中間テストですよ
週末
寮に帰ると、風紀の仕事は終わっていたらしく先に惶が帰っていた。
今日は俺が飯担当だったのに。
はやく帰ってこれたのか、キッチンに立って晩飯を作ってくれているようだった。良い匂い。
メニューは青椒肉絲。
俺これ好き。
惶はどんだけ食う気なのか、フライパンいっぱいに具が。
促されるまま手洗いうがいを済ませてリビングに戻ると、皿を机に並べて晩飯の支度は完了していた。ぐう有能である。
目をぎゅっと閉じて心の中で叫んだ。
ママーーーッッ!
「おい、飯は自分でよそってこい」
「はい」
おぎゃる心の赤ちゃんの俺をすぐに引っ込めて米をよそいに行った。
作ってくれた美味い飯を食べ終え、明日は休みだから惶と少しダラダラする。
テレビを流し聞きしつつ、各自に携帯を見たりしているとふと思い出したように惶が顔を上げた。
「今週は俺実家に帰えらねぇから」
「おけ、分かった」
へぇ。珍しい。
目を丸めながら返事をした。
けど珍しいも何も、同室になって以来初めてだよな?
いや待て、それより明日は姉ちゃんに送り返す為にBLの円盤視聴しないと駄目なんだが…!??
その間ちょっとコンビニ行ってきて?とか言うか?
思春期の高校生かよ。
そうだけど!いや違うこれはそういうアレじゃなくて興味無いだろう惶のためを思ってな!!!等と、うんうん唸っている俺を他所に、さっさと風呂に向かっていった惶であった。
結論から言うと、円盤は見た。
惶が寝た深夜に。
音を極小に下げて見た。から、より音に集中してしまって謎に羞恥して勝手にダメージを負った。音がリアルだから!!!あれはR18!!!ちょっと変な気分に、クソッ!!!!!!
姉の策略か知らんが悔しくなり、ヤケを起こしてポプテピピックを全部見直す馬鹿をしてしまった。
お陰様でオールをして、起きてきた惶に二度見された。
「…んだそれ…」
「んはは神アニメ!見ようぜ!!」
「……あとでな。お前はちょっと寝てこい、目がヤベェ」
寮に帰ると、風紀の仕事は終わっていたらしく先に惶が帰っていた。
今日は俺が飯担当だったのに。
はやく帰ってこれたのか、キッチンに立って晩飯を作ってくれているようだった。良い匂い。
メニューは青椒肉絲。
俺これ好き。
惶はどんだけ食う気なのか、フライパンいっぱいに具が。
促されるまま手洗いうがいを済ませてリビングに戻ると、皿を机に並べて晩飯の支度は完了していた。ぐう有能である。
目をぎゅっと閉じて心の中で叫んだ。
ママーーーッッ!
「おい、飯は自分でよそってこい」
「はい」
おぎゃる心の赤ちゃんの俺をすぐに引っ込めて米をよそいに行った。
作ってくれた美味い飯を食べ終え、明日は休みだから惶と少しダラダラする。
テレビを流し聞きしつつ、各自に携帯を見たりしているとふと思い出したように惶が顔を上げた。
「今週は俺実家に帰えらねぇから」
「おけ、分かった」
へぇ。珍しい。
目を丸めながら返事をした。
けど珍しいも何も、同室になって以来初めてだよな?
いや待て、それより明日は姉ちゃんに送り返す為にBLの円盤視聴しないと駄目なんだが…!??
その間ちょっとコンビニ行ってきて?とか言うか?
思春期の高校生かよ。
そうだけど!いや違うこれはそういうアレじゃなくて興味無いだろう惶のためを思ってな!!!等と、うんうん唸っている俺を他所に、さっさと風呂に向かっていった惶であった。
結論から言うと、円盤は見た。
惶が寝た深夜に。
音を極小に下げて見た。から、より音に集中してしまって謎に羞恥して勝手にダメージを負った。音がリアルだから!!!あれはR18!!!ちょっと変な気分に、クソッ!!!!!!
姉の策略か知らんが悔しくなり、ヤケを起こしてポプテピピックを全部見直す馬鹿をしてしまった。
お陰様でオールをして、起きてきた惶に二度見された。
「…んだそれ…」
「んはは神アニメ!見ようぜ!!」
「……あとでな。お前はちょっと寝てこい、目がヤベェ」