珈琲いかが?

※ブックの『その他』に前回のお話おいてあります。

09.出張





『え、移転ってこと?無理。』





キング「断るとは良い度胸だな」





『コーヒー豆栽培するのにここが一番良い気候だから移動するのは絶対無理。』




キング「………………」




あれから四皇のカイドウサンはウチのコーヒー豆使ったコーヒー焼酎がお気に召したらしく




どうやら店ごと引き入れたいらしい




『もし豆の栽培そっちでしても味かわってこれじゃねェ!同じもの作れ!ってなってコーヒー淹れるの好きだけど一生コーヒー奴隷とかヤダ』




キング「………………………………」



顎に手をやり何かを考えてるキングさん




『………でも気に入ってくれたのは嬉しいから必要なもの用意してもらって尚且つキングさん送迎してくれるなら出張カフェやってもいいかも』





キング「おれを足扱いか」




『移動手段ないし。プテラノドン早いでしょ?あと大きいから豆持っていけるし』





キング「…………………………」





『まぁ面倒だろうから注文してくれれば用意するし、私がそっち行かなくても良いんじゃないかな』






キング「いや、必要なモンは言えばこっちで用意する。出張カフェってのをする際に必要なスペースはその目で直接確認しろ」





『え』






そう言いキングさんの大きい手が私を掴む






そしてズボッと懐に入れられた





『Σえ!?いや待って攫う気!?誘拐!?「出張カフェならやるんだろ?下見に来いって言ってんだ」Σマジ!?百獣海賊団訪問!?待ってマジ怖いんだけど!誰一人面識ないしキングさんしかいないからね!?護ってくれないと私コーヒー絶対百獣海賊団に出さないから!!あとお店閉めないと行けない!!』





キング「やかましい。さっさと準備してこい」





『だってめっちゃ怖いこうなったらものすごい性能の良いエスプレッソマシーンとか頼んでやろ。』







キング「カイドウさんが気に入ればなんだって良い」






『あれ私今口に出してた?まいいや移動中スコーンとか食べる?』






キング「さっきまで怖いとか言ってた奴どこのどいつだ。余裕じゃねェか」







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