サガ
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背中に重みを感じ、サガは双眸を開いた。
いつの間にか眠っていたらしい。膝の上には読みかけの本が乗っている。
座ったまま寝ていたのかという疑問と共に首を回すと、自分に体重を預けて寝入る恋人の姿が写った。
所謂背中合わせの状態でどの位の時間そうして居たのか。
サガは体格差で愛し子を押し潰してしまわなかった事に心底安堵した。
このままで居るのも悪くは無いが、如何せん目は冴えている。そして背中から微かに聞こえている寝息の主の顔を見たいと思うのは自然な感情であって……。
サガは彼女を起こさないようにそっと体勢を変えた。幸い眠りは深い。ほくそ笑みながら自分の膝に彼女の頭を乗せ、顔にかかった髪を払う。すると擽ったかったのか、気に入らない体勢だったのか麗子は寝返りを打った。起こしたか、と覗き込むが変わらず規則正しい音と共に弧を描いた口元が見える。
安心しきった穏やかな表情に自分の頬が緩むのが分かった。
別段柔らかくも無い、寧ろ硬い筈の枕に満足気に擦り寄って来るその姿はまるで猫。離れまいとでも言う様にサガの服の裾を握るのは幼子に見える。
そっと近くのタオルケットをかけてやれば、小さな鳴き声が聞こえた。今度こそ起こしたかと焦るが寝顔は変わらず健やかなままだ。
気を良くしてゆるりと頬を撫でたところで、今度ははっきりサガの耳に馴染む声が届いた。
「……サガ……だいすき……」
一瞬、サガは目を丸くする。しかし瞬く間に目尻が下がり、情けない表情 を晒した。
「私も、愛しているよ。麗子」
そう囁いて髪を梳く。
余程心地の良い夢でも見ているのだろう。
恋人の膝で眠っている間、麗子が表情を変える事は無かった。
いつの間にか眠っていたらしい。膝の上には読みかけの本が乗っている。
座ったまま寝ていたのかという疑問と共に首を回すと、自分に体重を預けて寝入る恋人の姿が写った。
所謂背中合わせの状態でどの位の時間そうして居たのか。
サガは体格差で愛し子を押し潰してしまわなかった事に心底安堵した。
このままで居るのも悪くは無いが、如何せん目は冴えている。そして背中から微かに聞こえている寝息の主の顔を見たいと思うのは自然な感情であって……。
サガは彼女を起こさないようにそっと体勢を変えた。幸い眠りは深い。ほくそ笑みながら自分の膝に彼女の頭を乗せ、顔にかかった髪を払う。すると擽ったかったのか、気に入らない体勢だったのか麗子は寝返りを打った。起こしたか、と覗き込むが変わらず規則正しい音と共に弧を描いた口元が見える。
安心しきった穏やかな表情に自分の頬が緩むのが分かった。
別段柔らかくも無い、寧ろ硬い筈の枕に満足気に擦り寄って来るその姿はまるで猫。離れまいとでも言う様にサガの服の裾を握るのは幼子に見える。
そっと近くのタオルケットをかけてやれば、小さな鳴き声が聞こえた。今度こそ起こしたかと焦るが寝顔は変わらず健やかなままだ。
気を良くしてゆるりと頬を撫でたところで、今度ははっきりサガの耳に馴染む声が届いた。
「……サガ……だいすき……」
一瞬、サガは目を丸くする。しかし瞬く間に目尻が下がり、情けない
「私も、愛しているよ。麗子」
そう囁いて髪を梳く。
余程心地の良い夢でも見ているのだろう。
恋人の膝で眠っている間、麗子が表情を変える事は無かった。
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