日常篇//壱
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回診の合間の休憩がてら、甘味屋に寄った時。
「あら。銀時と土方さん。…えーと、お二人ってそんなに仲良かったですっけ?」
「「よくねーよ!」」
店先の長椅子に男二人並んで団子食べているのを目撃してしまった。
茜色ドロップ#同族嫌悪は程々に。
話を聞く限りだと、席がいっぱいだったため相席を頼まれた。
相席の相手が天敵だった・とのこと。
「銀時、もうちょっと向こうに詰められない?」
「無理。マヨネーズ野郎こそ、もう少し名無しから離れろよ」
「ケツが落ちるんだよ。嫌ならテメーが席を立てよ」
なんで私はこの男二人に挟まれて休憩しているのだろう。
険悪すぎるからどうにかしてくれ。と店主に言われたが、かといってこの二人の間に入る必要はあったのか。
両隣がピリピリしているせいか、何だか気持ちが休まらない。
みたらし団子だけが今の心の拠り所だ。
「うまそーだな、それ」
「ん?食べる?」
「ん。」
んあ、と口を開ける銀時を見て思わず苦笑いを浮かべてしまった。
其の姿はまるで親鳥からの餌を待つ雛鳥のようで。
串を口元に運べば、これまた美味そうに団子を咀嚼する。
甘辛いタレが絶妙に美味いから仕方ないと言えば仕方ない。確かにこれは美味しい。
「オイ、公衆の面前だぞ」
「別に団子貰っただけだしィ〜。何?羨ましいの?土方クン。マヨラーの性癖にドン引きされて、デートしてくれる女もいないもんなァ?」
「馬鹿野郎、あえて女なんか作ってねーんだよ。テメーこそさっきまでブラブラブラブラ、日中徘徊するニートじゃねぇか」
あぁ、また始まった。
大人しく団子を食べていればいいのに。
某ドーナツ屋が「怒りながらドーナツを食べるのはむずかしいね」って可愛らしいことをポスターに書いていたが、この二人は怒りながらでもドーナツを食べてしまいそうだ。
「もう。二人とも落ち着いてください。あと土方さん、きな粉ついてますよ」
白衣のポケットからハンカチを取り出して口の端を拭ってやれば、悪態を呑み込んでグッと大人しくなる土方。
小さく「悪い」と呟く姿は、何だかどこかの誰かを思い出す。
「この間からテメー、名無しにデレデレしすぎだろ!名無し、こんなヤツの隣にいるとアレだ、マヨネーズになっちまうぞ!身体の隅々まで啜られるぞ!」
「変な言いがかりしてんじゃねェェェ!
第一、テメーこそいい年こいて何が一口ちょーだいだ!女子か!!去勢しろ、去勢!」
ギャイギャイと低レベルな言い争いをしている男二人に挟まれ、名無しは溜息をついた。
第三者からすればそれはもう顔立ち整っている男二人、両手に花状態なのだろうが、中身が小学生男子以下なのだ。
両耳に響く低い罵声に辟易してしまうのは不可抗力だろう。
(あぁ、そうか。この二人よく似てるんだ)
同族嫌悪、という言葉がしっくりきた。
ところで、先程『公衆の面前』と文句を言っていたにも関わらず、土方の去勢発言も如何なものかと。
あと銀時の発言も後で叱っておこう。
「もう…二人とも、公共の場だから静かにしようよ…」
このしょうもない言い争いは15分経っても続いたそうだ。
名無しの雷が落ちるまで、あと15分と2秒。
「あら。銀時と土方さん。…えーと、お二人ってそんなに仲良かったですっけ?」
「「よくねーよ!」」
店先の長椅子に男二人並んで団子食べているのを目撃してしまった。
茜色ドロップ#同族嫌悪は程々に。
話を聞く限りだと、席がいっぱいだったため相席を頼まれた。
相席の相手が天敵だった・とのこと。
「銀時、もうちょっと向こうに詰められない?」
「無理。マヨネーズ野郎こそ、もう少し名無しから離れろよ」
「ケツが落ちるんだよ。嫌ならテメーが席を立てよ」
なんで私はこの男二人に挟まれて休憩しているのだろう。
険悪すぎるからどうにかしてくれ。と店主に言われたが、かといってこの二人の間に入る必要はあったのか。
両隣がピリピリしているせいか、何だか気持ちが休まらない。
みたらし団子だけが今の心の拠り所だ。
「うまそーだな、それ」
「ん?食べる?」
「ん。」
んあ、と口を開ける銀時を見て思わず苦笑いを浮かべてしまった。
其の姿はまるで親鳥からの餌を待つ雛鳥のようで。
串を口元に運べば、これまた美味そうに団子を咀嚼する。
甘辛いタレが絶妙に美味いから仕方ないと言えば仕方ない。確かにこれは美味しい。
「オイ、公衆の面前だぞ」
「別に団子貰っただけだしィ〜。何?羨ましいの?土方クン。マヨラーの性癖にドン引きされて、デートしてくれる女もいないもんなァ?」
「馬鹿野郎、あえて女なんか作ってねーんだよ。テメーこそさっきまでブラブラブラブラ、日中徘徊するニートじゃねぇか」
あぁ、また始まった。
大人しく団子を食べていればいいのに。
某ドーナツ屋が「怒りながらドーナツを食べるのはむずかしいね」って可愛らしいことをポスターに書いていたが、この二人は怒りながらでもドーナツを食べてしまいそうだ。
「もう。二人とも落ち着いてください。あと土方さん、きな粉ついてますよ」
白衣のポケットからハンカチを取り出して口の端を拭ってやれば、悪態を呑み込んでグッと大人しくなる土方。
小さく「悪い」と呟く姿は、何だかどこかの誰かを思い出す。
「この間からテメー、名無しにデレデレしすぎだろ!名無し、こんなヤツの隣にいるとアレだ、マヨネーズになっちまうぞ!身体の隅々まで啜られるぞ!」
「変な言いがかりしてんじゃねェェェ!
第一、テメーこそいい年こいて何が一口ちょーだいだ!女子か!!去勢しろ、去勢!」
ギャイギャイと低レベルな言い争いをしている男二人に挟まれ、名無しは溜息をついた。
第三者からすればそれはもう顔立ち整っている男二人、両手に花状態なのだろうが、中身が小学生男子以下なのだ。
両耳に響く低い罵声に辟易してしまうのは不可抗力だろう。
(あぁ、そうか。この二人よく似てるんだ)
同族嫌悪、という言葉がしっくりきた。
ところで、先程『公衆の面前』と文句を言っていたにも関わらず、土方の去勢発言も如何なものかと。
あと銀時の発言も後で叱っておこう。
「もう…二人とも、公共の場だから静かにしようよ…」
このしょうもない言い争いは15分経っても続いたそうだ。
名無しの雷が落ちるまで、あと15分と2秒。
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