葉王を拾ってしまいました
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「シンドバッドさん。」
「ん?どうしたんだ?」
「そのタブレット、どうしたんですか?」
訝しげに名無しが覗き見るのは、俺の手元にある『タブレット』という小型の端末。
先日までフル活用させてもらっていたノートパソコンも便利なのだが、やはり小型化されている方が便利だと思い、つい先日注文したものだった。
「あぁ、これかい?便利だよな。」
「そうじゃなくて。いつのまに買ったんですか」
中々に高価なものだからか。
名無しの疑問はもっともだろう。
…隠すつもりも元々なかったのだが。
「Amaz○nで先週な。」
「そのお金はどこから…」
「大丈夫だ。ちゃんと上手くいってるよ、スポンサーさん。」
「スポンサー…?」
そう。彼女はスポンサーだ。
『少しばかりの金銭を貸してくれないか?』と言ったのがひと月前程前の話。
元手の数倍は今は稼がせてもらっている。
株の取引とは、実に面白いものだ。
トントンとタブレットの画面を見せれば、瞬きを繰り返す名無し。
インターネット口座に『ゼロがいっぱい』な額が貯まっていたのだから、反応は妥当だろう。
「…………………………………………は!?」
「なので家賃や食費、その他諸経費はぜひ払わせてくれ。なに、タダ飯食らいは卒業しなければと思っていたところだからね」
株の覇王
楽しそうに笑うシンドバッドの隣で「……こんな額の確定申告、私したことないですよ…」と名無しが小さく呟いた。
「ん?どうしたんだ?」
「そのタブレット、どうしたんですか?」
訝しげに名無しが覗き見るのは、俺の手元にある『タブレット』という小型の端末。
先日までフル活用させてもらっていたノートパソコンも便利なのだが、やはり小型化されている方が便利だと思い、つい先日注文したものだった。
「あぁ、これかい?便利だよな。」
「そうじゃなくて。いつのまに買ったんですか」
中々に高価なものだからか。
名無しの疑問はもっともだろう。
…隠すつもりも元々なかったのだが。
「Amaz○nで先週な。」
「そのお金はどこから…」
「大丈夫だ。ちゃんと上手くいってるよ、スポンサーさん。」
「スポンサー…?」
そう。彼女はスポンサーだ。
『少しばかりの金銭を貸してくれないか?』と言ったのがひと月前程前の話。
元手の数倍は今は稼がせてもらっている。
株の取引とは、実に面白いものだ。
トントンとタブレットの画面を見せれば、瞬きを繰り返す名無し。
インターネット口座に『ゼロがいっぱい』な額が貯まっていたのだから、反応は妥当だろう。
「…………………………………………は!?」
「なので家賃や食費、その他諸経費はぜひ払わせてくれ。なに、タダ飯食らいは卒業しなければと思っていたところだからね」
株の覇王
楽しそうに笑うシンドバッドの隣で「……こんな額の確定申告、私したことないですよ…」と名無しが小さく呟いた。