ZA短編集
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※自覚なしの両片想いなシロー
朝も早く体力作りの為にランニングしていたのはジャスティス会のシローだった
リズミカルな短い息を繰り返し長い金髪を揺らしながら走る姿は女性にも人気であり、熱い視線を向けられる事も多かったが本人は気がついていないのだろう
彼がいつものように町中を通りとある公園を抜けようと走っていると、ふと見知った顔を見つけた
「む?……あれは」
公園のベンチに座り何やら作業をしている女性はナマエと言いムクの友達だ
シローともZAロワイヤルのバトルをしたりと何だかんだ縁のある人物であり彼は話しかけたくなりランニングコースから外れ彼女の元へと駆け寄った
「ナマエさん!」
『ひっ!』
余程驚いたのか
声をかけただけで彼女はビクンっと飛び跳ね、持っていたスケッチブックを落としそうになりワタワタと取り乱した
『ぁ、シローさん?はぁ…びっくりさせないでくださいよ』
「申し訳ない!ところで何をしているんですか?」
彼女の手元を見つめニッコリと微笑むとナマエは恥ずかしそうに視線を泳がせポツリと呟いた
『ちょっと、……お絵描きを』
彼女は少々内気なところがあり恥ずかしがり屋だ、ムクが初めて連れてきた時もシローを前にするとムクの後ろに隠れて話すくらいだった
「絵ですか!どんなのを描いてるんですか!良かったら見せてください!」
それを思い出した彼は怖がらせないまいと気を利かせナマエの前にしゃがみ込みなるべく体を小さくさせた
「(そう言えば…いつだったかカナリィさんにも怖いと言われましたね、これなら彼女を怖がらせないですむでしょうか?)」
威圧感が消えたのがよかったのかナマエは目の前にしゃがみ込みコチラを見上げるシローに顔を向け直し、持っていたスケッチブックを恐る恐る彼に渡してくれた
「ほう…とても素晴らしい出来ですね!コチラの絵はポケモン達が楽しげですし!こっちは老夫婦の仲睦まじい姿が素晴らしい!」
破かないように丁寧に一枚一枚ページをめくり絵を眺めれば、どれも優しい気持ちになる良い絵ばかりだった
「ナマエさんの絵、どれも素敵ですね!」
『あの、あまり大きな声で言わないでください、恥ずかしいので』
数枚めくった時だ
シローのページをめくる手がぴくりと止まり顔から笑みが静かに消えた
「これは……ムクですか?」
『はい、ムクちゃんにこの前会った時にモデルになってくれないかとお願いしたんです!お友達を描くのって緊張しますが…なんだか愛着というか大切に描こうとして集中できるから好きなんです』
嬉しそうに照れ笑いを見せる彼女とは違いシローは無表情でページをめくり続け知っている顔がでる度に眉に力が入っていく
「他にも描いてますね…カナリィさんに、ガイさん……カラスバさんまで」
友達を描いた…というが
同じ女性であり友人のムクやカナリィまでなら理解できるが、男性であるガイとカラスバの絵にはどうにも納得がいかなかった
彼らは友達
特別な存在
ならば……自分は?
それなりに親しくしていたつもりだったが、彼女の中で自分は彼らより下の存在だったのだろうか?
考えてしまうと小さな苛立ちが芽生え胸の辺りがジリジリと静かに燃えるような不愉快な感覚に襲われた
「……………何故自分には聞かないのですか?」
『何をですか?』
スケッチブックを閉じたシローは顔を上げ、眉を力なく下げナマエを見つめ返した
「自分は貴女のモデルには不向きですか?」
『いえ、そういうわけでは…』
「ならばぜひ!自分を描いてください!貴女が望むならどんなポーズでもこなしてみせます!」
直ぐ様立ちあがった彼はスケッチブックを返すと何でも言ってくれと言わんばかりに意気込むがナマエは駄目だと両手を左右に素早く振って見せた
『いえいえっ、あの…シローさんは結構です』
「なっ何故ですか!自分の何がいけないのですか?」
断られるとは思っていなかったのだろう
他人から見ても分かる程ショックを受けた顔をする彼は動揺しナマエにつめよった
怖がらせると分かっているのに心に余裕がなくなってしまったのか、勢い任せに彼女の座るベンチの背もたれに両手をつけ逃がすまいと見下ろした
両サイドを太い腕に囲まれた彼女は返されたスケッチブックで口元を隠しポツポツと理由を口にした
『……その…緊張…しすぎて、描けそうにないというか』
「緊張?自分にですか?」
片眉を吊り上げながら小首を傾げるシロー、そんな彼に見つめられ強い視線に困ったナマエは眉を下げながら言葉を続けた
『モデルさんの事をじっと見なきゃいけないし…そうするとシローさんを…ぁ、別に貴方が嫌とかではないんです!寧ろ好きっ、あ、いえ!!だからっつまりはっ!』
余計な事まで口走ってしまったのか
彼女はいっきに顔を真っ赤にさせ湯気でも出そうだった、オロオロと何か言い訳を考えようと口を開くが全てまともな言葉にならず…
『(ぁぁっ、もう、だめっ…絶対変な女だって思われた…)』
もう駄目だとスケッチブックで顔を隠し俯いてしまった
少しの間沈黙が流れどうやってこの場を逃げようかと気持ちを落ち込ませていると
「自分の事が好きなんですか?」
まだその話を続けようとするシローにナマエは勘弁してくれと余計に顔を赤くしてしまう
『ぅ、ぁ、あの、この話やめませんか?絵はいつか描きますからっ』
逃げる為に両サイドに伸びた腕をくぐり抜けようとすると大きな手が彼女の肩を掴み金色の長い髪が上からカーテンのように垂れてきた
「ナマエさん、自分も貴女が好きです」
真っ直ぐに見つめる長い睫毛をした瞳
近くなる彼の顔
突然の告白にすぐには理解できず、遅れて我に帰った彼女はビクッと肩を揺らし混乱しだす
『ぇ、は?なんて?』
まさか両思いなのか?
喜びと信じられない気持ちで彼を見上げると
「貴女の控えめながら真っ直ぐな正義も優しい心も、貴女の絵も好きです!トレーナーとしても強くその強さに溺れない姿勢も素晴らしい!」
『シローさん?』
「貴女は自分が好きだ、自分も貴女が好きです!お互いに認め合っている友なのだから安心して絵を描いてください!」
何処か話がズレていた
『ちょっと、シローさんの好きとあたしの好きは違うような…』
「さあ!どんなポーズがいいですか!この筋肉を描きたいならば服も脱ぎましょうか!」
『脱がないでいいです!ここ外ですから!』
結局モデルとして彼を描くことになりナマエは大きく肩を落としスケッチブックの用意をする事になった
『(はぁ〜シローさんの好きって友達に対する好きだよね?これってフラれたって事かな?)』
「(ナマエさんが自分を好き………好き…なんだこれは?体中熱くて胸から顔に熱が溜まっていくような…そわそわとして落ち着かないっ!!)」
バチッと彼女と視線がぶつかるとシローの胸がバクバクと大きく高鳴りだし、顔に急激に熱が集まるのを感じた
「〜〜っ!やはり脱ぎますっ!!」
体が熱くてたまらない
上に来ていた服を脱ごうと腕をクロスさせ服の裾を掴みだし
『やめてっっ!ぁ、うわっ、うそっ、きゃあぁぁっっ!』
この後
市民の通報により上半身裸で顔の赤いシローと同じく顔を真っ赤にさせたナマエは警察官に散々叱られたらしい
朝も早く体力作りの為にランニングしていたのはジャスティス会のシローだった
リズミカルな短い息を繰り返し長い金髪を揺らしながら走る姿は女性にも人気であり、熱い視線を向けられる事も多かったが本人は気がついていないのだろう
彼がいつものように町中を通りとある公園を抜けようと走っていると、ふと見知った顔を見つけた
「む?……あれは」
公園のベンチに座り何やら作業をしている女性はナマエと言いムクの友達だ
シローともZAロワイヤルのバトルをしたりと何だかんだ縁のある人物であり彼は話しかけたくなりランニングコースから外れ彼女の元へと駆け寄った
「ナマエさん!」
『ひっ!』
余程驚いたのか
声をかけただけで彼女はビクンっと飛び跳ね、持っていたスケッチブックを落としそうになりワタワタと取り乱した
『ぁ、シローさん?はぁ…びっくりさせないでくださいよ』
「申し訳ない!ところで何をしているんですか?」
彼女の手元を見つめニッコリと微笑むとナマエは恥ずかしそうに視線を泳がせポツリと呟いた
『ちょっと、……お絵描きを』
彼女は少々内気なところがあり恥ずかしがり屋だ、ムクが初めて連れてきた時もシローを前にするとムクの後ろに隠れて話すくらいだった
「絵ですか!どんなのを描いてるんですか!良かったら見せてください!」
それを思い出した彼は怖がらせないまいと気を利かせナマエの前にしゃがみ込みなるべく体を小さくさせた
「(そう言えば…いつだったかカナリィさんにも怖いと言われましたね、これなら彼女を怖がらせないですむでしょうか?)」
威圧感が消えたのがよかったのかナマエは目の前にしゃがみ込みコチラを見上げるシローに顔を向け直し、持っていたスケッチブックを恐る恐る彼に渡してくれた
「ほう…とても素晴らしい出来ですね!コチラの絵はポケモン達が楽しげですし!こっちは老夫婦の仲睦まじい姿が素晴らしい!」
破かないように丁寧に一枚一枚ページをめくり絵を眺めれば、どれも優しい気持ちになる良い絵ばかりだった
「ナマエさんの絵、どれも素敵ですね!」
『あの、あまり大きな声で言わないでください、恥ずかしいので』
数枚めくった時だ
シローのページをめくる手がぴくりと止まり顔から笑みが静かに消えた
「これは……ムクですか?」
『はい、ムクちゃんにこの前会った時にモデルになってくれないかとお願いしたんです!お友達を描くのって緊張しますが…なんだか愛着というか大切に描こうとして集中できるから好きなんです』
嬉しそうに照れ笑いを見せる彼女とは違いシローは無表情でページをめくり続け知っている顔がでる度に眉に力が入っていく
「他にも描いてますね…カナリィさんに、ガイさん……カラスバさんまで」
友達を描いた…というが
同じ女性であり友人のムクやカナリィまでなら理解できるが、男性であるガイとカラスバの絵にはどうにも納得がいかなかった
彼らは友達
特別な存在
ならば……自分は?
それなりに親しくしていたつもりだったが、彼女の中で自分は彼らより下の存在だったのだろうか?
考えてしまうと小さな苛立ちが芽生え胸の辺りがジリジリと静かに燃えるような不愉快な感覚に襲われた
「……………何故自分には聞かないのですか?」
『何をですか?』
スケッチブックを閉じたシローは顔を上げ、眉を力なく下げナマエを見つめ返した
「自分は貴女のモデルには不向きですか?」
『いえ、そういうわけでは…』
「ならばぜひ!自分を描いてください!貴女が望むならどんなポーズでもこなしてみせます!」
直ぐ様立ちあがった彼はスケッチブックを返すと何でも言ってくれと言わんばかりに意気込むがナマエは駄目だと両手を左右に素早く振って見せた
『いえいえっ、あの…シローさんは結構です』
「なっ何故ですか!自分の何がいけないのですか?」
断られるとは思っていなかったのだろう
他人から見ても分かる程ショックを受けた顔をする彼は動揺しナマエにつめよった
怖がらせると分かっているのに心に余裕がなくなってしまったのか、勢い任せに彼女の座るベンチの背もたれに両手をつけ逃がすまいと見下ろした
両サイドを太い腕に囲まれた彼女は返されたスケッチブックで口元を隠しポツポツと理由を口にした
『……その…緊張…しすぎて、描けそうにないというか』
「緊張?自分にですか?」
片眉を吊り上げながら小首を傾げるシロー、そんな彼に見つめられ強い視線に困ったナマエは眉を下げながら言葉を続けた
『モデルさんの事をじっと見なきゃいけないし…そうするとシローさんを…ぁ、別に貴方が嫌とかではないんです!寧ろ好きっ、あ、いえ!!だからっつまりはっ!』
余計な事まで口走ってしまったのか
彼女はいっきに顔を真っ赤にさせ湯気でも出そうだった、オロオロと何か言い訳を考えようと口を開くが全てまともな言葉にならず…
『(ぁぁっ、もう、だめっ…絶対変な女だって思われた…)』
もう駄目だとスケッチブックで顔を隠し俯いてしまった
少しの間沈黙が流れどうやってこの場を逃げようかと気持ちを落ち込ませていると
「自分の事が好きなんですか?」
まだその話を続けようとするシローにナマエは勘弁してくれと余計に顔を赤くしてしまう
『ぅ、ぁ、あの、この話やめませんか?絵はいつか描きますからっ』
逃げる為に両サイドに伸びた腕をくぐり抜けようとすると大きな手が彼女の肩を掴み金色の長い髪が上からカーテンのように垂れてきた
「ナマエさん、自分も貴女が好きです」
真っ直ぐに見つめる長い睫毛をした瞳
近くなる彼の顔
突然の告白にすぐには理解できず、遅れて我に帰った彼女はビクッと肩を揺らし混乱しだす
『ぇ、は?なんて?』
まさか両思いなのか?
喜びと信じられない気持ちで彼を見上げると
「貴女の控えめながら真っ直ぐな正義も優しい心も、貴女の絵も好きです!トレーナーとしても強くその強さに溺れない姿勢も素晴らしい!」
『シローさん?』
「貴女は自分が好きだ、自分も貴女が好きです!お互いに認め合っている友なのだから安心して絵を描いてください!」
何処か話がズレていた
『ちょっと、シローさんの好きとあたしの好きは違うような…』
「さあ!どんなポーズがいいですか!この筋肉を描きたいならば服も脱ぎましょうか!」
『脱がないでいいです!ここ外ですから!』
結局モデルとして彼を描くことになりナマエは大きく肩を落としスケッチブックの用意をする事になった
『(はぁ〜シローさんの好きって友達に対する好きだよね?これってフラれたって事かな?)』
「(ナマエさんが自分を好き………好き…なんだこれは?体中熱くて胸から顔に熱が溜まっていくような…そわそわとして落ち着かないっ!!)」
バチッと彼女と視線がぶつかるとシローの胸がバクバクと大きく高鳴りだし、顔に急激に熱が集まるのを感じた
「〜〜っ!やはり脱ぎますっ!!」
体が熱くてたまらない
上に来ていた服を脱ごうと腕をクロスさせ服の裾を掴みだし
『やめてっっ!ぁ、うわっ、うそっ、きゃあぁぁっっ!』
この後
市民の通報により上半身裸で顔の赤いシローと同じく顔を真っ赤にさせたナマエは警察官に散々叱られたらしい
