我爱你

禪院直哉のif夢とか需要あるだろか

2024/04/22 22:44
【ただの妄想*直哉生存if夢】

「右眼の視力も落ちて半身に麻痺が残った男に執着する意味は?」

「彼に罵倒されるのが好きなの。五条家のご当主様には、私を満足させる戯れは出来ませんわ」

「やってみたら意外とハマるかもよ?正直、五条家当主の僕との政略結婚より直哉が大事ってのが分かんないよね」

「すましたペルシャ猫より、殺気立った手負いの狐が好きな女もいるってだけ」

そうだ、私は彼の貪欲さに惚れたのだ。
他の男など、目に入らないほどに。

普段は性悪で、努力をしているところはさっぱり見せないくせに。強者蠢く禪院家の中で泥くさく藻掻き、力を欲するあなたの生き方を愛した。

それがどうだろう。今のあなたは。

「……どこへでも行けや」

すっかり牙を抜かれた獣のよう。

「いね、このどブス」

敗北、そして片目の視力も失った。背中を刺された傷の影響で、半身の麻痺が残る負け犬が布団に転がっていた。
禪院家が壊滅したあの日のことを、彼は頑なに語ろうとしない。力の入ってない暴言で、婚約者の私をひたすらに遠ざけようとする。

「……私の知っている禪院直哉は、そんな腑抜けではありません」

「反転術式持ちのオマエに、何が分かんねん。コッチは……こないな体で、地面這いつくばるしか出来へん……二度と術式使えへんのやで」

「分かります。ずっとあなただけを見ていましたから」

「っ、この女……その口、二度と開けないようにしてやろか」

「では、縛りを交わしましょう。私は、あなたのためだけに力を使います。あなたの半身が元に戻るように、婚約者として反転術式の腕を更に磨くつもりでいます。だから……何年かかってもいいから、私に見せて下さい」

返り咲いたあなたが君臨する禪院家の頂。

禪院家当主・直哉が王座に就く、その瞬間を。



END.



……という妄想をだな、昼休みにしていた

あれだけボコボコにされて、生きてたら屈辱だろうなーと思って生まれた妄想

こんなブスは俺しか嫁にもらわないとか、ボロクソ言いながらプロポーズする直哉を所望する

私が書くとマイルドな直哉になっちゃう

うはははは( ^ν^)

コメント

コメントを受け付けていません。