PINK PORTION
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「び、媚薬、って、」
「いやホントたまたまなんっスよ?出来ちゃったの。」
「解毒的な、ものは、」
「ないっスねぇ」
肩を竦めながら「いやぁ、すみません」と悪びれる様子のない浦原を、心の底から張り倒したくなった。
「でもよく分からないものを味見したら危ないっスよぉ?」
「う…す、すみません…」
それはごもっともだ。
………って、あれ?どうして私が謝っているんだろう。
頭がぼーっとして、思考が曖昧になってきた。
「お仕置き、必要っスかね?」
「へ、」
PINK PORTION#02
ふかふかの布団を無慈悲に剥げば、外気温に触れたせいか小さく身震いする名無し。
ワケもわからない感覚を逃がそうとしたのだろうか、布団の下で縮こまっていた身体は更に小さく窄められた。
「名無しサン、」
名前を呼んで、白い首筋に口付けを落とす。
その触れる感覚すらもどかしいのか、唇が触れた瞬間小さな身体がひくりと震えた。
「う、あ…っ」
不意打ちだったからだろうか、それとも我慢できなかったのだろうか。
桜色の唇から零れた声は僅かに色を孕んだもので、妙な感覚に戸惑っているようにも聞こえた。
「やっぱり、感覚が敏感になっちゃってます?」
「み、耳元で、しゃべらないでください…っ」
ピアス穴ひとつない、柔らかそうな白い耳。さぞかし歯を立てたら甘美な味なのだろう。
耳が弱いのは承知の上だ。
だからこそ、浦原は心の底からフツフツと湧き上がる悪戯心が抑えきれなかった。
「ん?なんっスか?聞こえないっス」
「ふあっ、や、ああっ…ッ」
少し乾いた唇で食んでやれば、甘い声と共にふるりと震える小さな身体。
歯を時折軽く立て舌で丹念に愛撫すると、まるで耳を犯しているようだった。
「み、み、やだ、あ…っ、ああっ!」
「じゃあこっちはいいんっスか?」
無遠慮に服の下から手を差し入れて、下着の上からやわやわと形のいい胸を揉む。
まだ触れてすらいなかったというのに、下着越しでも分かる程に胸の飾りは固く主張していた。
耳朶を舌で転がしながら、名無しにバレないように浦原はそっとほくそ笑む。
それはきっと見る人が見れば『悪い笑顔』と口を揃えて言うであろう、情欲が滲んだ笑顔だった。
「おやぁ?名無しサン、もう乳首勃ってるじゃないっスか」
「あっあ…っや、あ…っ」
聞きたくないと言わんばかりに首をゆるゆると振るが、与えられる感覚に逆らえないのだろう。
浦原の無骨な人差し指と親指が、固くなった果実を潰し、捏ねて、時折爪先で弾いてやれば、細い背中が弓形に戦慄いた。
「これで解したらどうっスかね?」
「へ…ほぐ、…?」
下着をズラしたまま手を差し抜けば、シャツの下からでも分かる程にぷっくり主張する乳首。
さぞかし舌で転がせば可愛い声で啼くのだろう・と安易に想像が出来たが、それは少し我慢だ。
持ってきていた例の瓶を目の前でたぷりと揺らせば、意味が理解出来たのか紅潮していた名無しの頬がカァァと色を濃くした。
「や、やだ、ぁ…っ」
「大丈夫っスよぉ、解すだけっスからぁ」
組み敷いた浦原の元から逃げようとするも、呆気なく掴まれる名無しの手首。
片手で器用に瓶を開ければ、甘ったるい香りを放つとろりとした蜜へトプンと浦原は指を漬け込んだ。
絡めとった液体を指に絡め、シャツを捲り上げる。
ブラをつけたまま胸元を晒された姿は、まるで無理矢理犯しているようだ。いや、これはもしかしたら強姦に近いのかもしれないが。
「さ、名無しサン。しっかり塗ってさしあげますね」
それはとてもとてもいい笑顔で。
とろりとした液体が、浦原の指からポタリ・ポタリと名無しの胸へ落とされる。
瓶の中では色濃い液体も、白い肌に落ちれば話は別だ。
薄紅色にねっとり伝う蜜は、見た目だけでも浦原の欲を掻き立てるには十分すぎた。
媚薬を絡めた指で突起に触れれば、我慢出来るはずもない甘い嬌声が上げられる。
ヌルりとした感触に、指ですらじゅくじゅくと熱を帯びる薬の感覚。
敏感になった性感帯へ揉み込めば、それは一種の拷問だ。
「あっ、ああ!うら、はらしゃ、むね、あつい…っ」
「おかしいっスねぇ、全然解れないんっスよぉ。名無しサン、乳首ビンビンにしちゃうくらい感じちゃってるんスか?」
底意地悪く、白々しく。
薄っぺらい親切な言葉を被った、加虐心丸出しの声音。
頬に朱を散らした名無しの顔を覗き込めば、案外素直にも首をコクコクと縦に振られる。
与えられる凶悪な快楽に耐えきれなかったのか、普段では考えられない程に率直に訴えてくる名無しに、浦原は小さく目を見開いた。
「うらはら、しゃ…っむね、だけじゃなくて、」
「だけじゃなくて、なんっスか?」
情欲に浮かされた名無しの顔はとろけきっている。
浦原の開発の成果もあり、薬のせいでもあり。
あぁ、でも悪くない光景だ。むしろ写真に収めたいくらいだった。
浦原の媚薬がまだ絡まったままの手を掴み、晒されていない名無しの下半身へ持っていく。
そこは快楽に耐えるように、太股をキュッと固く閉じられた、一番の性感帯へ。
「こっち、もぉ…っ」
余裕のない、必死の哀願。
潤んだ瞳に普段は拝めない彼女の『おねだり』。
浦原にとって、名無し『が』最高の媚薬だ。
「仕方ないっスねぇ。ホント、名無しサンは欲しがりなんっスから」
乾いた唇を小さく舌舐めずりしながら、浦原は下着ごと名無しのズボンをずり下ろした。
***
邪魔くさい布を全て取り払えば、そこは愛液でしとどに濡れそぼっていた。
薄い茂みは朝露に濡れた草木のように掻き分けるのは容易で、ふっくらと可愛らしい肉芽が主張する。
「名無しサン、ぐしゃぐしゃに濡れてるっスよ?触ってもいないのに。」
そう言って息を吹きかければ、空気の冷たさに慄いたのだろう。
「ひあっあ……、!」と甘い声が不意に零れた。
ぱくぱくと蜜をたたえる、一見穢れを知らなさそうな性器。
甘い匂い、溢れる愛液。モノ欲しそうに震える可愛らしい口に思わず浦原は生唾を飲み込んだ。
両足を脚を浦原の両肩にかければ、淫靡なそれは目の前に。
「いつもは嫌だって言われちゃいますけど、今日はいいっスよね?」
名無しの返事を待つより早く、浦原は淡い肉色の蜜壷に舌を差し込んだ。
「ふあっああぁ!や、うらはらしゃ、あっ、あぁあっ!はいって、きちゃ、んんっ!」
壊れたように啼き続ける名無しは、あられもなく腰を揺らし続ける。
薬で浮かされた身体は熱に対して酷く正直だった。言葉とは裏腹に腰の動きはまるで『もっと』と強請っているようなのだから。
ジュル・と。わざと音を立てて愛液を啜ってやれば、音を聞きたくないのかイヤイヤと子供のように小さく首を振る。
嬌声を憐れにも上げながら啼き狂うその仕草すら、浦原を煽るということを彼女は知らない。
「中がダメなら、ここはどうっスか?ほぉら、名無しサンが大好きなクリトリスっスよ」
「ふあっ、ああっ!や、やあっあぁっ!」
薄皮を剥いてねっとりと舌で擦り上げてやれば、打ち上げられた魚のように名無しの腰が揺れる。
勿論逃がす訳もなく、浦原の両手でその細い腰はしっかり捕まえられたままなのだが。
「やら、うら、はらしゃ、あっ、あぁっ!へんに、あっ!なっちゃ、」
「ダメっスよぉ、名無しサン。そんなエッチな声で言われて、やめる男なんているわけないじゃないっすかぁ」
悪戯に指を一本、外陰部を舌で転がしながら蜜壷へ挿入すれば、柔らかな肉壁がきゅうきゅうと切なく締め付ける。
普段よりも熱く、指すら溶かされてしまいそうな膣内に、浦原は思わず舌舐めずりした。
「なか、ゆびっ…」
「どうっスか?名無しサン。美味しそうにボクの指、咥えて離さないっスけど」
「う、あ…っうらはらさん、の、ゆび…っきもち、い、あぁっ!」
崩れてきた理性の中、とろけた表情で呼吸を整えようとする名無し。
言葉を遮るように指を中で曲げてやれば、ざらりとした柔らかな内壁が指先に擦れた。
ここを可愛がってやれば名無しが呆気なく達することを、浦原は熟知していた。何せ彼女の身体を拓いたのは、他でもない彼だからだ。
「中と外、同時にいじめたらどうなっちゃうんっスかねぇ」
「あっ、あああっ、あ!」
指を中でゆっくり抜き差しし、柔らかい肉壁を時折広げる。
その度に耳を塞ぎたくなるような水音が部屋に響き、淫らな甘い声が鼓膜を揺さぶった。
紅く熟れてしまった肉芽を舌先でやわやわと押し潰せば、我慢出来なくなったのかぴゅっ、ぴゅっと温かい潮が呆気なく吹き出てくる。
「あーあ、名無しサン。潮まで吹いちゃって、ホントにエッチなんっスからぁ」
「あっああっ!いま、いってる、からっあ、あぁっ!」
絶頂に放り投げられた身体に追い打ちをかけるように、痙攣している中を更に指を増やして蹂躙する。
潮を吹いている局部に吸い付き、まるで一滴も零さまいと吹き出してきた体液を啜り上げた。
根こそぎ吸い上げるような強い刺激に、名無しはただ壊れたように声を上げるだけだ。
「……は、ごちそうさまっス」
「う、あ…っ、」
恥辱と快楽でぐしゃぐしゃになった名無しを見下ろしながら、浦原は満足そうに笑う。
無味無臭のそれをペロリと舐めとれば、えも言えぬ征服感で浦原の欲が僅かに満たされた。
まぁ、この欲が満たされることなんて、残念ながら一瞬だけなのだろうけど。
「名無しサン、」
「ふ、あ……?」
「まだまだ、もっと気持ちいいことしましょうね?」
口付けを、汗ばんだ額にひとつ。
オーガズムで朦朧とした彼女へキスを落とせば、蕩けた表情でふにゃりと笑った。
「いやホントたまたまなんっスよ?出来ちゃったの。」
「解毒的な、ものは、」
「ないっスねぇ」
肩を竦めながら「いやぁ、すみません」と悪びれる様子のない浦原を、心の底から張り倒したくなった。
「でもよく分からないものを味見したら危ないっスよぉ?」
「う…す、すみません…」
それはごもっともだ。
………って、あれ?どうして私が謝っているんだろう。
頭がぼーっとして、思考が曖昧になってきた。
「お仕置き、必要っスかね?」
「へ、」
PINK PORTION#02
ふかふかの布団を無慈悲に剥げば、外気温に触れたせいか小さく身震いする名無し。
ワケもわからない感覚を逃がそうとしたのだろうか、布団の下で縮こまっていた身体は更に小さく窄められた。
「名無しサン、」
名前を呼んで、白い首筋に口付けを落とす。
その触れる感覚すらもどかしいのか、唇が触れた瞬間小さな身体がひくりと震えた。
「う、あ…っ」
不意打ちだったからだろうか、それとも我慢できなかったのだろうか。
桜色の唇から零れた声は僅かに色を孕んだもので、妙な感覚に戸惑っているようにも聞こえた。
「やっぱり、感覚が敏感になっちゃってます?」
「み、耳元で、しゃべらないでください…っ」
ピアス穴ひとつない、柔らかそうな白い耳。さぞかし歯を立てたら甘美な味なのだろう。
耳が弱いのは承知の上だ。
だからこそ、浦原は心の底からフツフツと湧き上がる悪戯心が抑えきれなかった。
「ん?なんっスか?聞こえないっス」
「ふあっ、や、ああっ…ッ」
少し乾いた唇で食んでやれば、甘い声と共にふるりと震える小さな身体。
歯を時折軽く立て舌で丹念に愛撫すると、まるで耳を犯しているようだった。
「み、み、やだ、あ…っ、ああっ!」
「じゃあこっちはいいんっスか?」
無遠慮に服の下から手を差し入れて、下着の上からやわやわと形のいい胸を揉む。
まだ触れてすらいなかったというのに、下着越しでも分かる程に胸の飾りは固く主張していた。
耳朶を舌で転がしながら、名無しにバレないように浦原はそっとほくそ笑む。
それはきっと見る人が見れば『悪い笑顔』と口を揃えて言うであろう、情欲が滲んだ笑顔だった。
「おやぁ?名無しサン、もう乳首勃ってるじゃないっスか」
「あっあ…っや、あ…っ」
聞きたくないと言わんばかりに首をゆるゆると振るが、与えられる感覚に逆らえないのだろう。
浦原の無骨な人差し指と親指が、固くなった果実を潰し、捏ねて、時折爪先で弾いてやれば、細い背中が弓形に戦慄いた。
「これで解したらどうっスかね?」
「へ…ほぐ、…?」
下着をズラしたまま手を差し抜けば、シャツの下からでも分かる程にぷっくり主張する乳首。
さぞかし舌で転がせば可愛い声で啼くのだろう・と安易に想像が出来たが、それは少し我慢だ。
持ってきていた例の瓶を目の前でたぷりと揺らせば、意味が理解出来たのか紅潮していた名無しの頬がカァァと色を濃くした。
「や、やだ、ぁ…っ」
「大丈夫っスよぉ、解すだけっスからぁ」
組み敷いた浦原の元から逃げようとするも、呆気なく掴まれる名無しの手首。
片手で器用に瓶を開ければ、甘ったるい香りを放つとろりとした蜜へトプンと浦原は指を漬け込んだ。
絡めとった液体を指に絡め、シャツを捲り上げる。
ブラをつけたまま胸元を晒された姿は、まるで無理矢理犯しているようだ。いや、これはもしかしたら強姦に近いのかもしれないが。
「さ、名無しサン。しっかり塗ってさしあげますね」
それはとてもとてもいい笑顔で。
とろりとした液体が、浦原の指からポタリ・ポタリと名無しの胸へ落とされる。
瓶の中では色濃い液体も、白い肌に落ちれば話は別だ。
薄紅色にねっとり伝う蜜は、見た目だけでも浦原の欲を掻き立てるには十分すぎた。
媚薬を絡めた指で突起に触れれば、我慢出来るはずもない甘い嬌声が上げられる。
ヌルりとした感触に、指ですらじゅくじゅくと熱を帯びる薬の感覚。
敏感になった性感帯へ揉み込めば、それは一種の拷問だ。
「あっ、ああ!うら、はらしゃ、むね、あつい…っ」
「おかしいっスねぇ、全然解れないんっスよぉ。名無しサン、乳首ビンビンにしちゃうくらい感じちゃってるんスか?」
底意地悪く、白々しく。
薄っぺらい親切な言葉を被った、加虐心丸出しの声音。
頬に朱を散らした名無しの顔を覗き込めば、案外素直にも首をコクコクと縦に振られる。
与えられる凶悪な快楽に耐えきれなかったのか、普段では考えられない程に率直に訴えてくる名無しに、浦原は小さく目を見開いた。
「うらはら、しゃ…っむね、だけじゃなくて、」
「だけじゃなくて、なんっスか?」
情欲に浮かされた名無しの顔はとろけきっている。
浦原の開発の成果もあり、薬のせいでもあり。
あぁ、でも悪くない光景だ。むしろ写真に収めたいくらいだった。
浦原の媚薬がまだ絡まったままの手を掴み、晒されていない名無しの下半身へ持っていく。
そこは快楽に耐えるように、太股をキュッと固く閉じられた、一番の性感帯へ。
「こっち、もぉ…っ」
余裕のない、必死の哀願。
潤んだ瞳に普段は拝めない彼女の『おねだり』。
浦原にとって、名無し『が』最高の媚薬だ。
「仕方ないっスねぇ。ホント、名無しサンは欲しがりなんっスから」
乾いた唇を小さく舌舐めずりしながら、浦原は下着ごと名無しのズボンをずり下ろした。
***
邪魔くさい布を全て取り払えば、そこは愛液でしとどに濡れそぼっていた。
薄い茂みは朝露に濡れた草木のように掻き分けるのは容易で、ふっくらと可愛らしい肉芽が主張する。
「名無しサン、ぐしゃぐしゃに濡れてるっスよ?触ってもいないのに。」
そう言って息を吹きかければ、空気の冷たさに慄いたのだろう。
「ひあっあ……、!」と甘い声が不意に零れた。
ぱくぱくと蜜をたたえる、一見穢れを知らなさそうな性器。
甘い匂い、溢れる愛液。モノ欲しそうに震える可愛らしい口に思わず浦原は生唾を飲み込んだ。
両足を脚を浦原の両肩にかければ、淫靡なそれは目の前に。
「いつもは嫌だって言われちゃいますけど、今日はいいっスよね?」
名無しの返事を待つより早く、浦原は淡い肉色の蜜壷に舌を差し込んだ。
「ふあっああぁ!や、うらはらしゃ、あっ、あぁあっ!はいって、きちゃ、んんっ!」
壊れたように啼き続ける名無しは、あられもなく腰を揺らし続ける。
薬で浮かされた身体は熱に対して酷く正直だった。言葉とは裏腹に腰の動きはまるで『もっと』と強請っているようなのだから。
ジュル・と。わざと音を立てて愛液を啜ってやれば、音を聞きたくないのかイヤイヤと子供のように小さく首を振る。
嬌声を憐れにも上げながら啼き狂うその仕草すら、浦原を煽るということを彼女は知らない。
「中がダメなら、ここはどうっスか?ほぉら、名無しサンが大好きなクリトリスっスよ」
「ふあっ、ああっ!や、やあっあぁっ!」
薄皮を剥いてねっとりと舌で擦り上げてやれば、打ち上げられた魚のように名無しの腰が揺れる。
勿論逃がす訳もなく、浦原の両手でその細い腰はしっかり捕まえられたままなのだが。
「やら、うら、はらしゃ、あっ、あぁっ!へんに、あっ!なっちゃ、」
「ダメっスよぉ、名無しサン。そんなエッチな声で言われて、やめる男なんているわけないじゃないっすかぁ」
悪戯に指を一本、外陰部を舌で転がしながら蜜壷へ挿入すれば、柔らかな肉壁がきゅうきゅうと切なく締め付ける。
普段よりも熱く、指すら溶かされてしまいそうな膣内に、浦原は思わず舌舐めずりした。
「なか、ゆびっ…」
「どうっスか?名無しサン。美味しそうにボクの指、咥えて離さないっスけど」
「う、あ…っうらはらさん、の、ゆび…っきもち、い、あぁっ!」
崩れてきた理性の中、とろけた表情で呼吸を整えようとする名無し。
言葉を遮るように指を中で曲げてやれば、ざらりとした柔らかな内壁が指先に擦れた。
ここを可愛がってやれば名無しが呆気なく達することを、浦原は熟知していた。何せ彼女の身体を拓いたのは、他でもない彼だからだ。
「中と外、同時にいじめたらどうなっちゃうんっスかねぇ」
「あっ、あああっ、あ!」
指を中でゆっくり抜き差しし、柔らかい肉壁を時折広げる。
その度に耳を塞ぎたくなるような水音が部屋に響き、淫らな甘い声が鼓膜を揺さぶった。
紅く熟れてしまった肉芽を舌先でやわやわと押し潰せば、我慢出来なくなったのかぴゅっ、ぴゅっと温かい潮が呆気なく吹き出てくる。
「あーあ、名無しサン。潮まで吹いちゃって、ホントにエッチなんっスからぁ」
「あっああっ!いま、いってる、からっあ、あぁっ!」
絶頂に放り投げられた身体に追い打ちをかけるように、痙攣している中を更に指を増やして蹂躙する。
潮を吹いている局部に吸い付き、まるで一滴も零さまいと吹き出してきた体液を啜り上げた。
根こそぎ吸い上げるような強い刺激に、名無しはただ壊れたように声を上げるだけだ。
「……は、ごちそうさまっス」
「う、あ…っ、」
恥辱と快楽でぐしゃぐしゃになった名無しを見下ろしながら、浦原は満足そうに笑う。
無味無臭のそれをペロリと舐めとれば、えも言えぬ征服感で浦原の欲が僅かに満たされた。
まぁ、この欲が満たされることなんて、残念ながら一瞬だけなのだろうけど。
「名無しサン、」
「ふ、あ……?」
「まだまだ、もっと気持ちいいことしましょうね?」
口付けを、汗ばんだ額にひとつ。
オーガズムで朦朧とした彼女へキスを落とせば、蕩けた表情でふにゃりと笑った。