Re:pray
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「98…99…ひゃ、く!」
「よし。今日の鍛錬は終わりだ。」
快復明けに、まさか腕立てから腹筋・スクワットまでするとは。
…もしかして、もしかしなくとも。
(神田さん…す、スパルタだ!!!!!)
***
風呂に入って汗を流せば、眠気が来るはず。
そう思っていたのに一向に眠くならない。これはマズい。
明日の午前もみっちり鍛錬のスケジュールが入っている。しっかり寝なければ体力か足りなくなくのは容易に想像がつく。
しかし、これは大変だ。
由々しき事態だ。
死活問題であり、神田に言うのも憚られる話だ。
「…………………………………お腹減った。」
***
深夜の食堂。
そこにジェリーの姿はなく、しんと静まり返っていた。
勿論、いつも賑わっている団員の姿もそこにはなく、お情け程度の燭台の灯りがぽつぽつと照らしている。
(やっぱり、いないよねぇ…)
だだっ広く、薄暗い食堂はいつもと雰囲気が違うせいか、少し怖いように思えた。
そう――どこからか物音が聞こえてくるように――
(って、誰かいる?)
小さく反響する音。
それはヒソヒソ話のような、なにか扉をそっと開くような。
音が鳴る厨房の方へ、抜き足差し足でそろそろと近づく名無し。
…筋肉痛で手足が痛いのは見て見ぬふりをしよう。
「ああっ、ティム。そんなにベーコン食べたらジェリーさんに怒られちゃうじゃないか、」
ゆるりとした白いシャツに、団服のズボン。
印象的な白銀の髪。
そして、いつも一緒の金色のゴーレム。
「………………アレンさん?」
「う、わぁ!?」
パリン、
そっと声を掛ければ、皿が割れる乾いた音が耳に届く。
誰もいない食堂でその音は、酷く大きく反響して聞こえた。
「す、すみません!いきなり話しかけて、」
「いえ、僕こそすみません!驚いてしまって…」
割れてしまった皿と名無しの顔を見比べながらアレンは狼狽える。
トースターで焼いただけのパンに、生のままのベーコン。つまりこれは、
「あの、ティムくん…ベーコンの塊、まるっと食べようとしてますけど…」
「へ。あ、あー!ダメだって、ティム!流石にそれは怒られちゃうから!」
体より大きな肉の塊を、よくもまぁ呑み込めるのだと。
名無しは小さく目を見開きながら、心の隅でそっと感心した。
***
「名無しはどうしたんですか?こんな夜更けに、」
「……その、ちょっとお腹が空いてしまって。」
恥ずかしそうにごにょごにょと申告する彼女。
――あぁ、そうか。なるほど。
「寄生タイプだからですかね?」
「?、それってイノセンスの話ですか?」
「はい。寄生タイプの人はエネルギー消費も多いので、お腹もよく減るんですよ」
言われてみれば心当たりがあるかもしない。
今までは殆どイノセンスを使うことがなかったから気にしなかったが、ここに来てからというもののお腹の減りが尋常ではなかった。
それは慣らすために『目』を使うことから始まり、怪我が治ってからは鍛錬の予定が毎日入っている。
「むしろよく今日まで我慢出来ましたね。」
「…言い出すのが、なんだか恥ずかしくて。」
くっ…と苦虫を噛み潰したような顔で名無しが答える。
まぁ年頃の女の子ですし、相手は神田ですし。確かに言い出しにくいかもしれない。
イノセンスが結晶型になった神田は、特別お腹が空くということもなく相変わらず蕎麦で事足りているようだし。
寄生型の空腹具合は、恐らく彼には一生分からないだろう。
「あの、アレンさんは?」
「僕ですか?あー…その、ちょっと小腹が空いて。」
「食パン一斤丸々焼こうとしていたのが、ちょっとですか…?」
え。これはちょっとなのでは?
「…まぁまぁ。それは置いといて。つまり名無しも盗み食いに来た、ってことですね」
「ひ、否定が出来ないのが悔しい…!」
「ふふっ、じゃあ食器を片付けて何か一緒に食べましょう。」
割れてしまった白磁の皿。
明日ジェリーさんに謝ろう…。
「あ、アレンさん。直しますよ、それ。」
「え?」
後ろからひょこりと顔を出し名無しが「任せてください!」と快活に笑う。
彼女が割れた皿へ視線を落とす。
大きく割れた破片も、小さな目に見えないような欠片も、カチリと集まって元通りに戻る。
ミランダが持っているイノセンスの、時間の巻き戻しに似ているが――
「ふぅ。証拠隠滅、完了ですね!」
いたずらっぽく笑った彼女の瞳は鮮やかな琥珀色だった。
***
「へぇー…便利ですね、名無しのイノセンス。」
「いまちい使い方が、まだ把握出来ていないんですけどね」
過去の記録では物質に対して『修復』する力を持ったイノセンス…らしい。
修復といっても様々で、詳しく言えば『本来の正しい状態』に戻せると記録されていた。
まぁ全てコムイさんから聞いた話で、実感がわかないのだが。
アクマの身体は魔導ボディ…つまるところ機械だ。魂を『本来の正しい状態』に戻すことで破壊する原理らしい。
(こっちでまだアクマに遭遇していないからなぁ)
『らしい』と言葉尻につけてしまうのも仕方がない。正直自分の意思で使いこなせているとは言い難いのだから。
「そういえば、神田との修行どうですか?」
「が、頑張ってる…つもりです。」
「どうせ神田は脳筋ですから、スパルタでしょう」
困ったように笑うアレンさんに対して、否定も肯定も出来ず、私は曖昧に笑った。
彼なりにあれは手加減しているつもりなのかもしれないし、傍から見ればスパルタなのかもしれない。
…脳筋なのは、ちょっと肯定しかけてしまった。
簡単に作ったサンドイッチを食べて、空腹が満たされるとうつらうつらと睡魔がにじり寄って来る。
食べてすぐ寝るだなんて、肥満の原因になりかねないが…今は消費カロリーが尋常ではない。
きっちり熱量と筋肉に変換されるだろう。
「眠たくなっちゃいました?」
「う…少し。」
そう答えるとアレンさんはポケットの中をゴソゴソとまさぐり始める。
カサリ・と音を立てて出てきたのは…
「良かったらこれどうぞ。」
「飴、ですか?」
「いえ。チョコレートです。」
「先日、ベルギーへ任務に行ってきたラビからのお土産で」とニコニコ笑いながら手に握らせてくれる。
アレンさんも寄生型だからお腹が空くのだろう。…私も今度から飴ちゃんをポケットに入れることにしよう。
「ありがとうございます!大事に食べますね!」
「はい。神田のシゴキ、頑張ってください」
「はぁい。それじゃあ、アレンさん。おやすみなさい」
「おやすみなさい、名無し。」
サンドイッチを作った跡を片付けて、キッチンで解散する。
これがきっかけで『こっそり夜食の会』が開かれるようになるのは、もう少し後の話。
Re:pray#03
立ち込める朝霧。
春が近づいてきているせいか、たっぷりと積もった雪はすっかりまばらになっていた。
朝の5時。
やっと慣れてきたベッドからゆっくり身体を起こせば、外は薄明るい夜明け前だ。
山が連なる空の向こうで東雲色が滲み、もうすぐ朝が来るのだろう。夜の濃紺は西へ西へと吸い込まれていっていた。
(朝だ。)
目を擦り、大きく伸びをする。
空気を取り込もうと窓を開ければ、雪解けの地を歩く人影がひとり。
(神田さんだ。)
――あぁ、そうか。
私の鍛錬に付き合って貰っているせいで、彼自身の鍛錬時間がなくなってしまっているのか。
申し訳ない気持ちになると同時に、なんだか改めて身が引き締まる思いになった。
(申し訳なくなって落ち込むくらいなら…早く追いつかなくちゃ)
へこんでいる暇などない。
前向きに、全力に。今までだってそうだったし、これからもそうするつもりだ。
大きく窓を開け放てば、こちらに気がついたのか神田さんと視線が絡む。
「…もう起きたのか。」
少し離れたところから聞こえてくる、彼の声。
なんだかそれが何故か嬉しくて、私は彼へ言葉を返す。
――もちろん、朝の5時ということも考慮して。
「おはようございます、神田さん!」
***
日課の朝の筋トレを終わらせれば、窓から朝日が眩く差し込む。
相棒のティムキャンピーはベッドの上で未だに惰眠を貪っている。あぁ、僕も二度寝したいなぁ。
窓の外を見れば、朝の鍛錬をしている神田――と、名無しがいた。
動きやすい格好で、けれど神田の邪魔はせず。ぐるぐると教団の周りをランニングしているようだった。
(一見、普通の女の子に見えたけど、)
思っていた以上に努力家なのかもしれない。
あぁ、これは確かに神田も教え甲斐があるだろう。
僕の窓から見える場所で、息を整えてゆっくり立ち止まる。
彼女がポケットから取り出したのは、僕が昨晩あげたチョコレート。
真っ赤な包みをそっと開いて、大粒のチョコを幸せそうに頬張った。
僕以外誰も見ていないというのに、これまた幸せそうに頬を綻ばせる名無し。
(…今度から任務先のお土産、名無しにも買ってきてあげよう。)
あんなに美味しそうに食べてくれるのなら、餌付け甲斐がある。
もしかしたら神田に睨まれるかもしれないが…それはそれ。後で考えることにしよう。
「よし。今日の鍛錬は終わりだ。」
快復明けに、まさか腕立てから腹筋・スクワットまでするとは。
…もしかして、もしかしなくとも。
(神田さん…す、スパルタだ!!!!!)
***
風呂に入って汗を流せば、眠気が来るはず。
そう思っていたのに一向に眠くならない。これはマズい。
明日の午前もみっちり鍛錬のスケジュールが入っている。しっかり寝なければ体力か足りなくなくのは容易に想像がつく。
しかし、これは大変だ。
由々しき事態だ。
死活問題であり、神田に言うのも憚られる話だ。
「…………………………………お腹減った。」
***
深夜の食堂。
そこにジェリーの姿はなく、しんと静まり返っていた。
勿論、いつも賑わっている団員の姿もそこにはなく、お情け程度の燭台の灯りがぽつぽつと照らしている。
(やっぱり、いないよねぇ…)
だだっ広く、薄暗い食堂はいつもと雰囲気が違うせいか、少し怖いように思えた。
そう――どこからか物音が聞こえてくるように――
(って、誰かいる?)
小さく反響する音。
それはヒソヒソ話のような、なにか扉をそっと開くような。
音が鳴る厨房の方へ、抜き足差し足でそろそろと近づく名無し。
…筋肉痛で手足が痛いのは見て見ぬふりをしよう。
「ああっ、ティム。そんなにベーコン食べたらジェリーさんに怒られちゃうじゃないか、」
ゆるりとした白いシャツに、団服のズボン。
印象的な白銀の髪。
そして、いつも一緒の金色のゴーレム。
「………………アレンさん?」
「う、わぁ!?」
パリン、
そっと声を掛ければ、皿が割れる乾いた音が耳に届く。
誰もいない食堂でその音は、酷く大きく反響して聞こえた。
「す、すみません!いきなり話しかけて、」
「いえ、僕こそすみません!驚いてしまって…」
割れてしまった皿と名無しの顔を見比べながらアレンは狼狽える。
トースターで焼いただけのパンに、生のままのベーコン。つまりこれは、
「あの、ティムくん…ベーコンの塊、まるっと食べようとしてますけど…」
「へ。あ、あー!ダメだって、ティム!流石にそれは怒られちゃうから!」
体より大きな肉の塊を、よくもまぁ呑み込めるのだと。
名無しは小さく目を見開きながら、心の隅でそっと感心した。
***
「名無しはどうしたんですか?こんな夜更けに、」
「……その、ちょっとお腹が空いてしまって。」
恥ずかしそうにごにょごにょと申告する彼女。
――あぁ、そうか。なるほど。
「寄生タイプだからですかね?」
「?、それってイノセンスの話ですか?」
「はい。寄生タイプの人はエネルギー消費も多いので、お腹もよく減るんですよ」
言われてみれば心当たりがあるかもしない。
今までは殆どイノセンスを使うことがなかったから気にしなかったが、ここに来てからというもののお腹の減りが尋常ではなかった。
それは慣らすために『目』を使うことから始まり、怪我が治ってからは鍛錬の予定が毎日入っている。
「むしろよく今日まで我慢出来ましたね。」
「…言い出すのが、なんだか恥ずかしくて。」
くっ…と苦虫を噛み潰したような顔で名無しが答える。
まぁ年頃の女の子ですし、相手は神田ですし。確かに言い出しにくいかもしれない。
イノセンスが結晶型になった神田は、特別お腹が空くということもなく相変わらず蕎麦で事足りているようだし。
寄生型の空腹具合は、恐らく彼には一生分からないだろう。
「あの、アレンさんは?」
「僕ですか?あー…その、ちょっと小腹が空いて。」
「食パン一斤丸々焼こうとしていたのが、ちょっとですか…?」
え。これはちょっとなのでは?
「…まぁまぁ。それは置いといて。つまり名無しも盗み食いに来た、ってことですね」
「ひ、否定が出来ないのが悔しい…!」
「ふふっ、じゃあ食器を片付けて何か一緒に食べましょう。」
割れてしまった白磁の皿。
明日ジェリーさんに謝ろう…。
「あ、アレンさん。直しますよ、それ。」
「え?」
後ろからひょこりと顔を出し名無しが「任せてください!」と快活に笑う。
彼女が割れた皿へ視線を落とす。
大きく割れた破片も、小さな目に見えないような欠片も、カチリと集まって元通りに戻る。
ミランダが持っているイノセンスの、時間の巻き戻しに似ているが――
「ふぅ。証拠隠滅、完了ですね!」
いたずらっぽく笑った彼女の瞳は鮮やかな琥珀色だった。
***
「へぇー…便利ですね、名無しのイノセンス。」
「いまちい使い方が、まだ把握出来ていないんですけどね」
過去の記録では物質に対して『修復』する力を持ったイノセンス…らしい。
修復といっても様々で、詳しく言えば『本来の正しい状態』に戻せると記録されていた。
まぁ全てコムイさんから聞いた話で、実感がわかないのだが。
アクマの身体は魔導ボディ…つまるところ機械だ。魂を『本来の正しい状態』に戻すことで破壊する原理らしい。
(こっちでまだアクマに遭遇していないからなぁ)
『らしい』と言葉尻につけてしまうのも仕方がない。正直自分の意思で使いこなせているとは言い難いのだから。
「そういえば、神田との修行どうですか?」
「が、頑張ってる…つもりです。」
「どうせ神田は脳筋ですから、スパルタでしょう」
困ったように笑うアレンさんに対して、否定も肯定も出来ず、私は曖昧に笑った。
彼なりにあれは手加減しているつもりなのかもしれないし、傍から見ればスパルタなのかもしれない。
…脳筋なのは、ちょっと肯定しかけてしまった。
簡単に作ったサンドイッチを食べて、空腹が満たされるとうつらうつらと睡魔がにじり寄って来る。
食べてすぐ寝るだなんて、肥満の原因になりかねないが…今は消費カロリーが尋常ではない。
きっちり熱量と筋肉に変換されるだろう。
「眠たくなっちゃいました?」
「う…少し。」
そう答えるとアレンさんはポケットの中をゴソゴソとまさぐり始める。
カサリ・と音を立てて出てきたのは…
「良かったらこれどうぞ。」
「飴、ですか?」
「いえ。チョコレートです。」
「先日、ベルギーへ任務に行ってきたラビからのお土産で」とニコニコ笑いながら手に握らせてくれる。
アレンさんも寄生型だからお腹が空くのだろう。…私も今度から飴ちゃんをポケットに入れることにしよう。
「ありがとうございます!大事に食べますね!」
「はい。神田のシゴキ、頑張ってください」
「はぁい。それじゃあ、アレンさん。おやすみなさい」
「おやすみなさい、名無し。」
サンドイッチを作った跡を片付けて、キッチンで解散する。
これがきっかけで『こっそり夜食の会』が開かれるようになるのは、もう少し後の話。
Re:pray#03
立ち込める朝霧。
春が近づいてきているせいか、たっぷりと積もった雪はすっかりまばらになっていた。
朝の5時。
やっと慣れてきたベッドからゆっくり身体を起こせば、外は薄明るい夜明け前だ。
山が連なる空の向こうで東雲色が滲み、もうすぐ朝が来るのだろう。夜の濃紺は西へ西へと吸い込まれていっていた。
(朝だ。)
目を擦り、大きく伸びをする。
空気を取り込もうと窓を開ければ、雪解けの地を歩く人影がひとり。
(神田さんだ。)
――あぁ、そうか。
私の鍛錬に付き合って貰っているせいで、彼自身の鍛錬時間がなくなってしまっているのか。
申し訳ない気持ちになると同時に、なんだか改めて身が引き締まる思いになった。
(申し訳なくなって落ち込むくらいなら…早く追いつかなくちゃ)
へこんでいる暇などない。
前向きに、全力に。今までだってそうだったし、これからもそうするつもりだ。
大きく窓を開け放てば、こちらに気がついたのか神田さんと視線が絡む。
「…もう起きたのか。」
少し離れたところから聞こえてくる、彼の声。
なんだかそれが何故か嬉しくて、私は彼へ言葉を返す。
――もちろん、朝の5時ということも考慮して。
「おはようございます、神田さん!」
***
日課の朝の筋トレを終わらせれば、窓から朝日が眩く差し込む。
相棒のティムキャンピーはベッドの上で未だに惰眠を貪っている。あぁ、僕も二度寝したいなぁ。
窓の外を見れば、朝の鍛錬をしている神田――と、名無しがいた。
動きやすい格好で、けれど神田の邪魔はせず。ぐるぐると教団の周りをランニングしているようだった。
(一見、普通の女の子に見えたけど、)
思っていた以上に努力家なのかもしれない。
あぁ、これは確かに神田も教え甲斐があるだろう。
僕の窓から見える場所で、息を整えてゆっくり立ち止まる。
彼女がポケットから取り出したのは、僕が昨晩あげたチョコレート。
真っ赤な包みをそっと開いて、大粒のチョコを幸せそうに頬張った。
僕以外誰も見ていないというのに、これまた幸せそうに頬を綻ばせる名無し。
(…今度から任務先のお土産、名無しにも買ってきてあげよう。)
あんなに美味しそうに食べてくれるのなら、餌付け甲斐がある。
もしかしたら神田に睨まれるかもしれないが…それはそれ。後で考えることにしよう。