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「だめ!」
恋人の手が明確な拒否を提示する。
彼女が手を伸ばした分、密着していた身体が離れた。
こうもはっきりとした拒絶は珍しい。
気乗りしないところを力づくで行為に持ち込もうなどとは思っていないが、麗子も興が乗っているように見えた。私は少なからず衝撃を受け、姿勢を正す。
……太腿に触れていた手を離す動きが緩慢だったのはどうか許して欲しい。
「……すまない。強要はしない」
すっかりその気になっていた身体が冷えるまで時間はもらいたいところだが、麗子の意に沿わないことはしたくない。とはいえ、多少肩が下がるのは致し方ないと思う。
「あ……えっと……」
そうじゃなくて、と言い淀む麗子に思わず首を傾げた。恥ずかしげに顔を染めて目線を彷徨わせる姿は身体を重ねること自体を厭っているようには見えない。
「どうした?」
何を懸念しているのか、と頬に触れる。
「その……するのが嫌なんじゃなくて……」
私の手に手を重ね、伏し目がちに麗子はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「今日、下着子供っぽいから……見られたくなくて……」
何を告白されるのかと思えば、である。
本人としては深刻な問題なのだろうが、少々拍子抜けしてしまった。
「別に気にしないが」
「そこは気にしてよ!」
もう、と愛らしく頬を膨らまされても困る。歳の差を気にしているのは分かっているが、そんなことで萎えるならばそもそも肉体関係を持っている筈がない。
「……私が愛でたいのは纏っているものではなく麗子自身なのだが」
ダメなのか、と視線で問えば麗子は言葉を詰まらせた。
散々煽っておきながら直前で制止した罪悪感はあるらしい。……いや、唸っているのを見るに触れ合いたいという性的欲求の方だろうか。
ややあって、恥ずかしげに視線を逸らしたまま麗子は言った。
「着替えるからちょっと待ってて」
どうしても今着けている下着を私に見られたくないらしい。
そこまで言われると逆に気になるのだが、意地らしさもまた可愛い。
何より、着替えるということは私に見られてもいい下着を選ぶということだ。それはそれで興味を引かれるので今宵は良しとしよう。
「分かった。ベッドで待っているから、支度が出来たらおいで」
そう言って額に口付けると、麗子は顔を真っ赤にして頷いた。
存分に愛し合った余韻の中、件の下着というのはどういうものだったのか尋ねてみれば、麗子は気まずそうにしながらも答えてくれた。
「……その、白と青のセーラー服っぽい感じのやつ……」
正直、なるほどと思った。可愛らしいことは間違いないのだが、流石に喜んで見たいかと言われると否だ。
「……沙織ちゃんとお揃いで買ったんだけど、もうちょっと着ける時選ぶようにするわね」
それは有難いが前半は完全に要らない情報だぞ、と出かかった言葉を飲み干す。
呆れと愛しさと、女神の下着姿を想像しそうになった意趣返しを込めて、私は再び麗子に覆い被さった。
恋人の手が明確な拒否を提示する。
彼女が手を伸ばした分、密着していた身体が離れた。
こうもはっきりとした拒絶は珍しい。
気乗りしないところを力づくで行為に持ち込もうなどとは思っていないが、麗子も興が乗っているように見えた。私は少なからず衝撃を受け、姿勢を正す。
……太腿に触れていた手を離す動きが緩慢だったのはどうか許して欲しい。
「……すまない。強要はしない」
すっかりその気になっていた身体が冷えるまで時間はもらいたいところだが、麗子の意に沿わないことはしたくない。とはいえ、多少肩が下がるのは致し方ないと思う。
「あ……えっと……」
そうじゃなくて、と言い淀む麗子に思わず首を傾げた。恥ずかしげに顔を染めて目線を彷徨わせる姿は身体を重ねること自体を厭っているようには見えない。
「どうした?」
何を懸念しているのか、と頬に触れる。
「その……するのが嫌なんじゃなくて……」
私の手に手を重ね、伏し目がちに麗子はゆっくりと言葉を紡ぐ。
「今日、下着子供っぽいから……見られたくなくて……」
何を告白されるのかと思えば、である。
本人としては深刻な問題なのだろうが、少々拍子抜けしてしまった。
「別に気にしないが」
「そこは気にしてよ!」
もう、と愛らしく頬を膨らまされても困る。歳の差を気にしているのは分かっているが、そんなことで萎えるならばそもそも肉体関係を持っている筈がない。
「……私が愛でたいのは纏っているものではなく麗子自身なのだが」
ダメなのか、と視線で問えば麗子は言葉を詰まらせた。
散々煽っておきながら直前で制止した罪悪感はあるらしい。……いや、唸っているのを見るに触れ合いたいという性的欲求の方だろうか。
ややあって、恥ずかしげに視線を逸らしたまま麗子は言った。
「着替えるからちょっと待ってて」
どうしても今着けている下着を私に見られたくないらしい。
そこまで言われると逆に気になるのだが、意地らしさもまた可愛い。
何より、着替えるということは私に見られてもいい下着を選ぶということだ。それはそれで興味を引かれるので今宵は良しとしよう。
「分かった。ベッドで待っているから、支度が出来たらおいで」
そう言って額に口付けると、麗子は顔を真っ赤にして頷いた。
存分に愛し合った余韻の中、件の下着というのはどういうものだったのか尋ねてみれば、麗子は気まずそうにしながらも答えてくれた。
「……その、白と青のセーラー服っぽい感じのやつ……」
正直、なるほどと思った。可愛らしいことは間違いないのだが、流石に喜んで見たいかと言われると否だ。
「……沙織ちゃんとお揃いで買ったんだけど、もうちょっと着ける時選ぶようにするわね」
それは有難いが前半は完全に要らない情報だぞ、と出かかった言葉を飲み干す。
呆れと愛しさと、女神の下着姿を想像しそうになった意趣返しを込めて、私は再び麗子に覆い被さった。
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