英雄と王
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「ンンッ、マーマー♪ ミス・アニヴェルセル様、お初に御目にかかります。私はアラバスタ王国護衛隊長を務めております、イガラムと申します」
「イガラムさん、ですね。私はミス・アニヴェルセルと申します。よろしくお願いいたします。あの、失礼ですが、あの給仕人の中にいらっしゃる女性は……」
「ああ、あれは私の妻゛……マーマー♪ 失礼。妻のテラコッタと申します。何かございましたか?」
「そうでしたか! いえ、本当に素晴らしい巻き……料理ばかりだなぁ、と思いまして」
「ハハハ、ありがとうございます」
つい興味が先走った質問をしてしまったが、血が繋がっているならともかく、夫婦でこうも似るとは。余程仲がいいのだろうな、と思って微笑ましくなる。
全員と挨拶を終えて、私は席に着く。王も、王女も、護衛隊の人達も、皆いい人達ばかり。突然のことに驚いたけれど、この人達と知り合えて良かったと思う。目の前で王と何やら語り合いながら杯を傾け合っているクロコダイルを見て、私は心の中で、彼に感謝した。
「アニーさん、これ、とっても美味しいのよ! 私、大好きなの!!」
私の袖口を軽く引っ張って、王女が言う。振り返ると、王女は皿いっぱいに何やら麺を焼いたような物を乗せてニコニコと笑っていた。後ろでは王がこら、行儀が悪いぞ、などと言っているが、肝心の王女はといえばそんなお小言はどこ吹く風、といった顔だ。私はそんなやり取りに微笑みながら、テーブルを彩るこの国の伝統料理の数々に手を伸ばし始めた。
......To be continued.
