short story
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俺は腕枕をする方も嫌いじゃないが、される方も好きだ。
理由は単純明快。
無意識のゼロセンチ
すぅすぅと寝息を立てる名無しの寝顔をぼんやりと眺める。
今日は悪魔も大人しい。
闇を切り裂く断末魔が響くこともなければ、銃声が響くこともない。
何もないに越したことはない、穏やかな夜だ。
…ん?刺激がないから退屈だろう。って?
いやいや、意外とそんなことはない。
答えは簡単、マシュマロみたいにふかふかと笑う、目の前の恋人を見ていて飽きない日はないからだ。
無防備に投げ出された名無しの腕に頭をそっと乗せれば、腕の内側の柔らかい皮膚が頬に当たった。
魚の腹よりも白い滑らかな肌は、魅惑的の一言に尽きる。
特に二の腕の柔らかさは最高級の枕より気持ちがいい。
本人は『最近なんか…余計ふにふにしてきました』と気にしていたが、俺としては大歓迎だった。そう言ったら、きっと彼女は困ったように笑うのだろうけど。
頬ずりしながら柔らかさを堪能していると、不意に引き寄せられる頭。
無様にも俺の顔は名無しの胸へとダイブ。ここは天国か何か。
最中以外で胸を触ると『まだお昼ですよ』と言ってやんわり窘められるのだが…
(あぁ、そうか。今は夜だったな)
そんなことは関係ない、寝惚けていて引き寄せられたのだろうが、俺はそう考えることにした。
二の腕よりも柔らかな双丘にそっと顔を埋めながら、俺は細くて繊細な身体へ腕を伸ばした。
無意識って、本当に最高だ。
title by確かに恋だった
理由は単純明快。
無意識のゼロセンチ
すぅすぅと寝息を立てる名無しの寝顔をぼんやりと眺める。
今日は悪魔も大人しい。
闇を切り裂く断末魔が響くこともなければ、銃声が響くこともない。
何もないに越したことはない、穏やかな夜だ。
…ん?刺激がないから退屈だろう。って?
いやいや、意外とそんなことはない。
答えは簡単、マシュマロみたいにふかふかと笑う、目の前の恋人を見ていて飽きない日はないからだ。
無防備に投げ出された名無しの腕に頭をそっと乗せれば、腕の内側の柔らかい皮膚が頬に当たった。
魚の腹よりも白い滑らかな肌は、魅惑的の一言に尽きる。
特に二の腕の柔らかさは最高級の枕より気持ちがいい。
本人は『最近なんか…余計ふにふにしてきました』と気にしていたが、俺としては大歓迎だった。そう言ったら、きっと彼女は困ったように笑うのだろうけど。
頬ずりしながら柔らかさを堪能していると、不意に引き寄せられる頭。
無様にも俺の顔は名無しの胸へとダイブ。ここは天国か何か。
最中以外で胸を触ると『まだお昼ですよ』と言ってやんわり窘められるのだが…
(あぁ、そうか。今は夜だったな)
そんなことは関係ない、寝惚けていて引き寄せられたのだろうが、俺はそう考えることにした。
二の腕よりも柔らかな双丘にそっと顔を埋めながら、俺は細くて繊細な身体へ腕を伸ばした。
無意識って、本当に最高だ。
title by確かに恋だった
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