ZA短編集
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※クリア後世界線
※フラダリ×年下夢主
貴方は私の太陽です
『フラダリさん!いっしょに食べましょ!』
ニコニコとドーナツとコーヒーを二人分買ってきたナマエさんはベンチに座る私の隣に腰掛けた
他人から見たら親子か親戚の叔父と子供に見えるかもしれない
それ程年が離れているというのに彼女はいつも私を見つけこうして話しかけてくれる
『今日のドーナツはストロベリー味ですよ!フラダリさんはドーナツなら何が好きですか?』
「……考えた事がありませんでしたね」
『じゃあこれから好きな味を見つけましょう!』
記憶がない私には全てが初めてで過去の自分が何を好み何を嫌ったか分からない
ただ彼女が用意したものは…いつも美味いと感じるものばかりだった
「……私といて時間が無駄にはなりませんか?」
『んぇ?』
ドーナツに噛みついたタイミングで声をかけてしまったせいか可愛らしい声で聞き返されてしまった
慌てて口に含んだドーナツをもぐもぐと早く飲み込もうとする彼女に私は眉を下げて笑い黙って次の言葉を待った
『んっ、何言ってるんですか!あたしにとってはすっごく有意義な時間ですよ!』
何故?と視線で彼女に問いかけるとナマエさんはぴくりと体を揺らし照れくさそうに人差し指で頬をかいた
『すっ、好きな人と過ごせる貴重な時間だから…です』
彼女は私が好きだと言ってくれた
今日だけではない会える日はいつも彼女は私に好意を示してくれた
恥ずかしそうにドーナツをまた食べだす彼女を横目に私はコーヒーを喉に流し苦い風味に口内が包まれる
甘いドーナツの後に飲むコーヒーはとても苦く
未来の私の心を映しているようだった
彼女の好意が…私には甘すぎて
二度と味わえなくなった時が恐ろしい
「私を好きになってはいけません、私は貴方に何もしてやれません」
『何かしてほしいわけじゃ!』
「私は今日この街を出るつもりです」
ミアレシティのいや…AZの最期を見送った私はもうこの街に用はない
残された長い長い生を彷徨うのが私の宿命
奪う側ではなく与える為に
美しい世界をよりよい世界にする為に旅をするつもりだ
だから
貴女には私を忘れ幸せになってほしい
『……そんなっ』
「私を……忘れてください」
なんとか口角を上げ微笑みを浮かべようとした
そんな私の無理した表情を見た彼女は眉を下げ今にも泣き出しそうな顔をこちらに向けた
『いやです…嫌です!フラダリさん何処に行くんですか?だめですよ…だって一人になって…また寂しそうな顔になっちゃうじゃないですか』
「寂しい?私が?」
『初めて貴方に会った時凄い寂しそうな顔でした!でもだんだん笑ってくれるようになったし…ちゃんとこうして待っててくれるようになったのにっ』
震えた彼女の手が私の腕の服を遠慮がちに掴みそこに額を押し付けてきた
『どうして…忘れろなんて言うんですかっ』
掠れた消え入りそうな声で…きっと怒っているのだろう
私に笑顔の作り方を教えてくれたのは貴女だ
私に食事の楽しみ方を教えてくれたのは貴女だ
私に愛を教えてくれたのも…貴女だ
「私はこれから三千年を生きなければならない化け物です…そんな化け物と共にいても貴女は幸せにはなれないのです」
『フラダリさんは化け物なんかじゃないですっあたしの大好きな人です!』
ぎゅっと握られた彼女の手にそっと自分の手をそえ私は…
ナマエさんに額を寄せ囁いた
「いつか私を置いて逝ってしまうというのに…なんて残酷で愛しい人だ」
顔を上げた彼女の顔は涙で濡れまつ毛が光っている、こんな私の為に泣いてくれる貴女が愛しくて私は彼女の額に唇を寄せ言葉にできない愛を示した
「私を忘れなさい」
私は貴女を忘れない
永遠に貴女を想います
この先…気の遠くなる長い時も貴女への愛を思い出せばきっと乗り越えられる
甘くて苦い…最後の恋
私の太陽
私の愛しい人よ
どうか…私を忘れてください
最後に強く彼女の手を握りしめ次の瞬間にはその手を振り払い立ち上がる
ベンチから離れ歩きだしても彼女の声は聞こえなかった
これでいい
二度と会う事はないだろうと口を強く結び足を早めると後ろから私の腰に勢いよく彼女が抱きついてきた
『嫌です!フラダリさんが何処に行っても今日みたいに見つけます!生まれ変わってもっ絶対貴方を見つけるんだからっ!』
「……ナマエさん」
『絶対!離れてあげないんだからっ!ずっとずっと、フラダリさんを一人になんてさせないんだからっ!』
「貴女はっ」
私のどこに眠っていたのだろうか
胸から燃える何かが熱い衝動となり私は振り向きざまにナマエさんの唇に噛みついた
両手で彼女の頬を包み体を屈め…逃がすまいと顔を傾け交わした唇
彼女の唇は甘く…とても離れがたかった
私の強引なキスを嫌がらず受け入れた彼女も私の頬に手をそえ、私達は誰に見られているとも分からない路上で愛を伝えあった
私も…貴女を愛してる
貴女が私を愛してくれた時からずっと
……いや
もしかしたら、もっと前から貴女に恋焦がれていたのかもしれない
これから私はきっと胸が張り裂けるような想いをするだろう
太陽が沈むその瞬間を間近で見なくてはならない
この甘い恋を失う日が来る
だが…何故だろう
彼女の言葉を何故か信じる事ができる
生まれ変わっても私を見つけてくれると言った言葉を信じ私は今目の前にいる太陽を最後まで守ろうと誓った
私も探そう
貴女がどんな姿で生まれ変わっても見つけよう
私の太陽を
※フラダリ×年下夢主
貴方は私の太陽です
『フラダリさん!いっしょに食べましょ!』
ニコニコとドーナツとコーヒーを二人分買ってきたナマエさんはベンチに座る私の隣に腰掛けた
他人から見たら親子か親戚の叔父と子供に見えるかもしれない
それ程年が離れているというのに彼女はいつも私を見つけこうして話しかけてくれる
『今日のドーナツはストロベリー味ですよ!フラダリさんはドーナツなら何が好きですか?』
「……考えた事がありませんでしたね」
『じゃあこれから好きな味を見つけましょう!』
記憶がない私には全てが初めてで過去の自分が何を好み何を嫌ったか分からない
ただ彼女が用意したものは…いつも美味いと感じるものばかりだった
「……私といて時間が無駄にはなりませんか?」
『んぇ?』
ドーナツに噛みついたタイミングで声をかけてしまったせいか可愛らしい声で聞き返されてしまった
慌てて口に含んだドーナツをもぐもぐと早く飲み込もうとする彼女に私は眉を下げて笑い黙って次の言葉を待った
『んっ、何言ってるんですか!あたしにとってはすっごく有意義な時間ですよ!』
何故?と視線で彼女に問いかけるとナマエさんはぴくりと体を揺らし照れくさそうに人差し指で頬をかいた
『すっ、好きな人と過ごせる貴重な時間だから…です』
彼女は私が好きだと言ってくれた
今日だけではない会える日はいつも彼女は私に好意を示してくれた
恥ずかしそうにドーナツをまた食べだす彼女を横目に私はコーヒーを喉に流し苦い風味に口内が包まれる
甘いドーナツの後に飲むコーヒーはとても苦く
未来の私の心を映しているようだった
彼女の好意が…私には甘すぎて
二度と味わえなくなった時が恐ろしい
「私を好きになってはいけません、私は貴方に何もしてやれません」
『何かしてほしいわけじゃ!』
「私は今日この街を出るつもりです」
ミアレシティのいや…AZの最期を見送った私はもうこの街に用はない
残された長い長い生を彷徨うのが私の宿命
奪う側ではなく与える為に
美しい世界をよりよい世界にする為に旅をするつもりだ
だから
貴女には私を忘れ幸せになってほしい
『……そんなっ』
「私を……忘れてください」
なんとか口角を上げ微笑みを浮かべようとした
そんな私の無理した表情を見た彼女は眉を下げ今にも泣き出しそうな顔をこちらに向けた
『いやです…嫌です!フラダリさん何処に行くんですか?だめですよ…だって一人になって…また寂しそうな顔になっちゃうじゃないですか』
「寂しい?私が?」
『初めて貴方に会った時凄い寂しそうな顔でした!でもだんだん笑ってくれるようになったし…ちゃんとこうして待っててくれるようになったのにっ』
震えた彼女の手が私の腕の服を遠慮がちに掴みそこに額を押し付けてきた
『どうして…忘れろなんて言うんですかっ』
掠れた消え入りそうな声で…きっと怒っているのだろう
私に笑顔の作り方を教えてくれたのは貴女だ
私に食事の楽しみ方を教えてくれたのは貴女だ
私に愛を教えてくれたのも…貴女だ
「私はこれから三千年を生きなければならない化け物です…そんな化け物と共にいても貴女は幸せにはなれないのです」
『フラダリさんは化け物なんかじゃないですっあたしの大好きな人です!』
ぎゅっと握られた彼女の手にそっと自分の手をそえ私は…
ナマエさんに額を寄せ囁いた
「いつか私を置いて逝ってしまうというのに…なんて残酷で愛しい人だ」
顔を上げた彼女の顔は涙で濡れまつ毛が光っている、こんな私の為に泣いてくれる貴女が愛しくて私は彼女の額に唇を寄せ言葉にできない愛を示した
「私を忘れなさい」
私は貴女を忘れない
永遠に貴女を想います
この先…気の遠くなる長い時も貴女への愛を思い出せばきっと乗り越えられる
甘くて苦い…最後の恋
私の太陽
私の愛しい人よ
どうか…私を忘れてください
最後に強く彼女の手を握りしめ次の瞬間にはその手を振り払い立ち上がる
ベンチから離れ歩きだしても彼女の声は聞こえなかった
これでいい
二度と会う事はないだろうと口を強く結び足を早めると後ろから私の腰に勢いよく彼女が抱きついてきた
『嫌です!フラダリさんが何処に行っても今日みたいに見つけます!生まれ変わってもっ絶対貴方を見つけるんだからっ!』
「……ナマエさん」
『絶対!離れてあげないんだからっ!ずっとずっと、フラダリさんを一人になんてさせないんだからっ!』
「貴女はっ」
私のどこに眠っていたのだろうか
胸から燃える何かが熱い衝動となり私は振り向きざまにナマエさんの唇に噛みついた
両手で彼女の頬を包み体を屈め…逃がすまいと顔を傾け交わした唇
彼女の唇は甘く…とても離れがたかった
私の強引なキスを嫌がらず受け入れた彼女も私の頬に手をそえ、私達は誰に見られているとも分からない路上で愛を伝えあった
私も…貴女を愛してる
貴女が私を愛してくれた時からずっと
……いや
もしかしたら、もっと前から貴女に恋焦がれていたのかもしれない
これから私はきっと胸が張り裂けるような想いをするだろう
太陽が沈むその瞬間を間近で見なくてはならない
この甘い恋を失う日が来る
だが…何故だろう
彼女の言葉を何故か信じる事ができる
生まれ変わっても私を見つけてくれると言った言葉を信じ私は今目の前にいる太陽を最後まで守ろうと誓った
私も探そう
貴女がどんな姿で生まれ変わっても見つけよう
私の太陽を
