視、交わる
日が落ちるのも日に日にはやくなる晩秋の候。乾いた洗濯物を山姥切、堀川の兄弟二振りが仲良く畳んでいる。
「はぁ……」
「どうしたの? 兄弟。ため息なんてついて」
「……最近鶴丸がうるさい」
「鶴丸さん? 今日はまだ何もしていないと思うけど」
鶴丸国永は確かに日々驚きを求めると公言している通り賑やかしい刀だ。騒ぎの中心にいることも多い。
「違う。口も確かにうるさいんだが視線が……やたらと目が合うんだ」
「……目が合う? 鶴丸さんと? ……兄弟」
山姥切を真っ直ぐに見つめるまあるい浅葱色の瞳がキラッと光った気がした。
「それは兄弟も鶴丸さんを見てるってことだよ」
「っ! そんな、ことはないっ」
自覚はあったのか今気付いたのか、慌てて布で顔を隠そうとした山姥切だが堀川国広からは熟れたリンゴのような顔が丸見えだった。
「はぁ……」
「どうしたの? 兄弟。ため息なんてついて」
「……最近鶴丸がうるさい」
「鶴丸さん? 今日はまだ何もしていないと思うけど」
鶴丸国永は確かに日々驚きを求めると公言している通り賑やかしい刀だ。騒ぎの中心にいることも多い。
「違う。口も確かにうるさいんだが視線が……やたらと目が合うんだ」
「……目が合う? 鶴丸さんと? ……兄弟」
山姥切を真っ直ぐに見つめるまあるい浅葱色の瞳がキラッと光った気がした。
「それは兄弟も鶴丸さんを見てるってことだよ」
「っ! そんな、ことはないっ」
自覚はあったのか今気付いたのか、慌てて布で顔を隠そうとした山姥切だが堀川国広からは熟れたリンゴのような顔が丸見えだった。
1/1ページ