Ⅳ 黒の教団
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黒の教団本部。
巨大な建物を見上げた主人公は、しばらく口を開けたまま固まっていた。
「……大きい」
あまりにも率直な感想に、隣にいたファインダーが思わず笑う。
『最初は皆さん、似たような反応をしますよ』
「そうなんですか?」
『ええ』
その言葉に少し安心したように、主人公も笑った。
ここまで同行してくれたファインダーたちは、道中ずっと親切だった。
だから入口で別れると知ったとき、主人公は彼ら一人ひとりに向き直った。
「ここまで連れてきてくれて、ありがとうございました」
『い、いえ。我々は仕事をしただけですから』
「それでも」
主人公は微笑む。
「私、一人だったら絶対ここまで来られなかったから」
ファインダーたちが一瞬、言葉に詰まった。
エクソシスト候補者に礼を言われることなど、そう多くない。
危険な任務に同行しても、それは彼らの仕事として扱われる。
けれど主人公にとっては違った。
一緒に歩いてくれた人。
自分をここまで連れてきてくれた人。
ただ、それだけだった。
「また会えたら、声かけてくださいね」
そう言って手を振る主人公を見送りながら、一人のファインダーがぽつりと言った。
『……変わった子だな』
悪い意味ではなかった。
巨大な建物を見上げた主人公は、しばらく口を開けたまま固まっていた。
「……大きい」
あまりにも率直な感想に、隣にいたファインダーが思わず笑う。
『最初は皆さん、似たような反応をしますよ』
「そうなんですか?」
『ええ』
その言葉に少し安心したように、主人公も笑った。
ここまで同行してくれたファインダーたちは、道中ずっと親切だった。
だから入口で別れると知ったとき、主人公は彼ら一人ひとりに向き直った。
「ここまで連れてきてくれて、ありがとうございました」
『い、いえ。我々は仕事をしただけですから』
「それでも」
主人公は微笑む。
「私、一人だったら絶対ここまで来られなかったから」
ファインダーたちが一瞬、言葉に詰まった。
エクソシスト候補者に礼を言われることなど、そう多くない。
危険な任務に同行しても、それは彼らの仕事として扱われる。
けれど主人公にとっては違った。
一緒に歩いてくれた人。
自分をここまで連れてきてくれた人。
ただ、それだけだった。
「また会えたら、声かけてくださいね」
そう言って手を振る主人公を見送りながら、一人のファインダーがぽつりと言った。
『……変わった子だな』
悪い意味ではなかった。
