BLEACH
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「いい夫婦の日って、いいニャンニャンとも読めるんっスよねぇ」
目の前の浦原は酷く猟奇的な笑みを浮かべていた。
押し倒された布団の上、見上げるのは意地悪い笑みを浮かべた駄菓子屋店主の恋人と、彼の後ろから見下ろしてくる木目の天井。
ニャンニャン。
つまり、
「いやいやいや、死語ですよね!?それ!」
「いやぁ。ボク長生きっスからぁ」
死語と長生きは関係あるのか!?
というか、なるほど。
いい夫婦は、いい『ニャンニャン』の日。…って誰がうまいことを言えと。
「長生きなら、少しは性欲衰えてもいいのでは!?」
「衰えないから不思議っスよねぇ」
本当に。
名無しの抗議も虚しく、首筋に埋められる顔。
髭はきちんと剃ったからなのか、不愉快な擽ったさと刺すような痛みはなかった。
その代わり、擽ったさとは別物の、身を捩るような刺激が首筋を這うのだが。
「ふ、や…っ」
手首を抑えられれば口元を覆うことも叶わない。
あられもない、情欲が滲み出た情けない声が僅かに零れた。
「同じ石鹸使って同じもの食べてるのに、何でこんなに名無しサンの首筋って甘いんっスかね?」
「しり、ません、よ…お…っ」
柔らかい首筋を堪能するように舌を這わせたと思えば、軽く甘噛みをする。
焦れったい感覚の後にピリッと走るような刺激が、やわやわと名無しの理性を崩していく。
寝間着用のTシャツの襟を軽く引っ張られ、首筋から鎖骨へ、丁寧に口付けを落としていく。
やわりとしたものから、紅い跡がついているであろう痛みを伴うものまで。
次の日、鏡に映った情事の痕を見る度に熱がぶり返してくるから、本当にやめてほしい。恥ずかしくて死んでしまう。
以前抗議をしたら、やたらとキスマークが増量されたので、もう抗議は二度としないけれども。
浦原喜助という男はこういう男だった。
***
Tシャツを捲りあげれば、淡い水色の下着が目に入る。
勝手知ったる風にホックを外せば、緩まる胸元。
隙間から見える白い双丘は、身体を重ねてから少しずつ大きくなっていた。
なるほど、育てるとはこういうことなのだろう。
ひんやりとした末秋の空気は火照った体に刺激が強かったのか。蕩けてきた表情の名無しがわずかに身震いした。
「寒いっスか?」
「すこ、し…」
上気させた頬に、先程散らした赤い花弁の痕。
組み敷く小さな身体を見下ろしていると、独占欲のような支配欲のような、あまり綺麗とは言えない感情がフツフツと沸いてくる。
それもこれも、目の前の彼女が原因だ。
「すぐ熱くなるっスから」
胸の飾りの頂きを食めば、先程よりも大きく戦慄く。
仔猫が鳴くような愛らしい声も、何度聴いても聴き飽きることはない。
寒さか、快楽か、それとも両方か。口の中に含んだ可愛らしい乳首は赤く熟れていった。
掴んでいた名無しの手を離してやわやわと胸を揉めば、吸い付くような肌に思わず息が零れる。
手から僅かにこぼれるくらいの程よい大きさ。
普段はゆるりとしたラフな格好が多いせいか、見た目より随分と着痩せしていた。所謂『脱いだら凄い』というヤツだろうか。
(知ってるのも、全部ボクだけ)
そう思うだけで、優越感と言葉に出来ない愛しさが全身を駆け巡った。
「うら、はらさん、」
甘い声の合間に、ボクを呼ぶ声。
自由になった両手で、彼女の胸を堪能していた頭を抱き抱えるように抱きしめられる。
やわ肉に埋もれる顔。
ふわふわとマシュマロより柔らかい、まだまだ発展途上の胸に思わずボクの心臓は高鳴った。
何回か身体を重ねていて分かったことは、大体理性が崩れる合図が『コレ』だ。
抱きしめられたり、手を握られたり。
まるで『もっと』とねだられているようで、口には出さないけれどボクはこれが無茶苦茶好きだった。
あぁもう。本当に可愛い。
***
なけなしのTシャツ一枚。
ブラジャーも辛うじてストラップが腕を通っているものの、胸の上側にのっているだけで本来の用途をなしていなかった。
指先ひとつで何度も絶頂へ放り投げられた身体は、今や夜長の空気が心地いいくらいだ。
「名無しサン、」
名前を、呼ばれる。
表情は穏やかなのに鳶色の瞳だけがギラギラと獰猛な情を滾らせていた。
…獰猛といえば、下半身に押し付けられているソレも獰猛だ。
くたくたになった思考に、ぐずぐずに解された蜜壷。
未だにあんな質量のものが挿ること自体、他人事のようだが不思議で仕方なかった。
――ただ、問題がひとつ。
「ん、うっ…あっああ…っ…!」
狭い中をこじ開けて、浦原の一物が入ってくる。
背筋をはしる浮いたような感覚と、瞼の奥でぱちぱちと瞬く何か。
――コレだ。
彼の手によって蕩ける程に解されたそこは、浦原を難なく受け入れてしまうというのに身体は呆気なく達してしまう。
一度、ここまで解さず受け入れた時はそんなことはなかったのに、ここ最近はずっとこれだ。
原因は浦原なのは分かっている。
けれど達する度に彼は満足そうに笑うものだから、抗議したくても出来ない。正確には抗議する余裕がなくなるまで快楽へ追い詰められる。
「は…、すっかり挿れるだけでイッちゃう身体になっちゃって。」
中で脈打つのが分かるほどに、膣内はすっかり浦原の形になっていた。
はくはくと呼吸を整える、私の頬を撫でる手は熱い。
慈しむように撫でる手つきは優しいのに、中で今にも暴れそうな欲望だけが凶悪だ。
「だれ、の、せいですかぁ…っ」
「名無しサンがエッチなせいっスか?」
息も絶え絶えに訴えれば、白々しく首を傾げる浦原。
言葉と同時に最奥を思いきり突かれれば、内臓が息苦しくなるくらい圧迫される。
それすら快感に思えてしまうようになったのだから、本当に始末が悪い。
肌と肌がぶつかる音と、耳を塞ぎたくなるような水音。
あられもない私の喘ぎ声と浦原の荒い息遣い。
六畳ほどの部屋に響く情事の合奏に頭がおかしくなってしまいそうだった。
「でも、アレっスね」
腰の動きを止めて、浦原が笑う。
下腹部より少し下をやわりと撫でられれば、皮膚一枚下にある異物がよく分かる。
ぐりぐりと弱いところを突き上げられれば、身体の奥からとめどなく熱が焚べられた。
微かなナツメ球の光でも分かるほどに、彼の笑みは意地の悪いものだった。
「夫婦になったらゴムなしになるンっスから、もっと気持ちよくなるんじゃないっスか?」
いまより。もっと。
期待一割、嫌な予感が二割。あとはノーコメントだ。
今でもこんなイき狂わされてるというのに、冗談じゃない。
それでも結局、快楽の海に引きずり込むのだろう。
額に汗を浮かべて「楽しみっスね」と笑う浦原に全面同意出来る訳もなく、私は恥ずかしさのあまりそっぽを向いた。
1122の日?
それでも結局、目の前の男に溺れているのだから自分もタチが悪い。
(ほんの少しだけ、楽しみだなんて口が裂けても言えない)
熱に浮かされた頭でぼんやり考えながら、大好きな大きな手をぎゅっと握り返した。
目の前の浦原は酷く猟奇的な笑みを浮かべていた。
押し倒された布団の上、見上げるのは意地悪い笑みを浮かべた駄菓子屋店主の恋人と、彼の後ろから見下ろしてくる木目の天井。
ニャンニャン。
つまり、
「いやいやいや、死語ですよね!?それ!」
「いやぁ。ボク長生きっスからぁ」
死語と長生きは関係あるのか!?
というか、なるほど。
いい夫婦は、いい『ニャンニャン』の日。…って誰がうまいことを言えと。
「長生きなら、少しは性欲衰えてもいいのでは!?」
「衰えないから不思議っスよねぇ」
本当に。
名無しの抗議も虚しく、首筋に埋められる顔。
髭はきちんと剃ったからなのか、不愉快な擽ったさと刺すような痛みはなかった。
その代わり、擽ったさとは別物の、身を捩るような刺激が首筋を這うのだが。
「ふ、や…っ」
手首を抑えられれば口元を覆うことも叶わない。
あられもない、情欲が滲み出た情けない声が僅かに零れた。
「同じ石鹸使って同じもの食べてるのに、何でこんなに名無しサンの首筋って甘いんっスかね?」
「しり、ません、よ…お…っ」
柔らかい首筋を堪能するように舌を這わせたと思えば、軽く甘噛みをする。
焦れったい感覚の後にピリッと走るような刺激が、やわやわと名無しの理性を崩していく。
寝間着用のTシャツの襟を軽く引っ張られ、首筋から鎖骨へ、丁寧に口付けを落としていく。
やわりとしたものから、紅い跡がついているであろう痛みを伴うものまで。
次の日、鏡に映った情事の痕を見る度に熱がぶり返してくるから、本当にやめてほしい。恥ずかしくて死んでしまう。
以前抗議をしたら、やたらとキスマークが増量されたので、もう抗議は二度としないけれども。
浦原喜助という男はこういう男だった。
***
Tシャツを捲りあげれば、淡い水色の下着が目に入る。
勝手知ったる風にホックを外せば、緩まる胸元。
隙間から見える白い双丘は、身体を重ねてから少しずつ大きくなっていた。
なるほど、育てるとはこういうことなのだろう。
ひんやりとした末秋の空気は火照った体に刺激が強かったのか。蕩けてきた表情の名無しがわずかに身震いした。
「寒いっスか?」
「すこ、し…」
上気させた頬に、先程散らした赤い花弁の痕。
組み敷く小さな身体を見下ろしていると、独占欲のような支配欲のような、あまり綺麗とは言えない感情がフツフツと沸いてくる。
それもこれも、目の前の彼女が原因だ。
「すぐ熱くなるっスから」
胸の飾りの頂きを食めば、先程よりも大きく戦慄く。
仔猫が鳴くような愛らしい声も、何度聴いても聴き飽きることはない。
寒さか、快楽か、それとも両方か。口の中に含んだ可愛らしい乳首は赤く熟れていった。
掴んでいた名無しの手を離してやわやわと胸を揉めば、吸い付くような肌に思わず息が零れる。
手から僅かにこぼれるくらいの程よい大きさ。
普段はゆるりとしたラフな格好が多いせいか、見た目より随分と着痩せしていた。所謂『脱いだら凄い』というヤツだろうか。
(知ってるのも、全部ボクだけ)
そう思うだけで、優越感と言葉に出来ない愛しさが全身を駆け巡った。
「うら、はらさん、」
甘い声の合間に、ボクを呼ぶ声。
自由になった両手で、彼女の胸を堪能していた頭を抱き抱えるように抱きしめられる。
やわ肉に埋もれる顔。
ふわふわとマシュマロより柔らかい、まだまだ発展途上の胸に思わずボクの心臓は高鳴った。
何回か身体を重ねていて分かったことは、大体理性が崩れる合図が『コレ』だ。
抱きしめられたり、手を握られたり。
まるで『もっと』とねだられているようで、口には出さないけれどボクはこれが無茶苦茶好きだった。
あぁもう。本当に可愛い。
***
なけなしのTシャツ一枚。
ブラジャーも辛うじてストラップが腕を通っているものの、胸の上側にのっているだけで本来の用途をなしていなかった。
指先ひとつで何度も絶頂へ放り投げられた身体は、今や夜長の空気が心地いいくらいだ。
「名無しサン、」
名前を、呼ばれる。
表情は穏やかなのに鳶色の瞳だけがギラギラと獰猛な情を滾らせていた。
…獰猛といえば、下半身に押し付けられているソレも獰猛だ。
くたくたになった思考に、ぐずぐずに解された蜜壷。
未だにあんな質量のものが挿ること自体、他人事のようだが不思議で仕方なかった。
――ただ、問題がひとつ。
「ん、うっ…あっああ…っ…!」
狭い中をこじ開けて、浦原の一物が入ってくる。
背筋をはしる浮いたような感覚と、瞼の奥でぱちぱちと瞬く何か。
――コレだ。
彼の手によって蕩ける程に解されたそこは、浦原を難なく受け入れてしまうというのに身体は呆気なく達してしまう。
一度、ここまで解さず受け入れた時はそんなことはなかったのに、ここ最近はずっとこれだ。
原因は浦原なのは分かっている。
けれど達する度に彼は満足そうに笑うものだから、抗議したくても出来ない。正確には抗議する余裕がなくなるまで快楽へ追い詰められる。
「は…、すっかり挿れるだけでイッちゃう身体になっちゃって。」
中で脈打つのが分かるほどに、膣内はすっかり浦原の形になっていた。
はくはくと呼吸を整える、私の頬を撫でる手は熱い。
慈しむように撫でる手つきは優しいのに、中で今にも暴れそうな欲望だけが凶悪だ。
「だれ、の、せいですかぁ…っ」
「名無しサンがエッチなせいっスか?」
息も絶え絶えに訴えれば、白々しく首を傾げる浦原。
言葉と同時に最奥を思いきり突かれれば、内臓が息苦しくなるくらい圧迫される。
それすら快感に思えてしまうようになったのだから、本当に始末が悪い。
肌と肌がぶつかる音と、耳を塞ぎたくなるような水音。
あられもない私の喘ぎ声と浦原の荒い息遣い。
六畳ほどの部屋に響く情事の合奏に頭がおかしくなってしまいそうだった。
「でも、アレっスね」
腰の動きを止めて、浦原が笑う。
下腹部より少し下をやわりと撫でられれば、皮膚一枚下にある異物がよく分かる。
ぐりぐりと弱いところを突き上げられれば、身体の奥からとめどなく熱が焚べられた。
微かなナツメ球の光でも分かるほどに、彼の笑みは意地の悪いものだった。
「夫婦になったらゴムなしになるンっスから、もっと気持ちよくなるんじゃないっスか?」
いまより。もっと。
期待一割、嫌な予感が二割。あとはノーコメントだ。
今でもこんなイき狂わされてるというのに、冗談じゃない。
それでも結局、快楽の海に引きずり込むのだろう。
額に汗を浮かべて「楽しみっスね」と笑う浦原に全面同意出来る訳もなく、私は恥ずかしさのあまりそっぽを向いた。
1122の日?
それでも結局、目の前の男に溺れているのだから自分もタチが悪い。
(ほんの少しだけ、楽しみだなんて口が裂けても言えない)
熱に浮かされた頭でぼんやり考えながら、大好きな大きな手をぎゅっと握り返した。