ロン夢
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「はぁ……いいかげん慣れるんだ」
「むりむりむり!」
迫りくるサファイアの瞳から私は力ずくで目をそらす。付き合う前からやってきたことのはずなのに、身体は受け入れるのに慎重だった。
身体の関係ってやつからスタートした。血の実習事件以来久しぶりに会ったロンは、あの頃のキラキラオーラはとうになくなっていて。探偵できないことに疲れたロンと、ロンに抱かれてもいいとひっそり思ってた私にとって、互いに都合が良かったのかもしれない。どちらからともなくキスを交わして、なし崩しにその先まで致していた。
それなのに、ロンから改めて告白されて正式にお付き合いを始めてから妙に意識しちゃって、キスどころか手をつなぐだけでも胸の高鳴りが止まらない。ロンと肌の面積を少しだけ共有するだけで、血が体中を駆け巡って、背中から全身に熱があふれる。
「じゃあ、まずはフレンチキスから。いくよ」
予告してくれるだけまだありがたい。なんとか心を落ち着けるように、そっと目を閉じる。今か今かと唇が触れるのを待っていたら、ふにっ、とやわらかいのが押し付けられた。私も呼応してロンのぽってりとしたそれをゆるゆると喰み、お互い感触を共有する。境界があいまいになって少し力が抜けてきた、そのとき。
「んぅ!?」
わずかに開いた隙間を逃さず、ロンの舌が侵入してきた。ベッドの上で身長差なんてほとんどなくなってるはずなのに座高差は縮まらなくて、首が痛い。ロンの長い前髪がくすぐったい。口の中を貪る舌だけじゃなくて、そういった全部の状況が私を悦ばす刺激として襲いかかる。これ以上されたら頭がおかしくなりそうで、どうにかして一旦息継ぎを口実にロンの胸を叩いて抜け出した。
「ぷはっ……ぜんぜんフレンチじゃない!」
「ん? もしかして軽いやつだと思ったのかい? フレンチキスはディープキスと同じだよ」
ロンは惚けた笑いをこぼす。前髪からのぞく恋人の瞳は、海よりも深い紺碧だった。ずるい、だまされた。これに慣れる日は、はたして来るんだろうか。
「むりむりむり!」
迫りくるサファイアの瞳から私は力ずくで目をそらす。付き合う前からやってきたことのはずなのに、身体は受け入れるのに慎重だった。
身体の関係ってやつからスタートした。血の実習事件以来久しぶりに会ったロンは、あの頃のキラキラオーラはとうになくなっていて。探偵できないことに疲れたロンと、ロンに抱かれてもいいとひっそり思ってた私にとって、互いに都合が良かったのかもしれない。どちらからともなくキスを交わして、なし崩しにその先まで致していた。
それなのに、ロンから改めて告白されて正式にお付き合いを始めてから妙に意識しちゃって、キスどころか手をつなぐだけでも胸の高鳴りが止まらない。ロンと肌の面積を少しだけ共有するだけで、血が体中を駆け巡って、背中から全身に熱があふれる。
「じゃあ、まずはフレンチキスから。いくよ」
予告してくれるだけまだありがたい。なんとか心を落ち着けるように、そっと目を閉じる。今か今かと唇が触れるのを待っていたら、ふにっ、とやわらかいのが押し付けられた。私も呼応してロンのぽってりとしたそれをゆるゆると喰み、お互い感触を共有する。境界があいまいになって少し力が抜けてきた、そのとき。
「んぅ!?」
わずかに開いた隙間を逃さず、ロンの舌が侵入してきた。ベッドの上で身長差なんてほとんどなくなってるはずなのに座高差は縮まらなくて、首が痛い。ロンの長い前髪がくすぐったい。口の中を貪る舌だけじゃなくて、そういった全部の状況が私を悦ばす刺激として襲いかかる。これ以上されたら頭がおかしくなりそうで、どうにかして一旦息継ぎを口実にロンの胸を叩いて抜け出した。
「ぷはっ……ぜんぜんフレンチじゃない!」
「ん? もしかして軽いやつだと思ったのかい? フレンチキスはディープキスと同じだよ」
ロンは惚けた笑いをこぼす。前髪からのぞく恋人の瞳は、海よりも深い紺碧だった。ずるい、だまされた。これに慣れる日は、はたして来るんだろうか。