─ 初めての告白
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任務は、思っていたよりもあっけなく終わった。
現地へ到着した翌日にはAKUMAを発見し、大きな被害が出る前に討伐することができた。
長期になる可能性もあると言われていた任務は、わずか数日で終了した。
だから。
黒の教団へ戻る道中。
主人公の胸にあったのは、安堵よりも緊張だった。
帰ったら。
ラビに会おう。
今度こそ、ちゃんと話そう。
そう決めていた。
任務へ出る前には分からなかった、自分の気持ちを。
自分の言葉で伝える。
──そう決めて帰ってきたのに。
『おかえり、主人公』
『お疲れさま!』
『思ったより早かったですね』
本部へ戻れば、いつもの声が迎えてくれた。
主人公も笑って「ただいま」と返しながら。
無意識に、一人の姿を探していた。
赤い髪。
右目を覆う眼帯。
けれど。
見当たらない。
「…………」
その日は、会えなかった。
翌日。
食堂で見つけた。
少し離れた席。
一瞬、目が合った。
「あ……」
声をかけようとした。
けれど。
ラビはすぐに視線を逸らした。
そのまま隣にいた仲間へ何かを話しかける。
「…………」
胸が、ちくりと痛んだ。
偶然。
そう思おうとした。
けれど。
次の日も。
その次の日も。
同じだった。
以前なら、廊下ですれ違えば向こうから声をかけてきた。
「おかえり」と言えば、笑って『ただいまさ』と返してくれた。
食堂で見つければ、当然のように隣へ来た。
何でもない話をして。
くだらないことで笑って。
気づけば、いつも近くにいた。
なのに今は。
目が合えば逸らされる。
二人きりになりそうになると、さりげなく離れていく。
話しかけても。
『うん』
『そうさな』
『じゃ、またあとで』
それだけ。
──《嫌われてもいい。もう近づくなって言われたら、そうする》
あの日の言葉が蘇った。
違う。
私は。
そんなこと、一度も言ってない。
それなのに。
ラビはもう、自分から近づかないと決めてしまったみたいだった。
現地へ到着した翌日にはAKUMAを発見し、大きな被害が出る前に討伐することができた。
長期になる可能性もあると言われていた任務は、わずか数日で終了した。
だから。
黒の教団へ戻る道中。
主人公の胸にあったのは、安堵よりも緊張だった。
帰ったら。
ラビに会おう。
今度こそ、ちゃんと話そう。
そう決めていた。
任務へ出る前には分からなかった、自分の気持ちを。
自分の言葉で伝える。
──そう決めて帰ってきたのに。
『おかえり、主人公』
『お疲れさま!』
『思ったより早かったですね』
本部へ戻れば、いつもの声が迎えてくれた。
主人公も笑って「ただいま」と返しながら。
無意識に、一人の姿を探していた。
赤い髪。
右目を覆う眼帯。
けれど。
見当たらない。
「…………」
その日は、会えなかった。
翌日。
食堂で見つけた。
少し離れた席。
一瞬、目が合った。
「あ……」
声をかけようとした。
けれど。
ラビはすぐに視線を逸らした。
そのまま隣にいた仲間へ何かを話しかける。
「…………」
胸が、ちくりと痛んだ。
偶然。
そう思おうとした。
けれど。
次の日も。
その次の日も。
同じだった。
以前なら、廊下ですれ違えば向こうから声をかけてきた。
「おかえり」と言えば、笑って『ただいまさ』と返してくれた。
食堂で見つければ、当然のように隣へ来た。
何でもない話をして。
くだらないことで笑って。
気づけば、いつも近くにいた。
なのに今は。
目が合えば逸らされる。
二人きりになりそうになると、さりげなく離れていく。
話しかけても。
『うん』
『そうさな』
『じゃ、またあとで』
それだけ。
──《嫌われてもいい。もう近づくなって言われたら、そうする》
あの日の言葉が蘇った。
違う。
私は。
そんなこと、一度も言ってない。
それなのに。
ラビはもう、自分から近づかないと決めてしまったみたいだった。
