織運用の為、社会性と凶暴性を組み込む為にシャチのゲノムも組み込んである。

    (文系によるファンタジーサイエンスなので許して)

  • 稚魚

    外的特徴は幹細胞
    遺伝的形質はゲノム操作という認識。

    例えば水中に適した性質にしたい→ゲノム操作
    強そうだから角がほしい→幹細胞移植

  • 被験体No.001

    番号が小さい程凶暴性が高く、知能が高い傾向にある。
    犬や猫と同様に、世代を重ねるごとに家畜化されるような現象が起きた。

  • 稚魚

    凶暴性を知性で抑えようとした結果、知能の高いバケモンができちゃったってワケ。
    知能が下がったのは研究者が意図的にそうしたから。
    凶暴性の低下は家畜化されたから。
    結果人間の知性を残した扱いやすい家畜に。

  • 稚魚

    じゃあ、No. 002なのになんで🐟はおバカなの?って話になるんだけど、単純に人語をまだ話せないだけ。
    身体の構造変化に個体差があって、たまたま変化をきたしやすく、水中に適応できるように体内の構造が変化した結果、声帯+エコーロケーションの為のメロン体ができてしまい、まだ話し方がわからないので、話せないだけ。
    水中では誰も聞き取れないだけで喋ってる。

  • 被験体No.001

    初期プロトタイプの耐久実験がもう直ぐ終わるといった頃に施設で事故が起きる。
    被験体No. 002が同じプールで泳いでいたサメゲノムを組み込んだ個体を捕食。止めに入った職員数名を溺死させた。

  • 被験体No.002

    ジョンストン海峡には「レジデント」タイプのシャチと「トランジェント」タイプのシャチがおり、レジデントは魚を食べ、あまり広い海域を動き回らない。また、よく喋る傾向にある。
    一方トランジェントは獲物が哺乳類なのであまり鳴かない。そしてレジデントに比べ、広い海域で活動する。 

  • 稚魚

    本来は魚を捕食するレジデントタイプだが、食事を与えない状態でどこまで団体行動が出来るかの実験の最中だったので、うっかり捕食してしまった感じ。

  • 稚魚

    この事件の詳細としては、サメの子に噛みついて、プールに引きずり込み、宥めにきた研究員を溺れさせた。
    🐟は割と研究員と良好な関係を築いていた(意図的に)ので、何の疑いもなく、研究員はプールに入ってきたし、なんなら、充分な装備も持っていなかったので、研究員が一方的に虐殺された。

  • 稚魚

    一部のシャチにとっては、サメの肝臓は栄養たっぷりのご馳走。
    一緒の水槽にぶち込んではいけない。
    陸の動物はアンモニア臭いので食べない。

  • 被験体No.001

    No. 001が事故の混乱に乗じて、研究員を殺害。
    駐屯の兵士は事故現場の水槽に向かった為、隙が出来たところを非常用の毒ガス装置を稼働させて殺害。

  • 稚魚

    兵士以外はほぼ素手での犯行なので、最悪の形で実用性が証明されてしまった。

  • 稚魚

    サメちゃん以外にもプールに被験体はいたので、毒耐性のある🐟意外プールにいた生物は全滅。

  • 被験体No.002

    研究施設には、脱走対策として、鉄条網や電気柵の他にフロアごとに作動させられる毒ガス装置がある。

  • 稚魚

    一部の被験体が研究員を庇ったので、🐏は被験体が庇う庇わない関係なく、殺してる。同族とか仲間意識はない。同情はしてるけど、家畜化されてることに侮蔑と嫌悪感もあるので、クソデカ感情殺戮マシーン

  • 稚魚

    反抗心をなくす為に行なった虐待が人間への強い憎しみになっちゃったので、🐏は人嫌い。
    個体差があることはわかっているので、好んで危害を加えたりはしない。

  • 稚魚

    🐟は個体差を理解しているので、人間という種族を嫌っているわけじゃない。
    でも事故の通り、信用を利用して殺そうとしたりはするので、🐏より怖い。別にサメの子が嫌いだったわけでもなく、むしろ仲は良かったし、研究員もそうだった。なのに捕食する。
    そういう野生の獣の知性が強い。

  • 被験体No.001

    施設の生き残りはいるかもしれないし、もういないかもしれない。

    事件後、実験施設での事故を軍に報告することで、支援の打ち切りを恐れた企業側が事故を隠蔽。
    企業側はサンプルを欲しているものの、軍の協力無くしては捕縛はほぼ不可能なので、手詰まり状態。今は別の場所で似たような実験をしている。

  • 稚魚

    双子は複数の施設のうちの一つの廃墟に住んでる感じ。設備が便利で、人里に降りるのも嫌なのでここに定住。
    軍に情報が上がっていないので、追手はなし。

    別施設にNo. 000の被検体がおり、それを始祖として兵士を量産中。
    組み合わせたゲノムの特性が発現するのにあまりにも個体差があり、製品化するのは困難である為、生物兵器として運用できるレベルで安定して生産出来るまでには至っていない。

  • 稚魚

    No. 000チャンは肉塊。
    ブラボのメンシスの脳みたいな感じ。
    知能が高い凶暴な肉塊。
    1mくらい。プラナリアみたいにちぎると増える。

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