short story
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「名無し。耳貸せよ」
そう言えば何の疑いもなしに耳を傾ける彼女。
東洋人らしい黒い髪の毛から覗くのは、ピアス穴ひとつ空いていない、柔らかそうな耳。
「なんですか?」
「あのな、」
今から内緒話をするようにそっと耳元へ声を寄せる。
が。別に特に話題はない。
ふっ・といたずらに息を吹きかければ、ふわりと浮かぶ細い髪の毛。
耳に息をかけられたのが余程ビックリしたのか、耳を抑えて目を白黒させている。
「え、な、なんですか、ダンテさん。」
「いや?特に用はねぇんだな、これが。」
そう答えれば「もう。」と耳を抑えたまま頬を膨らませる名無し。
怒った顔も、なんの疑いもなしに悪戯に引っかかるのも、全部全部、
(ホント、可愛いな)
09.内緒話
さて、次はどんな方法で君に構ってもらおうか。
そう言えば何の疑いもなしに耳を傾ける彼女。
東洋人らしい黒い髪の毛から覗くのは、ピアス穴ひとつ空いていない、柔らかそうな耳。
「なんですか?」
「あのな、」
今から内緒話をするようにそっと耳元へ声を寄せる。
が。別に特に話題はない。
ふっ・といたずらに息を吹きかければ、ふわりと浮かぶ細い髪の毛。
耳に息をかけられたのが余程ビックリしたのか、耳を抑えて目を白黒させている。
「え、な、なんですか、ダンテさん。」
「いや?特に用はねぇんだな、これが。」
そう答えれば「もう。」と耳を抑えたまま頬を膨らませる名無し。
怒った顔も、なんの疑いもなしに悪戯に引っかかるのも、全部全部、
(ホント、可愛いな)
09.内緒話
さて、次はどんな方法で君に構ってもらおうか。
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