やっぱりキミがすき
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名無しは、よく寝ぼける。
寝相はとてもいい。
だが、喉が乾いたのだろう。夜中に水をコップ一杯飲んで、布団に戻る時に時々やらかす。
…いや、俺としては嬉しい悲鳴ではあるのだけど。
俺と名無しの布団は離して寝ているのだが、寝ぼけて間違えているのだろう。
眠たげな目を擦りながら俺の布団に入ってくる。
噂をすれば、ほら来た。
もぞりと俺の背後の布団に入ってくる小さい身体。
一緒に暮らし始めて初めて彼女が寝ぼけて布団に入ってきた時は、夜這いかと一人驚いた(あと無茶苦茶興奮した)が、今では随分と慣れた。
相変わらず理性との戦いではあるが最近はちゃんと欲望もそれなりに発散しているため、ちゃんと恋人になる前よりは落ち着いたものだ。
俺の背中にくっついてすやすやと寝息を立てる姿は、可愛いの一言に尽きる。むしろ語彙力が喪失するレベルで可愛い。
普段のコマネズミのようにちょこまか働く姿からは想像出来ない程に、寝ている時の名無しは無防備だ。
攘夷戦争をしていた時は不眠不休なんて彼女はざらにあったし、寝たとしても浅い眠りの仮眠か、泥のように眠る深い睡眠だった。
だからこそ寝ぼける、なんて癖は大人になった今初めて知った。
ゆっくりと起こさないように寝返りをうてば、くうくうと子供みたいな寝息を立てる名無し。
彼女の頬を人差し指でつつけば、赤子のような柔らかさに思わず頬が緩む。天使か。
ちなみにこの寝ぼけて布団に入ってくるイベントは、夏はない。なぜなら暑いから。
その辺、無意識だろうが名無しもよく分かっている。
逆に冬はよく入ってくる。寒がりの彼女らしいといえば、彼女らしい。
「名無し。」
呼んでも返事はないが、今はそれでいい。
安心して熟睡出来ている、という事実だけでも昔に比べれば随分と幸福なことなのだから。
桜色の唇に軽く口付けを落とせば「ん…」と小さく声を上げる名無し。
起きるか起きないか最初はドキドキしたものだが、大体結局は起きない。寝相が良すぎるのも考えものだ。
ちなみに調子に乗って深く深く何度も口付けして、俺が我慢できなくなって結局夜這いしてしまったことは何度かある。
あれは最高に可愛かった。その後真っ赤な顔で怒られたが。
「…おやすみ。」
寝苦しくならない程度にそっと抱き寄せて、サラサラの黒髪に顔を埋める。
使っているシャンプーは同じ香りなのに、彼女の髪からは魅惑的な甘い匂いがした。
やっぱりキミがすき#寝相
微睡む君に、おやすみのキスを。
寝相はとてもいい。
だが、喉が乾いたのだろう。夜中に水をコップ一杯飲んで、布団に戻る時に時々やらかす。
…いや、俺としては嬉しい悲鳴ではあるのだけど。
俺と名無しの布団は離して寝ているのだが、寝ぼけて間違えているのだろう。
眠たげな目を擦りながら俺の布団に入ってくる。
噂をすれば、ほら来た。
もぞりと俺の背後の布団に入ってくる小さい身体。
一緒に暮らし始めて初めて彼女が寝ぼけて布団に入ってきた時は、夜這いかと一人驚いた(あと無茶苦茶興奮した)が、今では随分と慣れた。
相変わらず理性との戦いではあるが最近はちゃんと欲望もそれなりに発散しているため、ちゃんと恋人になる前よりは落ち着いたものだ。
俺の背中にくっついてすやすやと寝息を立てる姿は、可愛いの一言に尽きる。むしろ語彙力が喪失するレベルで可愛い。
普段のコマネズミのようにちょこまか働く姿からは想像出来ない程に、寝ている時の名無しは無防備だ。
攘夷戦争をしていた時は不眠不休なんて彼女はざらにあったし、寝たとしても浅い眠りの仮眠か、泥のように眠る深い睡眠だった。
だからこそ寝ぼける、なんて癖は大人になった今初めて知った。
ゆっくりと起こさないように寝返りをうてば、くうくうと子供みたいな寝息を立てる名無し。
彼女の頬を人差し指でつつけば、赤子のような柔らかさに思わず頬が緩む。天使か。
ちなみにこの寝ぼけて布団に入ってくるイベントは、夏はない。なぜなら暑いから。
その辺、無意識だろうが名無しもよく分かっている。
逆に冬はよく入ってくる。寒がりの彼女らしいといえば、彼女らしい。
「名無し。」
呼んでも返事はないが、今はそれでいい。
安心して熟睡出来ている、という事実だけでも昔に比べれば随分と幸福なことなのだから。
桜色の唇に軽く口付けを落とせば「ん…」と小さく声を上げる名無し。
起きるか起きないか最初はドキドキしたものだが、大体結局は起きない。寝相が良すぎるのも考えものだ。
ちなみに調子に乗って深く深く何度も口付けして、俺が我慢できなくなって結局夜這いしてしまったことは何度かある。
あれは最高に可愛かった。その後真っ赤な顔で怒られたが。
「…おやすみ。」
寝苦しくならない程度にそっと抱き寄せて、サラサラの黒髪に顔を埋める。
使っているシャンプーは同じ香りなのに、彼女の髪からは魅惑的な甘い匂いがした。
やっぱりキミがすき#寝相
微睡む君に、おやすみのキスを。