令和の始まりを、祝して。

 ラファエルは、今日も今日とて、いつもの、プリンミクスで製作する(ハウス食品)、バケツプリンと呼ばれる、贅沢な、大きなプリンを作りながら、大親友のバスラータが、来るのを、待っていた。いつも、ラファエが、バスと呼ぶ、その愉快な大親友は、今、ここでこれを読んでいる、みなさんにだけ、こっそりお教えすると、ラファエの、飯の種であります(笑)。おお、バス、来たか、ラファエ?

「バス、久しぶりだなあ」

 バスはとっても嬉しそうに。いつもの如く、早口で言ったね。

「おお、俺のラファエ、久しぶりだなあ」

 ラファエは嬉しくて、涙が溢れて来ました。

「イルミナさんのこと、ごめんな」

 バスは、悲しそうに、こう言った。

「なんで俺じゃなくて、ラファエ、って思ったんだろうなあ。俺は、なんて思いやりのないやつなんだろう。ラファエ、ごめんな」

 ラファエは、号泣した。

「イルミナさんに、またあいてえんだ」

「俺だって、またあいたいよ。いるみぃ…」

 バスとラファエは肩を叩きあった。

「大好きなイルミナに、またあいたいよ」

 もう、書いているあたし(ラディールです!)も泣きそうです。アンちゃん、バス、イルミィは、ラディールのかけがえのない、宝物です。伊勢市にいると、そのことを、もっと、よそにいるときより、ずっと実感するけど。でも、絶対、どこにいても、彼女への、永遠不変の友情は、変わることが、ございません。だからさ。

「バス、ラルさんので、申し訳ないけど、からあげ、食べような」

「ラルさんの、おいしいよ。また一緒にいような、ラファエ。いつも、本当大好きだから」

「バスと一緒に、いつもいような」

「好きな人には、いつも、ちゃんと、好きって、言わないとな」

 つづきます。
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