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麦わらの一味の仲間になり、数日。
宴や日々の生活の中ですっかり敬語とかは無くなった。
今日は皆で甲板掃除!(ロビンとナミは優雅に見学してるけど。)
ちなみに私は率先して参加。
今まではバレたら怒られるから運動なんてひっそりとしかしてなかったから、こう…堂々と身体動かせるのが楽しくて仕方ない…!
「…そういや、お前戦えんのか?」
『へ?』
ダルそうにデッキブラシを持ったゾロに尋ねられた。
「…ここは海賊船だ、当然敵船や海軍と戦う事だってある。」
『あー…そうだよね、うん。』
お荷物はいらない、って事…いやもしかしたら守りながら戦う必要があるか、って事かな?なんだかんだ良い人だから。
『自分の身くらいは守れるよ。』
「…本当かぁ?」
『なんならちょっと試してみる?』
軽く屈伸をして準備体操をする。
突然の提案にゾロは困惑気味だ。
「試すって…俺とか?」
『聞くより体感した方が早くない?』
「…手加減は。」
『可能なら。あ、刀じゃなくてそれ1本でよろしく!』
ピッ、と彼が持っているデッキブラシを指差す。
…流石に真剣で3刀流は怖い。痛いの嫌い。
「……わかった。」
はぁ、と溜め息をついたゾロ。
でも彼以上に適任者はいないと思う。
サンジは絶対相手してくれないし、ナミやロビンを相手にするのも許してくれない。ルフィは手加減が出来ないと思う。チョッパーとウソップは私に手を上げる事を躊躇ってしまうだろう。
『ふふふー!よろしく!』
「…怪我すんなよ。」
ボソッと呟かれた一言に、優しいなーなんて思いながら頷いた。