─ 初めての告白
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翌朝。
まだ夜が明けきらない時間。
けたたましいノックが、部屋の静寂を破った。
『ラビ! 起きてるか!』
「……!」
ラビが飛び起きる。
廊下から聞こえたのは、ファインダーの切羽詰まった声だった。
『緊急任務だ! 今すぐ支度しろ! 出発まで十五分!』
「……は?」
一瞬、意味が理解できなかった。
「十五分って……」
『詳しい説明は移動中だ! 急げ!』
足音が遠ざかっていく。
ラビは呆然と扉を見つめた。
そして。
振り返る。
ベッドでは、主人公がまだ眠っていた。
昨夜のことなど何も知らないような、穏やかな顔で。
「…………」
十五分。
あまりにも短い。
それでも起こして話すべきだった。
そう思った。
「主人公」
肩へ手を伸ばす。
「主人公、起き──」
そこで止まった。
ひどく疲れた顔をしていた。
薬の影響が残っているのか、呼吸も深い。
今起こして。
昨夜のことを全部話して。
そのまま答えも聞けないまま任務へ向かうのか。
「……っ」
迷っている間にも時間は過ぎていく。
結局。
ラビの手は、主人公の肩へ触れなかった。
「帰ってきたら」
自分に言い聞かせる。
「帰ってきたら……絶対話すさ」
それが数日程度の任務だと思っていた。
だからラビは、眠っている主人公へ毛布を掛け直した。
そして最後に一度だけ振り返り、部屋を出た。
まだ夜が明けきらない時間。
けたたましいノックが、部屋の静寂を破った。
『ラビ! 起きてるか!』
「……!」
ラビが飛び起きる。
廊下から聞こえたのは、ファインダーの切羽詰まった声だった。
『緊急任務だ! 今すぐ支度しろ! 出発まで十五分!』
「……は?」
一瞬、意味が理解できなかった。
「十五分って……」
『詳しい説明は移動中だ! 急げ!』
足音が遠ざかっていく。
ラビは呆然と扉を見つめた。
そして。
振り返る。
ベッドでは、主人公がまだ眠っていた。
昨夜のことなど何も知らないような、穏やかな顔で。
「…………」
十五分。
あまりにも短い。
それでも起こして話すべきだった。
そう思った。
「主人公」
肩へ手を伸ばす。
「主人公、起き──」
そこで止まった。
ひどく疲れた顔をしていた。
薬の影響が残っているのか、呼吸も深い。
今起こして。
昨夜のことを全部話して。
そのまま答えも聞けないまま任務へ向かうのか。
「……っ」
迷っている間にも時間は過ぎていく。
結局。
ラビの手は、主人公の肩へ触れなかった。
「帰ってきたら」
自分に言い聞かせる。
「帰ってきたら……絶対話すさ」
それが数日程度の任務だと思っていた。
だからラビは、眠っている主人公へ毛布を掛け直した。
そして最後に一度だけ振り返り、部屋を出た。
