第一章
夢小説設定
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『…………ん』
意識が浮上し薄っすらと瞳を開ければぼんやりとした視界の中に見慣れた天井が見えた
使い慣れた枕の感触と柔らかいベッドに包まれ自室だと分かるとだんだんと頭が物事を考えられる程醒めてくる
『(あれ…あたし…何してたんだっけ、いつベッドに入ったんだろう)』
瞬きを繰り返し視線を周りに向けるとベッドの直ぐ側に寄せた椅子にホップが腰掛けていた
彼は俯きながら自分の手を持ち合わせていたが視線に気がついたのか顔を上げ、ナマエと目が合うなり身を乗り出した
「ナマエ!気がついたのか!」
『……………ホップくん?……ぁ、大丈夫だったっ?怪我は!』
彼の顔を見て急に思い出した森での場面
見知らぬポケモンとの出会い、霧に包まれ彼の安否を確かめる事もできなかった事を
咄嗟に上体を起こしホップに詰め寄れば彼は急に至近距離に来たナマエの顔に驚き目を大きくさせた
「うおっ!だ、大丈夫だ!と言うか俺よりお前の方が大変だっだんだぞ!全然目を覚さなくてアニキもすげぇ心配してたんだ」
『ダンデさんが?』
どうして彼の名前が出たのかすぐに分からず小首を傾げる、すると自室の扉がノックも無しに開き話題の人物が姿を現した
「ん?ナマエ!起きたのか!」
先程のホップと重なる程同じ顔で驚いた彼はすぐにベッドへと駆け寄り背中を丸めながら視線を合わせナマエの頬を無遠慮に両手で包んだ
「何処か痛いところはないか?具合は?頭はフラフラしないか?」
ずいっと、顔を近づけ真剣に見つめてくる彼の手は大きく頬を全て包み込める程だ
手のぬくもりと彼の美しい金色の目にナマエはドキッと胸を鳴らしてしまい慌ててダンデの手を剥がそうと手首を掴む
『あ、あの!近っ、近いです!大丈夫ですから!』
「本当か?」
『はいっ!だからっ…離してくださいっ』
まだ納得してないようだが、ダンデは深呼吸しながら肩から力をゆっくりと抜き終え頬から両手を下ろした
「ホップから大体の事は聞いたぜ、あまりに無謀だが…君達の勇気に免じてこれ以上は説教はしない」
「……散々俺にはしたじゃんか」
ボソリと呟いたホップの言葉が気になるが、背筋を戻したダンデはその事についてはこれ以上言う気はないようだ
「そうだ、コイツも君を心配してたぜ」
ダンデの背中から現れたのはサルノリだった
森に入る原因を作った彼はナマエの膝の上に降りるとしょんぼりと頭を下げもじもじと体を揺らしていた
『サルノリ!無事だったんだ…ごめんね?すぐに見つけてあげれなくて』
サルノリの頭を撫でて謝ると彼は顔を上げ瞳を潤ませだし、我慢出来ずにナマエの腹に抱きつき泣き出した
「反省しているようだし、今後は勝手な事はしないだろう」
「……アニキが怒ったからだろ?」
「ホップ、余計な事は言わなくていい」
じっとりとした目を向けるホップに笑顔で答える彼の圧は怖い物がある
実の兄の知らぬ一面を見たホップは余所余所しく苦笑いを浮かべ直すと椅子から立ち上がり、わざとらしく腕を天へ向け背筋を伸ばした
「さて!俺はおばさんにもナマエが目を覚ましたって話してくるぞ!」
『あ、ホップくん!』
彼女の母親も随分心配していたのだ
早く教えてやろうとしたのに、部屋を出ていこうとする自分を呼び止めた彼女に顔だけを振り向けた
「ん?どうした?」
『……ありがとう』
「っ、おう!」
森に一緒に行った事、こうして心配してくれた事に対してのお礼だろう
全てを言わなくても理解したホップは頬をほんのりと染め照れ臭そうに頭の後ろをガシガシとかきながら出ていった
ホップが部屋を出たのを確認するとダンデは彼が座っていた椅子に座り直し改めてサルノリを撫でるナマエを見つめた
「なあ…ナマエ」
『はい?』
「ポケモンが怖くなったか?」
『え?』
何を言い出すのかとダンデへと視線を向けると彼は背中を丸めながら自分の手を握り合わせゆっくりと話し出す
「今回の事もそうだが…野生ポケモンは時に人間を襲う、怪我だけですまない例も沢山あるのは知っているだろ?」
ポケモンによる事件はテレビでもよくニュースになる為子供でも知っている
彼の話に頷き次の言葉を待つがダンデは握った手を強く握り直し言いにくそうに口を開いた
「もし…君が怖いなら、俺が渡した推薦状を捨てて構わない」
本当は是非ジムチャレンジに参加して欲しい
彼女の成長を見てみたいという好奇心がどうしても消せない
それでも今回の事で恐怖心を持ったのならば彼女を無理矢理参加させるわけにはいかない
建前と本音が胸の中でぶつかる中ナマエの答えを待った
どんな答えでも笑顔で頷こうと決意し彼女に視線を向けるとナマエは少し考え込み何処か遠くを見つめたまま自分の口元を指の背で軽く撫でた
『……怖くないとはハッキリとは言えないけど』
目に力が入り意識をダンデへと向け直すと彼女はにっこりと微笑み
『せっかく貰ったチャンスなので、やれるとこまでやりたいと思ってます!ヒトカゲやサルノリと色んな物を見て強くなりたいし!』
「…………そうか!」
望んだ答えが帰ってきた
喜びと安心感に胸を温かくさせると口角が勝手に緩み自然と笑顔になってしまう
「(……俺は余程君と戦いたいみたいだな)」
自分自身の素直な気持ちに笑ってしまう
これからを予想すると楽しみで仕方なくなり居ても立ってもいられなくなった
「よし!君はもう少し休むといい!その間に君の旅支度は俺が責任をもって用意するぜ!」
自分の膝を叩き乾いた音を響かせた彼は勢いよく立ち上がりずれた帽子を被り直しながら笑顔で言った
『えっ!いや、それはっ!』
「遠慮はいらない!任せてくれ!」
ナマエの言葉を遮りマントを揺らしながら部屋の出入り口へと急いで向かうとダンデはドアノブを握った瞬間何かを思い出したように顔を振り向かせた
「そうだ!ナマエ!」
『はい?』
「もう少しご飯を食べた方がいい、君は軽すぎだ」
『………へ?』
「じゃあまたな!」
『え?ちょっ、最後の何?ダンデさんっ!!』
遠くから彼の笑い声だけが聞こえる
何故いきなり体重の話になったのか分からず彼を急いで追いかけようとしたが、ホップの連れてきた母親によって足止めをくらい
結局旅支度はダンデが全て用意してしまった
意識が浮上し薄っすらと瞳を開ければぼんやりとした視界の中に見慣れた天井が見えた
使い慣れた枕の感触と柔らかいベッドに包まれ自室だと分かるとだんだんと頭が物事を考えられる程醒めてくる
『(あれ…あたし…何してたんだっけ、いつベッドに入ったんだろう)』
瞬きを繰り返し視線を周りに向けるとベッドの直ぐ側に寄せた椅子にホップが腰掛けていた
彼は俯きながら自分の手を持ち合わせていたが視線に気がついたのか顔を上げ、ナマエと目が合うなり身を乗り出した
「ナマエ!気がついたのか!」
『……………ホップくん?……ぁ、大丈夫だったっ?怪我は!』
彼の顔を見て急に思い出した森での場面
見知らぬポケモンとの出会い、霧に包まれ彼の安否を確かめる事もできなかった事を
咄嗟に上体を起こしホップに詰め寄れば彼は急に至近距離に来たナマエの顔に驚き目を大きくさせた
「うおっ!だ、大丈夫だ!と言うか俺よりお前の方が大変だっだんだぞ!全然目を覚さなくてアニキもすげぇ心配してたんだ」
『ダンデさんが?』
どうして彼の名前が出たのかすぐに分からず小首を傾げる、すると自室の扉がノックも無しに開き話題の人物が姿を現した
「ん?ナマエ!起きたのか!」
先程のホップと重なる程同じ顔で驚いた彼はすぐにベッドへと駆け寄り背中を丸めながら視線を合わせナマエの頬を無遠慮に両手で包んだ
「何処か痛いところはないか?具合は?頭はフラフラしないか?」
ずいっと、顔を近づけ真剣に見つめてくる彼の手は大きく頬を全て包み込める程だ
手のぬくもりと彼の美しい金色の目にナマエはドキッと胸を鳴らしてしまい慌ててダンデの手を剥がそうと手首を掴む
『あ、あの!近っ、近いです!大丈夫ですから!』
「本当か?」
『はいっ!だからっ…離してくださいっ』
まだ納得してないようだが、ダンデは深呼吸しながら肩から力をゆっくりと抜き終え頬から両手を下ろした
「ホップから大体の事は聞いたぜ、あまりに無謀だが…君達の勇気に免じてこれ以上は説教はしない」
「……散々俺にはしたじゃんか」
ボソリと呟いたホップの言葉が気になるが、背筋を戻したダンデはその事についてはこれ以上言う気はないようだ
「そうだ、コイツも君を心配してたぜ」
ダンデの背中から現れたのはサルノリだった
森に入る原因を作った彼はナマエの膝の上に降りるとしょんぼりと頭を下げもじもじと体を揺らしていた
『サルノリ!無事だったんだ…ごめんね?すぐに見つけてあげれなくて』
サルノリの頭を撫でて謝ると彼は顔を上げ瞳を潤ませだし、我慢出来ずにナマエの腹に抱きつき泣き出した
「反省しているようだし、今後は勝手な事はしないだろう」
「……アニキが怒ったからだろ?」
「ホップ、余計な事は言わなくていい」
じっとりとした目を向けるホップに笑顔で答える彼の圧は怖い物がある
実の兄の知らぬ一面を見たホップは余所余所しく苦笑いを浮かべ直すと椅子から立ち上がり、わざとらしく腕を天へ向け背筋を伸ばした
「さて!俺はおばさんにもナマエが目を覚ましたって話してくるぞ!」
『あ、ホップくん!』
彼女の母親も随分心配していたのだ
早く教えてやろうとしたのに、部屋を出ていこうとする自分を呼び止めた彼女に顔だけを振り向けた
「ん?どうした?」
『……ありがとう』
「っ、おう!」
森に一緒に行った事、こうして心配してくれた事に対してのお礼だろう
全てを言わなくても理解したホップは頬をほんのりと染め照れ臭そうに頭の後ろをガシガシとかきながら出ていった
ホップが部屋を出たのを確認するとダンデは彼が座っていた椅子に座り直し改めてサルノリを撫でるナマエを見つめた
「なあ…ナマエ」
『はい?』
「ポケモンが怖くなったか?」
『え?』
何を言い出すのかとダンデへと視線を向けると彼は背中を丸めながら自分の手を握り合わせゆっくりと話し出す
「今回の事もそうだが…野生ポケモンは時に人間を襲う、怪我だけですまない例も沢山あるのは知っているだろ?」
ポケモンによる事件はテレビでもよくニュースになる為子供でも知っている
彼の話に頷き次の言葉を待つがダンデは握った手を強く握り直し言いにくそうに口を開いた
「もし…君が怖いなら、俺が渡した推薦状を捨てて構わない」
本当は是非ジムチャレンジに参加して欲しい
彼女の成長を見てみたいという好奇心がどうしても消せない
それでも今回の事で恐怖心を持ったのならば彼女を無理矢理参加させるわけにはいかない
建前と本音が胸の中でぶつかる中ナマエの答えを待った
どんな答えでも笑顔で頷こうと決意し彼女に視線を向けるとナマエは少し考え込み何処か遠くを見つめたまま自分の口元を指の背で軽く撫でた
『……怖くないとはハッキリとは言えないけど』
目に力が入り意識をダンデへと向け直すと彼女はにっこりと微笑み
『せっかく貰ったチャンスなので、やれるとこまでやりたいと思ってます!ヒトカゲやサルノリと色んな物を見て強くなりたいし!』
「…………そうか!」
望んだ答えが帰ってきた
喜びと安心感に胸を温かくさせると口角が勝手に緩み自然と笑顔になってしまう
「(……俺は余程君と戦いたいみたいだな)」
自分自身の素直な気持ちに笑ってしまう
これからを予想すると楽しみで仕方なくなり居ても立ってもいられなくなった
「よし!君はもう少し休むといい!その間に君の旅支度は俺が責任をもって用意するぜ!」
自分の膝を叩き乾いた音を響かせた彼は勢いよく立ち上がりずれた帽子を被り直しながら笑顔で言った
『えっ!いや、それはっ!』
「遠慮はいらない!任せてくれ!」
ナマエの言葉を遮りマントを揺らしながら部屋の出入り口へと急いで向かうとダンデはドアノブを握った瞬間何かを思い出したように顔を振り向かせた
「そうだ!ナマエ!」
『はい?』
「もう少しご飯を食べた方がいい、君は軽すぎだ」
『………へ?』
「じゃあまたな!」
『え?ちょっ、最後の何?ダンデさんっ!!』
遠くから彼の笑い声だけが聞こえる
何故いきなり体重の話になったのか分からず彼を急いで追いかけようとしたが、ホップの連れてきた母親によって足止めをくらい
結局旅支度はダンデが全て用意してしまった
