ルクエド
31歳と13歳
中2の夏休み
外でじわじわと蝉が鳴いている。中学も2年生になった俺は、何故だかまたあいつのとこにいた。
告白は確かにしたし、両思いなのもわかった。付き合いはしたけど、小学を卒業してそのまま疎遠になるんじゃないかなんて不安に思ったりしたのが嘘みたいに、週末は相変わらずあいつの家に入り浸っていた。
「今日外32℃だってよ。最近暑すぎるよな」
冷房をガンガンに効かせた部屋で、アイスを齧りながらあいつが言う。
「こんなカンカン照りじゃ外行く気になんねぇよ」
「プールとか海とかさ、友達から誘われたりしないわけ?」
「んー、内緒」
別に友達がいない訳では無いし、小学ん時から仲の良い奴らもそれなりには居る。それでも、この部屋に来ることを優先してしまうのは惚れた弱みなんだろう。
あいつよりも先にアイスを食べ終わると、上目遣いで言う。
「なぁせんせ、そんなことより悪いコトしようぜ?」
「……まだ真っ昼間だぞ」
「いいだろ別に、どうせヤるんだから」
相変わらず俺達は爛れている。だって、多感な時にこんなこと教えられたらこうもなるだろ。
あいつの膝の上に座ると、食べかけのアイスに齧りついた。
「あ、こら。それ俺のだぞ」
「食べんのが遅いんだよ」
「もうちょい待ってくれって」
俺に食べられないために一気にアイスを食べたあいつは頭が痛くなったのか眉間に手を当てていた。ざまあみろなんて笑いながら、あいつの顔を覗き込む。
「なぁせんせ♡」
「後で泣いても知らないからな」
舌を出して待っていると、あいつがしゃぶりついてきた。アイスのせいでまだ冷たい、ほんのりソーダ味のする舌にこちらも絡みつけば、冷房で冷えた身体がかっと熱くなる。
「ふっ、んんっ……ちゅっ、」
「はあっ、可愛いなぁ……」
「うっせぇっ」
シャツの中にあいつの大きな手が入ってくる。脇腹を撫でられ、身体がぴくっと跳ねた。擽ったいけど、気持ちよくって、目を閉じる。
啄むようなキスを何度もしながら、焦らすように這い回る手に身体が勝手に反応する。
「ぁっ、んんっ……擽った、い」
「擽ったいだけの奴の声じゃねぇんだよなぁ」
脇腹を撫で回していた手が、つつーっと胸の突起へ伸びる。最初は擽ったかっただけのそこも、何度も繰り返し刺激されるうちにいつの間にか快感を拾うようになっていた。
そこをゆっくり撫で回され、思わず声が漏れる。
「んあっ、ぅ……はぁっ」
「ははっ、良い声」
「そこ……あんま触んなっ」
「気持ちいいだろ?」
かしかしと指先で擦られ、じくじくとそこが疼く。わかってるくせに聞きやがって、ばぁか。
「あっ、んんっ……気持ちいけどっ」
「けど?」
「うっ、でもっ、せつないっ……ちんこ触って」
切なくて腰が勝手にかくかく揺れる。あいつの太腿に陰茎を擦り付けるように刺激すれば、ふふっと笑われた。
「ベッド行くか?」
「ん、」
小さく頷けば、そのまま抱きかかえられた。成長期で大分重くなってきているはずなのに軽々抱えられ、心の中でゴリラかよ……なんて思う。
「今余計なこと考えたろ」
「なんでわかるんだよ」
「これだけ一緒にいたらわかるっての」
頬にキスを落とされ、かあっと顔が熱くなる。ベッドルームへ着くと、真ん中にとさり、と落とされた。
シャツを脱いで覆い被さってくるあいつと目が合う。獣のようなギラついた2つの目が、俺を見ていた。
「っ、」
「誘ったのはエドだろ?」
「そうだけどっ、」
あっという間に着ていたシャツを脱がされ、胸の突起に舌を這わされる。空いた手でもう片方の突起も刺激され、口から声が漏れた。
「あぁっ、……んっ、やだ、そこばっか」
「ちんこ触って欲しいんだっけ?」
ハーフパンツの上から、勃ち上がった股間を撫でられ身体がびくっと跳ねる。胸と一緒に触られると気持ち良くってすぐイキそうになる。
「いっ、……あっ!やだぁっ直接触ってっ!」
「んー?」
聞こえないフリをしながら布越しに扱かれ、気持ち良くって首を横に振った。このまま触られてたら本当に出ちまう。あいつの手を掴み、やめさせようと力を入れるが、上手く力が入らない。
「っ、イクぅっ、はなしてっ」
「しょうがないな」
そう言うと、ぱっと手を離されイクにイケなかった。ぜぇぜぇと肩で息をしながら、のそのそとハーフパンツを脱ぐ。下着に先走りが染みて色が変わっているのが恥ずかしくて、言われる前にそれも脱いで放り投げる。
「せんせ、触って欲しい」
「ほら、欲しいって言うだけじゃ駄目だって教えたろ?」
「あっ……」
起き上がり、あいつのズボンに手を掛ける。チャックを下ろし寛げると、そのまま陰茎を取り出した。
「舐めれるか?」
「ん、する」
勃ち上がったそれに、恐る恐る手を這わせる。ビクビクと震えるバカでかい陰茎にキスをして、そのまま舌で裏筋を舐めた。しょっぱい独特な味が口に広がる。
「んんっ、まずっ」
「はぁ、でも好きだろ?」
「うるせぇっ」
滲み出る先走りを舐め取りながら、尿道口をぐりぐりと刺激すればさらに滲み出てきたのでそれも舐め取る。気持ち良く出来ているかわからなくて見上げれば、耐えているような表情のあいつと目が合った。
よかった、大丈夫そうだ。
「っ、はぁっ……エドも気持ちよくなろうな」
「あうっ!」
ふるふると震えていた陰茎を指で突かれ、びくっと身体が跳ねた。先走りを絡めて扱かれ、さっき寸止めにされたせいですぐにでもイってしまいそうだった。
何もせずイかされるのが嫌で先端にしゃぶりつき、口に入らない部分は指で刺激する。
「っふ、う、んんっ……」
「んっ、そうそう、上手くなったな」
「っ♡」
空いた手で頭を撫でられ、身体がびくっと跳ねた。嗚呼、気持ちが良い。溶ける。
敏感な先端を手のひらで撫でられ、腰が抜けそうになった。だばだばと先走りなのか精なのかもわからない液体が零れて、あいつの手を汚していく。
「ふあっ、まって、イッちゃっ!」
「いいぜ……イケよ」
「っ〜〜〜!!」
耐えきれなくて思わず口を離し、ビクビクと身体を震わせ、あいつの手の中で果てた。陰茎からびゅくびゅくと白濁が放たれる。へたり込みながら、あいつの陰茎に頬擦りをした。どうしようもなく興奮する。俺でもっと気持ちよくなって欲しくて、余韻に身体を震わせながら続ける。
「ふーっ、ふーっ……」
大きすぎて全然口の中に入らないそれを嘔吐きながら喉奥まで咥え、指で扱く。苦しくて苦しくて、吐きそうで……でもその中に確かに快感を見つけてしまい涙が頬を伝った。
「はぁっ、そろそろ出るから口離せよ」
「んっ、いやら」
「っ!」
先端にぢゅっと吸い付けば、その時は来た。びゅくびゅくと口内に射精され、勢いに溺れそうになる。
「ぐっ、う……げほっ!げほっ!」
「だから言ったろ……大丈夫か?」
ティッシュを差し出しながら背中を擦ってくれるあいつにもたれ掛かりながら、吐きそうなのを何とか飲み込み、粘ついたそれを腹の中に落としていく。くそまじぃけど、満足感がすごい。
「けほっ、だいじょ、ぶ」
「良く飲めたな、偉い偉い」
「っ♡」
腹ん中が熱い。なんだか腹がじくじく疼く。何でだ、なんて思いながら、助けてほしくてあいつに抱き着いた。
「ねぇっ、せんせ♡はらんなかおかしい」
「っ、大丈夫か?」
「わかんねぇ、きゅうきゅうするっ♡」
あいつの肩に額を擦り付け、助けを乞う。どうしたら良いかわからない。すると、あいつがベッド横の棚から何かを取り出した。
「はぁっ、なにそれ……」
「ん?なんだろうな」
とろとろとした透明な何かを、たっぷり手に出すとそれを尻たぶに擦り付ける。ぼんやりと見ていると、あいつが耳元で囁いてきた。
「男同士はな、ここに挿入れるんだよ」
「っ……そんなのっはいらない」
それはちょっと知ってる。前にスマホで調べたら出てきた。でも、どう考えてもそんなの、挿入らないだろ。
「ゆっくり拡げてこうな」
安心させようとでもしたのか、ちゅっと額にキスを落とされる。腕の中でもぞもぞとしていると、とろとろな液体を纏った小指が、ゆっくり尻の孔をこじ開けてくる。
「ぁっ、う……っ!せんせ、それやだぁっ……」
「ん、やっぱキツイな」
ふるふると震えながらなんとか耐えているが、少し怖い。だって、そこは出口だ。何かが入って良い場所じゃない。
「っ、ふっ……う、……んんっ」
「ごめんな、ごめんな」
萎えかけた陰茎をゆっくり扱かれ、直接的な気持ちよさに一瞬意識が持っていかれる。瞬間、ゆっくりと引き抜かれ、ぞわぞわと鳥肌が立った。
「っ、?」
「抜くほうが気持ちいい?」
「あっ、わかんな、い」
「もう一回挿入れるな」
「ん、」
ゆっくり挿入された後、再度同じように引き抜かれ、身体がびくんと跳ねる。知ってる、これ気持ちいいって奴だ。
「あぁ……っ、んんっ!」
「良かった、後どのへんかな……」
「なに、探してっ」
何かを探すように指が這い回る。腹ん中を探られているようで、なんとも言えない感覚になる。もう良いだろ、と言いかけて、思わず身体を跳ねさせた。
「へあっ、?」
「見付けた」
「な、に、」
そこを撫でられると、ビリビリと言いようのない感覚が駆け抜けていく。気持ち良い。何だこれ、とあいつの顔を見ると、意地悪そうに笑っていた。
「小指だと流石に触りにくいな」
「やっ、あ!なに、うあ゛っ!♡」
「ここな、エドの気持ちいいところだよ」
あいつの肩にがりがりと爪を立てながら、感じ入る。これ、駄目なやつだ。気持ち良すぎておかしくなる。
「ひゃあっ!♡あ゛っ、ん゛んっ♡まって、とまってぇ♡」
「そりゃ無理だろ……つーか乱れすぎ。才能あんじゃないの?」
「なんのだよっ、あ゛♡いきたいっ、ね、いつものがいい♡」
泣きべそをかきながら、いつもの素股を強請る。しょうがねぇな、と言いながらあいつは指を引き抜いた。
そのままゆっくり押し倒されると、太腿を閉じ、誘う。
「きて♡」
「はー、そう言うのどこて覚えてくるんだよ」
「ふふ、せんせにはないしょ♡」
ぎゅうっと抱きつき、揺さぶられるがままに、快感を貪った。
中2の夏休み
外でじわじわと蝉が鳴いている。中学も2年生になった俺は、何故だかまたあいつのとこにいた。
告白は確かにしたし、両思いなのもわかった。付き合いはしたけど、小学を卒業してそのまま疎遠になるんじゃないかなんて不安に思ったりしたのが嘘みたいに、週末は相変わらずあいつの家に入り浸っていた。
「今日外32℃だってよ。最近暑すぎるよな」
冷房をガンガンに効かせた部屋で、アイスを齧りながらあいつが言う。
「こんなカンカン照りじゃ外行く気になんねぇよ」
「プールとか海とかさ、友達から誘われたりしないわけ?」
「んー、内緒」
別に友達がいない訳では無いし、小学ん時から仲の良い奴らもそれなりには居る。それでも、この部屋に来ることを優先してしまうのは惚れた弱みなんだろう。
あいつよりも先にアイスを食べ終わると、上目遣いで言う。
「なぁせんせ、そんなことより悪いコトしようぜ?」
「……まだ真っ昼間だぞ」
「いいだろ別に、どうせヤるんだから」
相変わらず俺達は爛れている。だって、多感な時にこんなこと教えられたらこうもなるだろ。
あいつの膝の上に座ると、食べかけのアイスに齧りついた。
「あ、こら。それ俺のだぞ」
「食べんのが遅いんだよ」
「もうちょい待ってくれって」
俺に食べられないために一気にアイスを食べたあいつは頭が痛くなったのか眉間に手を当てていた。ざまあみろなんて笑いながら、あいつの顔を覗き込む。
「なぁせんせ♡」
「後で泣いても知らないからな」
舌を出して待っていると、あいつがしゃぶりついてきた。アイスのせいでまだ冷たい、ほんのりソーダ味のする舌にこちらも絡みつけば、冷房で冷えた身体がかっと熱くなる。
「ふっ、んんっ……ちゅっ、」
「はあっ、可愛いなぁ……」
「うっせぇっ」
シャツの中にあいつの大きな手が入ってくる。脇腹を撫でられ、身体がぴくっと跳ねた。擽ったいけど、気持ちよくって、目を閉じる。
啄むようなキスを何度もしながら、焦らすように這い回る手に身体が勝手に反応する。
「ぁっ、んんっ……擽った、い」
「擽ったいだけの奴の声じゃねぇんだよなぁ」
脇腹を撫で回していた手が、つつーっと胸の突起へ伸びる。最初は擽ったかっただけのそこも、何度も繰り返し刺激されるうちにいつの間にか快感を拾うようになっていた。
そこをゆっくり撫で回され、思わず声が漏れる。
「んあっ、ぅ……はぁっ」
「ははっ、良い声」
「そこ……あんま触んなっ」
「気持ちいいだろ?」
かしかしと指先で擦られ、じくじくとそこが疼く。わかってるくせに聞きやがって、ばぁか。
「あっ、んんっ……気持ちいけどっ」
「けど?」
「うっ、でもっ、せつないっ……ちんこ触って」
切なくて腰が勝手にかくかく揺れる。あいつの太腿に陰茎を擦り付けるように刺激すれば、ふふっと笑われた。
「ベッド行くか?」
「ん、」
小さく頷けば、そのまま抱きかかえられた。成長期で大分重くなってきているはずなのに軽々抱えられ、心の中でゴリラかよ……なんて思う。
「今余計なこと考えたろ」
「なんでわかるんだよ」
「これだけ一緒にいたらわかるっての」
頬にキスを落とされ、かあっと顔が熱くなる。ベッドルームへ着くと、真ん中にとさり、と落とされた。
シャツを脱いで覆い被さってくるあいつと目が合う。獣のようなギラついた2つの目が、俺を見ていた。
「っ、」
「誘ったのはエドだろ?」
「そうだけどっ、」
あっという間に着ていたシャツを脱がされ、胸の突起に舌を這わされる。空いた手でもう片方の突起も刺激され、口から声が漏れた。
「あぁっ、……んっ、やだ、そこばっか」
「ちんこ触って欲しいんだっけ?」
ハーフパンツの上から、勃ち上がった股間を撫でられ身体がびくっと跳ねる。胸と一緒に触られると気持ち良くってすぐイキそうになる。
「いっ、……あっ!やだぁっ直接触ってっ!」
「んー?」
聞こえないフリをしながら布越しに扱かれ、気持ち良くって首を横に振った。このまま触られてたら本当に出ちまう。あいつの手を掴み、やめさせようと力を入れるが、上手く力が入らない。
「っ、イクぅっ、はなしてっ」
「しょうがないな」
そう言うと、ぱっと手を離されイクにイケなかった。ぜぇぜぇと肩で息をしながら、のそのそとハーフパンツを脱ぐ。下着に先走りが染みて色が変わっているのが恥ずかしくて、言われる前にそれも脱いで放り投げる。
「せんせ、触って欲しい」
「ほら、欲しいって言うだけじゃ駄目だって教えたろ?」
「あっ……」
起き上がり、あいつのズボンに手を掛ける。チャックを下ろし寛げると、そのまま陰茎を取り出した。
「舐めれるか?」
「ん、する」
勃ち上がったそれに、恐る恐る手を這わせる。ビクビクと震えるバカでかい陰茎にキスをして、そのまま舌で裏筋を舐めた。しょっぱい独特な味が口に広がる。
「んんっ、まずっ」
「はぁ、でも好きだろ?」
「うるせぇっ」
滲み出る先走りを舐め取りながら、尿道口をぐりぐりと刺激すればさらに滲み出てきたのでそれも舐め取る。気持ち良く出来ているかわからなくて見上げれば、耐えているような表情のあいつと目が合った。
よかった、大丈夫そうだ。
「っ、はぁっ……エドも気持ちよくなろうな」
「あうっ!」
ふるふると震えていた陰茎を指で突かれ、びくっと身体が跳ねた。先走りを絡めて扱かれ、さっき寸止めにされたせいですぐにでもイってしまいそうだった。
何もせずイかされるのが嫌で先端にしゃぶりつき、口に入らない部分は指で刺激する。
「っふ、う、んんっ……」
「んっ、そうそう、上手くなったな」
「っ♡」
空いた手で頭を撫でられ、身体がびくっと跳ねた。嗚呼、気持ちが良い。溶ける。
敏感な先端を手のひらで撫でられ、腰が抜けそうになった。だばだばと先走りなのか精なのかもわからない液体が零れて、あいつの手を汚していく。
「ふあっ、まって、イッちゃっ!」
「いいぜ……イケよ」
「っ〜〜〜!!」
耐えきれなくて思わず口を離し、ビクビクと身体を震わせ、あいつの手の中で果てた。陰茎からびゅくびゅくと白濁が放たれる。へたり込みながら、あいつの陰茎に頬擦りをした。どうしようもなく興奮する。俺でもっと気持ちよくなって欲しくて、余韻に身体を震わせながら続ける。
「ふーっ、ふーっ……」
大きすぎて全然口の中に入らないそれを嘔吐きながら喉奥まで咥え、指で扱く。苦しくて苦しくて、吐きそうで……でもその中に確かに快感を見つけてしまい涙が頬を伝った。
「はぁっ、そろそろ出るから口離せよ」
「んっ、いやら」
「っ!」
先端にぢゅっと吸い付けば、その時は来た。びゅくびゅくと口内に射精され、勢いに溺れそうになる。
「ぐっ、う……げほっ!げほっ!」
「だから言ったろ……大丈夫か?」
ティッシュを差し出しながら背中を擦ってくれるあいつにもたれ掛かりながら、吐きそうなのを何とか飲み込み、粘ついたそれを腹の中に落としていく。くそまじぃけど、満足感がすごい。
「けほっ、だいじょ、ぶ」
「良く飲めたな、偉い偉い」
「っ♡」
腹ん中が熱い。なんだか腹がじくじく疼く。何でだ、なんて思いながら、助けてほしくてあいつに抱き着いた。
「ねぇっ、せんせ♡はらんなかおかしい」
「っ、大丈夫か?」
「わかんねぇ、きゅうきゅうするっ♡」
あいつの肩に額を擦り付け、助けを乞う。どうしたら良いかわからない。すると、あいつがベッド横の棚から何かを取り出した。
「はぁっ、なにそれ……」
「ん?なんだろうな」
とろとろとした透明な何かを、たっぷり手に出すとそれを尻たぶに擦り付ける。ぼんやりと見ていると、あいつが耳元で囁いてきた。
「男同士はな、ここに挿入れるんだよ」
「っ……そんなのっはいらない」
それはちょっと知ってる。前にスマホで調べたら出てきた。でも、どう考えてもそんなの、挿入らないだろ。
「ゆっくり拡げてこうな」
安心させようとでもしたのか、ちゅっと額にキスを落とされる。腕の中でもぞもぞとしていると、とろとろな液体を纏った小指が、ゆっくり尻の孔をこじ開けてくる。
「ぁっ、う……っ!せんせ、それやだぁっ……」
「ん、やっぱキツイな」
ふるふると震えながらなんとか耐えているが、少し怖い。だって、そこは出口だ。何かが入って良い場所じゃない。
「っ、ふっ……う、……んんっ」
「ごめんな、ごめんな」
萎えかけた陰茎をゆっくり扱かれ、直接的な気持ちよさに一瞬意識が持っていかれる。瞬間、ゆっくりと引き抜かれ、ぞわぞわと鳥肌が立った。
「っ、?」
「抜くほうが気持ちいい?」
「あっ、わかんな、い」
「もう一回挿入れるな」
「ん、」
ゆっくり挿入された後、再度同じように引き抜かれ、身体がびくんと跳ねる。知ってる、これ気持ちいいって奴だ。
「あぁ……っ、んんっ!」
「良かった、後どのへんかな……」
「なに、探してっ」
何かを探すように指が這い回る。腹ん中を探られているようで、なんとも言えない感覚になる。もう良いだろ、と言いかけて、思わず身体を跳ねさせた。
「へあっ、?」
「見付けた」
「な、に、」
そこを撫でられると、ビリビリと言いようのない感覚が駆け抜けていく。気持ち良い。何だこれ、とあいつの顔を見ると、意地悪そうに笑っていた。
「小指だと流石に触りにくいな」
「やっ、あ!なに、うあ゛っ!♡」
「ここな、エドの気持ちいいところだよ」
あいつの肩にがりがりと爪を立てながら、感じ入る。これ、駄目なやつだ。気持ち良すぎておかしくなる。
「ひゃあっ!♡あ゛っ、ん゛んっ♡まって、とまってぇ♡」
「そりゃ無理だろ……つーか乱れすぎ。才能あんじゃないの?」
「なんのだよっ、あ゛♡いきたいっ、ね、いつものがいい♡」
泣きべそをかきながら、いつもの素股を強請る。しょうがねぇな、と言いながらあいつは指を引き抜いた。
そのままゆっくり押し倒されると、太腿を閉じ、誘う。
「きて♡」
「はー、そう言うのどこて覚えてくるんだよ」
「ふふ、せんせにはないしょ♡」
ぎゅうっと抱きつき、揺さぶられるがままに、快感を貪った。