日記

【note移行記事】映画『シャイニング』と原作『シャイニングの違いがショッキング』

2020/01/06 15:05
感想
おべん・チャラーとは、和製ホラーが大嫌いなヘタレである。

【トラウマはチャッキー】

幼い頃、従姉妹の家で無印チャイルドプレイを観た。観たと言ってもチャッキーが動き出して早々に目と耳を閉ざした。
チャッキーがおぞましい程の表情をして人間を切りつけていくのに恐怖を覚えた。それからずっと一人で寝られなかった。

映画館でホラー映画を観られるようになったのは、バイオハザード3の時である。二十歳を過ぎて、ようやくゾンビものを一人でも観られるようになった。
因みにその時は友達と二人で観に行った。

【名前はよく聞く「シャイニング」】

ホラー映画の金字塔「シャイニング」の続編、「ドクター・スリープ」が映画になったとのことだったので、定額動画サービスで初めてシャイニングを観た。

率直な感想は、「よくわからない映画だった」。

小説家のジャック・トランスは冬の間の仕事として山の上の豪華絢爛な「オーバールックホテル」の管理人を任され、冬期の間閉鎖されるオーバールックに妻子と三人で移り住む。
そのホテルで働いていたシェフのハローランさんは、ジャックの息子・ダニーに自分と同じ超能力《シャイニング》を持っている事を見抜き、ホテルを去る前にダニーに「237号室に近づくな」と忠告をする。
新しい環境で家族での生活が始まると、ジャックの様子が目に見えておかしくなっていく。彼は「オーバールック」にとどまり続ける幽霊達にそそのかされて、妻と息子を殺す事を画策する。

…っていう映画で、ジャックが凶行に走る理由(何故彼ら(幽霊達)の管理人になりたいのか)何故ジャックの妻のウェンディが、ジャックの行動のほぼ全てに過剰なまでの反応を示すのかとかが、よくわからなくて、何だかよくわからないまんまに主人公が死んでしまった映画、そんな印象を受けた。

【そもそも主人公はジャックなのか?】

映画を観た数日後、職場で仲良くなった読書家のお姉さんに、原作小説の日本語版を貸してもらえる事になった。こういう繋がりって素敵。近年久しく無かった「読んだ本の貸し借り」に私は胸をときめかせた。

読んでみると映画では語られなかった、ジャックが元アルコール依存者だという事や、ウェンディがジャックに不信感を抱かせる事になった出来事、ダニーの「口の中」のトニーの存在、そしてジャックが何故オーバールックの管理人に志願したかがよく分かった。

確かにあの映画で全て説明するのには無理がある。しかしだからこそ、原作者のスティーブン・キングがあまり映画の出来をお気に召さなかった理由もよく分かった。

映画ではジャックが主人公の様に描かれたが、そもそもこの物語の主人公はジャックを含めた「家族」であり、それぞれに考え方も感じ方も違う。

映画を流し見た限りではウェンディがなぜジャックの行動に過剰なまでの反応を示すのか理解できないが、原作を読むと母親としてのウェンディの気持ちを知る事が出来る。

映画ではジャックの息子のダニーについて語られる事は少ない。血の海を見るとか幽霊に殺されかけるとか、「シャイニング」を持つ当事者としての描写は多いが、五歳の一人の男の子としての描写は圧倒的に少ない。原作の読者からすると、そこは不満な点になるのかもしれない。

実際私は映画から入っているから、謎が解かれていく様な感覚で原作を読めたが、原作を先に読んでいたら多分映画の感想は「は?」の一言だったろうと思う。

ラストなんてホントにすごく違った。これから見る人もいるだろうし詳しく書かないが、ラストで生き残る人数が違うというのはいかがなものか。

原作のラストは確かに当時の映画技術では難しいと思う。だからこそ、ダニーやウェンディの成長は描ききって欲しかったな、とも思う。

【色々言ったが最終的には面白かった。】

どちらも楽しめる作品であるが、個人的には私のように映画を観てから原作を読む事をおすすめする。
マジで謎が解けすぎて面白いから。

コメント

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