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朱美
今日は何の日でしょう
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土井
君の世界で言うクリスマス・イブかな?
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朱美
当たりです
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土井
だがこの時代にはまだ無い文化だ
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朱美
アルバイトやカレーやブロマイドはあるのに
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土井
まぁまぁ💦
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朱美
クリスマス・イブは彼氏と過ごしたい
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朱美
なんて言う日が来るとは思いませんでした
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土井
それを朱美がちゃんと言葉にするなんて
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土井
成長を感じるよ
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朱美
馬鹿にしてます?
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土井
そんなわけないだろう!
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土井
それに
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土井
いつも夜は二人で過ごすじゃないか
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朱美
にやけちゃうお言葉ありがとうございます
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朱美
今、備品のチェックをしてるところなんですけどニヤニヤが止まらないです
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朱美
が!
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土井
なんだ?
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朱美
そうじゃないんです
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土井
どういうことなんだ?
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朱美
一日、ずっと、二人で過ごしたいんです
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朱美
無理だって分かってるんですけど
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朱美
こう言えば半助さんがこっそり私の傍に来てくれるんじゃないかなって
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朱美
期待してしまう自分がいて
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朱美
来ないに決まってるって思うのも辛くて
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土井
行きたいのはやまやまだが
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土井
ごめん
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朱美
なので超速で事務仕事を終わらせて教員長屋に向かいますね
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土井
逞しくなったなぁ
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土井
本当にごめん。我慢ばかりさせて
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土井
朱美の時代の、朱美の国では、とりわけ特別な日だって知っているよ
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土井
クリスマスツリーを飾ってケーキを食べるんだろう?
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朱美
予定を変更します
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土井
ん?
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朱美
あのいつもの小屋をこれから改造します
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土井
なに?
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朱美
手燭や龕灯で飾って夜にライトアップします
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土井
待ちなさい!
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朱美
そしてボーロを作ります。
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土井
こらこら待ちなさい
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朱美
大丈夫です。備品のチェックは終わりました。仕事は蔑ろにしていません。
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土井
そういうことじゃなくて!
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朱美
半助さんが謝らないでください
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朱美
我慢なんてしません。私がしたい事をするだけです。
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朱美
私の時代じゃなくても。ケーキもツリーもなくても
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朱美
二人で過ごすことに意味があるんです
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土井
そこなんだ
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朱美
どこなんだ?
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土井
おちょくるな
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土井
二人で過ごすんだろう。
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土井
それなら私も小屋の改造とボーロ作りをしよう。
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朱美
え
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土井
私だって超速で仕事を終わらせるさ
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朱美
半助さん
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土井
好きだよ
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朱美
好きです
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朱美
もう一個、いいですか?
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土井
言って?
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朱美
クリスマスは家に帰って……
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土井
ああ。
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朱美
きり丸と3人で過ごしましょう
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土井
ちょうど休校日だな
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土井
会ったら伝えよう
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朱美
バイト入れないように言っとかないと
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土井
楽しみだな
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朱美
そうですね!
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