四角な空と、ローズガーデン











喉渇いたって、テーブルの上を指差すから。
そこに置かれた水のグラスを見たけれど、半分ほど残っていた水は明らかに温そうで。



「キッチン、行っていい?冷たい水のほうがいいだろ」


そう言うと、隆は少し微笑んで。
ありがとうって。
水のポットが冷蔵庫にあるって、教えてくれた。









カラン…。




隆を起こして、手渡したグラス。
氷の音を響かせながら水を飲んだ隆に、俺はやっと少しほっとした。




「ーーー熱、いつからだ?」

「ん。…ずっと体調が良くなかったんだけど、昨夜からついに熱が出て、」

「…不調は…ずっと?」

「ん、ぅん。ーーーお店も開けられなくて、その間は知り合いが代わりに花の配達してくれてて」

「そっか、」



目を合わせずに、隆は俯いて話してくれる。
シーツの端をぎゅっと握る手は、白くて、細くて。
微笑むような声と表情は、無理につくってんのかな…って。


ーーー違う。

こんな事だけを話したいんじゃない。
俺は隆に、伝えたいことがあったんじゃないか。

あの夜のこと。
あの夜のことに至るまでの俺の気持ち。
白い花の香りに包まれた、あの…




「そうだ。ーーーなぁ、隆?」

「ん?」

「ドアに掛かってた、この…」

「ーーー」

「白い花のブーケ。ーーーこれってさ」

「ーーー」

「ジャスミン、だろ?」

「…イノちゃん、」

「あの夜の公園で隆が言ってた。良い香りの花の、」



「気が付いてくれたんだね」



イノちゃん、って。
ここでやっと隆は俺の目を見てくれた。
熱で潤んだ、綺麗な目で。





「青いリボンは幸運のしるし」

「ぇ、?」

「色々考えて。考え過ぎて。もう自分だけじゃ上手く言えないし、どう伝えたら良いのかもわからないし、」

「ーーー」

「冷静な決断力とか判断力があるのかどうなのか自信無くなって。ーーーだったら、」

「ーーー」

「花に託そう…って」

「ーーー花、」

「この白い花に」

「ーーー」

「花は嘘つかないもの」



俺の手にある小さなブーケに、そっと隆の指先が触れる。
慈愛に満ちた隆の表情に、俺はただ見惚れて。
隆のその先の言葉を待つしかできなかった。




「ーーーあの夜から俺は、自分でもよくわかんないくらい…」

「ーーー」

「なんか、変だな…って」

「ーーー」

「風邪じゃないはずなのに顔が熱くて、どきどきして、鼓動が煩くて」

「ーーー」

「早朝に花の仕入れに行かなきゃいけないから早寝しなきゃなのに…考え事ばかり溢れて寝付けなくて」

「ーーー」

「食べ物見ても、なんだか胸がいっぱいな感じであんまり食べられないし」

「ーーー」

「そんなだった」

「ーーー」

「ーーーずっと、あの夜から」




ーーーそれって…

俺はちゃんと呼吸できているだろうか?
隆の言葉ひとつひとつに、頷くことで精一杯で。

嬉しくて。




「ーーーーーイノちゃん…」

「…ん。」

「ーーーっ…イノ…ちゃん、」





ぎゅっと、隆の手がますます白く、握り締められて。
それ以上力を込めたら、血が滲みそうで。
白い花と、白い隆の肌を赤く染めてしまいそうで。

言葉にしたいのに、最後のひと言が言い出せない。
その、もどかしさ。



それを最初に言ってあげるのは俺の役目だ。
その為に、俺はここへ来たんだろ。
会いたくて、ずっと、もう一度会いたくて。
謝りたくて。
愛の言葉を、隆に。





「ーーーーーー隆…」




隆の爪が皮膚を突き破る前に。
俺は隆を、抱きしめた。

途端に溢れる、愛おしさ。

鼻先を掠める隆の匂い。
少し熱がある、あたたかい身体。
速い鼓動。
吐息と共に溢れでる甘い声とか。




「会いたかった」

「ーーーん…」

「あの夜は、ごめんな…いきなりで」

「ーーー…イ…ノ…っ…」

「でも、ずっと…隆の全部を…こうして、」

「っ…」

「お前が欲しかったよ」



好きだ…って。
ちゃんと声に、出てただろうか。
掠れてしまって、無様じゃなかっただろうか。




「イノちゃん…」


するっ…と。
滑るように俺の背に回された、隆の両手。
それは次第に、指先に力が込められて。
離れないように、縋り付いて。




「ーーーーー俺…も、」

「隆」

「あなた…が、すき」



あなた が すき


隆の声で紡がれた。
それは俺が、なにより望んでいた答えで。
殴られたみたいな衝撃で、高鳴るココロ。



「あの夜…ぅうん。ーーーきっと、雨の日に、最初にあなたを見た時から」




俺の耳元で、泣き出しそうな声で告白してくれた隆は。
会えなかったこの日々、時間。俺を想っていてくれたんだ。
























「おにぎりと、あとサンドイッチも。どっちが好き?」

「ーーーすげぇ美味そう。いつの間にこんなに作ってくれたんだ?」

「今朝だよ?花の仕入れのあと配達に行って、その後に」

「隆…忙しいのに」

「だって、してあげたかったから」

「ん?」

「イノちゃんに」




ね?…って。
隆はあの夜みたいに小首を傾げて、俺に微笑んだ。


さて。
隆の体調が数日後にようやく良くなって(もちろん俺はずっと付き添って)
良くなったら、またあの公園に散歩に行こうって提案したら、隆はことのほか喜んでくれた。
そうしたら隆は忙しい合間をぬって手作りランチも用意してくれて、俺は感激で、こんな幸せでいいのかとジーン…としていると。




「イノちゃん…」



幸せを噛み締めていた俺の至近距離に隆がいた。
じっと見つめて、何か言いたげで。



「隆、」

「ね、ここの公園だよね?前にジャスミンの…」

「ああ、そうだったよな。あの時のことがあったから、俺は花に疎くても白い花が何かってわかったんだ」

「俺の作ったブーケ?」

「そうだよ。ドアに掛かってた、白い花のさ」

「ーーーイノちゃんが最初に花言葉に想いを込めてくれたから」

「ーーー俺?」

「バラの花、俺にくれたでしょう?」




愛してるって。
俺はバラの花と共に、隆に伝えたんだ。
ーーー今となるとなんて気障な奴って思うけど。
でも嘘じゃない、本心だったから。



「だから俺もね、花に託そうって、あのブーケを作ったの」

「ーーー隆、」

「イノちゃんと俺と、あの夜を一緒に過ごしたからこそ伝えられる花言葉かなぁ、って」

「ジャスミン、の?」

「ーーーどんな言葉かわかる?」



え…。
まさかここでこんな質問がくるとは…
ジャスミンの花言葉は知らない。
誰もがよく知る赤いバラの花言葉をどうにか知っていたくらいの俺にそんな難題…



「…えっと…調べていい?」

「え?」

「ーーーー味気ないけど、スマホ…で」



本当はスマートに、ジャスミンの言葉は⚪︎⚪︎だよ…なんて言えたら格好いいんだろうけれど。
花に関する知識はほぼゼロに等しい今の俺にできることは、悔しいけどスマホの力を借りること。
ーーーあああ…カッコ悪りぃなぁ…とか、苦笑してたら。

隆、は。




「ーーーーーいい、よ。調べなくたって、」



そう言って。
ぎゅっと、俺の胸に抱きついて。
俯いたままなのは…もしかしたら…照れてる?
黒髪の隙間から覗く頬が赤い。


「…調べなくていい。ーーーだって、もう叶ってるもの」

「ーーーぇ、」

「俺の願い」

「ーーー隆、の?」



「ーーーーーいっしょにいたい…」

「!」

「ずっとこれからも、あなた…と」




一緒にいたい
一緒にいさせて



「ーーーーーそれが、ジャスミン…の?」



「ぅん…っ…」




一緒に
好きになったひとと
これからも、ずっと…






「ーーー…んっ…」

「りゅ…」



溢れた想いは、止めどなくて。
俺は隆の顎を掬うと、唇を重ねた。
途中だったから、あの夜の続きを。

震える隆の瞼とか、朱を散りばめた頬とか。
そんなのがいちいち可愛くて、俺は隆の唇を夢中で味わって。

そして、目の前の隆に夢中になりながら、そっと見上げた空。
その空は。

何ものにも縁取られていなくて、歪なんかじゃなくて。
真っさらな。









end…?




























一日中を天気のいい公園で過ごして。
隆のランチを味わいながら、他愛無い話や、俺のiPhoneで一緒に音楽を聴いたり。
ーーーそれから。
時折会話が途切れると。
確かめ合うみたいに、唇を重ねて。
その度に恥ずかしそうに微笑む隆を見て、手を重ねて。

夕暮れが近づいて、そろそろ帰ろうかって。
その頃には。


…つか、バラしてしまうと。
俺はあの日隆がベッドで気怠そうにしていた時から、そうだった。
触れたくて、キスだけじゃ、もう足りなくて。

でも。そんな…隆の気持ちに寄り添ってなかったって後悔してた奴が、早々にがっつき過ぎるって。
どうにか気持ちを宥めて、我慢してた…つもりで。



でも。
条件とか、ムードとかが揃ったら。
そんな我慢吹っ飛ぶんだ。
だって、好きなひとが目の前にいるんだから。









隆を店に送って行って。
明日も朝早いんだろ?
きょうは一日遊んだからゆっくり休めよ…なんて。
全然物足りないのに、そんな言葉を言って。

ーーーでも。



戸口まで付いてきてくれた隆に、バイバイって手を振って。
一歩外へ踏み出した俺の足は、そのまま止まってしまった。



好き同士なら、もう…







「ーーーーー隆、」

「ーーーぁ、イ…」

「も、少し…いいか?」



引き返して。
ドアを押していた俺の手は、隆を抱きしめていた。

















花に囲まれた部屋で。

どことなく俺は、隆の寝室は温室のような印象をもっていた。
暖かくて、明るくて。
隆が好きな、花いっぱいの部屋。







「ーーーーーぁ…っ…」

「…りゅ…ぅ」




帰る足を引き返した俺は。
隆を抱きしめて、抱え上げて。
そのまま、隆の寝室のベッドに連れて行った。
運ぶ間に。
触ってもいいか?と、耳元で囁くと。
隆は唇を噛みながらも、頷いてくれて。
それを見たら、ベッドまですら待てなくて。
抱き上げたまま、俺は隆の唇を犯した。





白い肌。
隆は、服の中も、とても綺麗で。
引き千切る勢いでボタンを外してシャツの合わせをずらすと。
キスだけで反応したのか、既にツン…と、尖る胸。
俺は堪らなくて、隆の胸を舌先で穿って、手のひらで揉んだ。




「はぁ…っ…あ、」

「気持ちいい?ーーーここ、すげぇ可愛い」

「や…ゃあ…っ…」



恥ずかしいのか、首を振って。
涙を散らす。
でも無意識にも、俺が触りやすいように、背をしならせて、胸を突き出して、俺を誘う。
そんな姿を見せられて、俺は早々に余裕なんて無くなる。

ちゅぷ…くちゅ。
舌先で濡れた音をわざと立てながら身体中を舐めて、縋り付いてくる隆の脚を割り開く。
ピクン…という反応に微笑みながら、隆の中心で濡れ始めているものに手で触れた。



「ゃ…待っ…て…」

「…も、こんな。濡れてるよ?隆」

「ーーーあ…ぁ、イノちゃ…っ…」




先端を穿るように擦って、付け根からは緩急をつけて愛撫する。
とろり…と先走りの愛液が溢れて、俺の指先を濡らした。

ーーーと。
俺自身のモノも、もう痛いくらいになってるのがわかって。
一度隆にのしかかっていた身体を引いて。
俺もシャツを一気に脱ぎ去る。
そんな俺を濡れた目でぼんやり見上げる隆に見せつけるように。
かちゃかちゃとベルトを外して、もう一度隆に覆い被さった。



「…ぁ、」

「ーーーわかるか?俺の、」


隆の手をとって、俺のそこに導いて触れさせる。隆の指先が震えてる。
怖がらせたいんじゃない、俺だけが気持ちよくなりたいんじゃない。
繋がって、愛し合いたいんだって、伝えたくて。
勃起した俺自身を、隆の後孔に擦り付ける。
一瞬強張った顔をした隆に、安心して欲しくて、頭を抱き抱えるようにキスをした。



「…ふ…ぅ、」

「…は、」

「ぁん…んっ…」


何度も角度を変えて唇と舌を絡め合う。
密着した下腹部で互いのものが触れ合って、擦れて、それだけで達しそうになる。

隆とこうしているから、俺もそうなんだよ。
隆だから、こんなにどきどきするんだって。
今日初めて身体を重ねる俺たちだから、それだけは伝えたくて。
初めてだから、痛いかもしれないし、上手くいかないかもしれないけれど。
愛してるって、それだけは。





「…力…抜いて、」

「ーーー…ぁ…は……ぁ…」

「りゅ…ほら。…」



隆の脚を抱え上げて、少しづつ、隆の中に挿入する。
痛みで萎縮してしまわないように、隆自身を手のひらで包んで、優しく激しく愛撫を続けていると。
ぷくんとピンク色に勃った乳首が、いま隆が感じてくれてるからだって教えてくれていて。
それが、すごく嬉しくて、愛おしい。



ゆっくり、ゆっくり。
少しずつ、リズムをつけるように。
隆の中に入っていく。
熱くて、柔らかくて、狂いそうなくらい気持ちいい。

キシッ…キシッ…

緩やかだけれどベッドの軋む音がして、隆と繋がっているんだと見せつけられるようで。それがすごく…俺を興奮させる。


「…痛い…か?」

「ーーーんっ…く…なぃ、」

「ん、じゃあ…もっと」



…ギッ、キシッキ…




「…ん…ぁ、あん…ぁん……ん、ぁ…」


すると隆も、うっとりと目を瞑って、両手で俺に抱きついて。
だんだんと、俺のリズムに合わせて自然と腰が動いて。
俺を奥へと誘い込む。



「…奥ま…で、いいか?」

「…んっ…挿入れ…て…奥まで…イノちゃん…で、」

「いいよ、隆」

「…いっぱいにし…て…ーーーーーっ…ぁ……」


可愛くていじらしくて。
もっともっと俺の手で乱れる隆が見たくて。
最奥まで自身を捩じ込んで、擦り上げるように抜き挿しすると。
艶を込めた、隆の喘ぐ声が。
花いっぱいの部屋に、いやらしく響く。



「…ぁん…っ…あん…ゃ…ぁあ…っ…」

「ーーーすげ…っ…イイ…よ、隆…」

「あっ…ぁ…あんっ…ぁあ…もっ…と…もっとして…」

「…っ…ここ…も、」



もっと気持ちよくなって欲しくて、隆のいいトコロ。
隆の脚を抱えたまま、上気して無防備に晒される胸にキスをおとして。
勃ち上がった乳首に吸い付いて舌先で転がした。



「ーーーーー…ひぁ…っ…あぁっ…あ…気持ち…ぃ…っ…イノ…ちゃん…」

「ーーーっ…可愛…ぃ…よ…隆」



気持ちよすぎて、蕩けそうだ。
擦り上げるたびに、最奥を突くたびに、隆は俺を中できゅうっと締めるから。
隆と初めてのセックス。まだ終わりたくなくて、繋がっていたくて、堪えるけれど。
俺の腹に擦れる隆のものは、もう今にも達しそうで。
それならば。
いっしょにいたいと願ってくれた隆と。



「ーーーっ…いっしょ…に、な?隆」

「…ん、」



涙でぐちゃぐちゃの顔で、隆は笑ってくれたから。
もうめちゃくちゃに奥まで突いて、隆の身体を弄った。


「あ…っ…ぁん…っ…あぁ…イ…ちゃん…」

「ーーーっ…りゅ…隆…っ…好き…だ…」

「ぁん…あっ…好…きっ…す…きぃ…」

「りゅっ…ぅ…」

「っ…大好き…」

























「…っ…ん…ふ…」

「ーーーっ…は、」



ちゅくっ…ちゅぷ…



「…ぁ…っ…ん…」



「ーーー隆の声」

「ん…っ…ぅん…」

「えっちな声」





「ーーーばかぁ…」










初めて身体を重ねた俺たちは、やっぱり離れられなくて。
ベッドの中で、達した後もまだ繋がったまま。キスをして、身体に触れて。
隆の奥を戯れるように突いて。
その余韻を楽しんでいた。





「ーーーっ…ぁん…ゃ…花たち…が、見てる」

「ん?」

「…気がする。…なんかちょっと…恥ずかしい…」

「ーーー隆は花とずっと一緒にいるもんな」

「…花に目があるわけじゃないけど…なんとなくね?」



花は話しかけると元気に咲いてくれるとか、そうゆうのは聞いた事がある。
花に心があるのかは…わからないけれど。
自分達を大切に世話して愛しんでくれる主…隆が。
こうして俺に愛されている姿を見たら…





「喜んでくれるんじゃないか?」

「…ぇ、?ーーーぁ…っ…あん…ソコ…」

「ん、ここ…か、?」


くちゅ…くちっ…


「ぁんっ…ぁあ…気持ち…ぃ、」

「っ…ほんと…りゅ…可愛すぎ…だ」


ぐっ…ぐっ…と、隆の反応が可愛くて、柔らかく隆の奥を何度も突く。
強過ぎない、ぎりぎりの動きは、かえって隆の身体を煽ってしまったようで。
もっとして、足りない…と。
俺に抱きついて先を強請る。



「ーーーいいよ、もっと見せてやろうよ」

「…な…に?…」

「花たちに、隆が俺に愛されているところをさ」

「なん…ーーーっ…ぁ…」

「…ほら、」

「ぁん…っ…ゃ…」

「花…も、きっとさ…」

「…ぁあん…っ…あぁ…ぁ…」


「…あ…っ…りゅ…う」




隆のものを扱きながら奥まで突くと、何度目かの絶頂を迎えて隆は俺の手に、俺は隆の中で熱を吐き出した。





はぁ…
熱い吐息をついて、隆はいよいよクッタリと眠ってしまった。
初めての隆とのセックスにして、何度も求め合ってしまったから。
無理もない、と。
俺はあたたかい恋人を抱きしめて、剥き出しの肩にシーツを引き寄せた。




「ーーーーー」


静まり返った寝室。
隆の呼吸が心地よく聴こえるだけで。
…あとは、部屋いっぱいの花。


花は見ている。
きっとそうなんだろう。
言葉は無いけれど、その身に想いを託されて。

だからなんだろう。
部屋いっぱいの花たちはとても雄弁だ。



ーーー幸せにしてあげて…



そう、囁かれた気がした。


「大丈夫」

「俺は見つけたから」


何をおいてもこのひとだけという存在と出会えたから。


「隆を愛してる」






end




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